Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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出張の準備
 出張前の原稿の入稿をすべて終え、校正なども一応ひと段落した段階で、ようやくスーツケースに荷物を詰めることになった。
 今回のシドニーは、初めてのことだらけで、服装がちっとも決まらない。
 辻井伸行のコンチェルトとリサイタルの両方を聴きに行き、インタビューもある。そういうときの服装は、スーツに限る。
 ただし、夜のコンサートゆえ、かなり寒そうで、革のコートも持参することにした。
 でも、日中は最高が21度くらいだから、薄いトレンチが一枚あれば大丈夫だと判断し、それに合わせたラフな格好にすることにした。
 出張は、まず服装が決まらないと、どうも落ち着かない。
 ようやく着回しできる物を詰め、あとは靴とバッグを決めた。
 実は、オーストラリアに住んだことのある人が、みんな「サングラスを忘れないように」と口をそろえていう。そのため、先日急いでサングラスを買いに行った。
 でも、お店の人が「ありふれた物ではなく、ちょっとおしゃれで、東京の夏でも使える物がいいんじゃないですか」というため、ついあれこれフレームを選んでしまった。
 ようやく決まったのは、フランスの女性デザイナーがデザインしたグリーンを主体としたフレームで、レンズの色はブルーグレーにし、少しだけ近視用の度が入っている。
 それを18日までに間に合わせるため、メガネ屋さんはあちこちに電話をし、「超特急で作ってもらうことができそうです」と、熱い調子でメーカーの話を伝えてくれた。
 注文したのは日曜日なので、なか3日で完成させてくれたことになる。
 今日は、それを受け取りに行ったが、なかなかいい仕上がり。メガネ屋さんも、「こういうサングラス、ちょっとないですよ〜」「みんなに自慢してくださいね」「もう、ここからかけていってください」と、またまた熱弁。
 自分のところの商品をこれだけ自信たっぷりに褒めるところが、なんともオカシイ(笑)。
「このサングラスを連れてシドニーに行ってきます」といったら、「僕も連れて行ってください。貨物入れでもどこでも」とジョーク。お店の人たちと大笑いしてしまった。
 今日の写真は、その美しいフレームのサングラス。仕事を全部終えて用意にも時間がかかり、疲労困憊していたが、メガネ屋さんの陽気でていねいな対応に、心がなごんだ。




 
| 日々つづれ織り | 22:36 | - | -
きゅうりの梅あえおかか風味
 夏はきゅうりがおいしい季節である。
 八百屋さんの店頭に、みずみずしいきゅうりが山盛りになると、かならず作るのが「きゅうりの梅あえおかか風味」。
 これは常備菜としてたくさん作っておくと、さっと食卓に出せて便利である。
 しかも、お酒のおつまみにもいいし、白いごはんにも合い、きゅうりがパクパクたくさん食べられる。
 きゅうり3本は乱切りにして、ボウルに入れ、酒としょうゆ少々を混ぜておく。あらかじめ塩もみしてもいいが、時間のないときは、簡単に下味をつけるだけでOK。
 これに梅干し大1個のみじん切りを加え、手でざっくり混ぜる。
 私は、「手は最高の調理器具」だと思っているため、結構手を使う。
 ここにかつお節(私はまぐろ削りを愛用)を片手いっぱいくらいほぐしながら加え、さっと全体を混ぜたらできあがり。
 簡単でしょう。でも、とってもおいしいんですよ。
 これから夏バテして食欲のないときや、何かもう一品ほしいときにすぐ用意できて便利だ。
 これは梅干しの選び方によって、味わいが大きく変わるため、ぜひ果肉の豊かな上質な梅を用意してくださいな。
 今日の写真は、常備菜用にたくさん作った「きゅうりの梅あえおかか風味」。おにぎりの友としても最適かも…。




 
| 美味なるダイアリー | 22:02 | - | -
全仏オープン
 今期、好調なスタートを切り、現在のクレーコートシーズンをスキップしているロジャー・フェデラーが、5月28日に開幕する全仏オープンを欠場すると発表した。
 全仏オープンは、昨年に続いて2年続けての欠場。「ツアーでこの先何年もプレーするには、クレーコートシーズンは出場せず、芝とハードコートのシーズンに向けて準備するのが最善と判断した」と説明している。
 昨年のケガから復帰し、全豪オープンとインディアンウェルズ、マイアミと優勝を飾り、往年の強さが戻ったといわれているフェデラー。しかし、彼はクレーコートはからだへの負担が大きいと判断し、すでにウィンブルドンに照準を合わせているようだ。
 今日のニュースを聞き、私の脳裏には2007年のノルウェー出張のときの様子が蘇ってきた。 
 このときは、グリーグの足跡をたどり、ベルゲンからフィヨルドを北上してロフトフースまで足を延ばしたのだが、そこではグリーグの作曲小屋が庭に移築されているホテル・ウレンスヴァングに宿泊した。
 そのときの模様は、単行本「北欧の音の詩人 グリーグを愛す」に詳しく綴ったが、この本には書かなかったことがある。
 実は、ノルウェーにいったのは、5月28日から6月7日。ちょうど全仏オープンの開催時だった。
 ベルゲンにいたときは忘れていたのだが、ロフトフースのホテルでニュースを見ようとテレビをつけたら、なんと、フェデラーの試合の真っ最中だった。
「あらら、どうしよう。これは応援しなくっちゃ。でも、取材に出かけなくてはならないし…」
 ほんの短い時間だったが、ロフトフースでフェデラーを観戦するとは思わなかった。
 私はホテルの部屋の写真を撮ることはほとんどないが、このときはあまりにも窓の外の景色がすばらしいため、少しだけ撮影した。
 こういう景色を見ていると、どこからかグリーグの曲が聴こえてくる感じがする。フィヨルドは、海でも湖でも川でもない不思議な存在。氷河によって削られた谷に海水が流れ込み、氷の爪あとのようなフィヨルドが形成された。波はほとんどなく、鏡のような静かで透明感あふれる水である。
 今日の写真は、ホテルの部屋とテレビに映っているフェデラー、そして眼下に見られるグリーグの作曲小屋。この小屋が見える部屋を用意してくれたホテルのオーナーに、ひたすら感謝である。







 
 
 


| 麗しき旅の記憶 | 17:19 | - | -
佐藤俊介
 ヨーロッパ在住のヴァイオリニスト佐藤俊介は、2013年より名門古楽アンサンブルのオランダ・バッハ協会のコンサートマスターを務めている。
 その彼が、長年に渡って音楽を監督を務めているヨス・ファン・フェルツホーフェンの後任として、2018年6月1日に同協会の音楽監督に就任することになった。
 2021/22年シーズンに創立100周年を迎えるオランダ・バッハ協会は、33歳の若き音楽監督(就任時)を迎えることになり、日本の若手演奏家が音楽監督に就任するのは異例のこととなる。
 佐藤俊介は1984年東京生まれ。2歳のときに才能教育教室でヴァイオリンを始め、4歳から父親の米国留学のために渡米。ニューヨーク、そしてパリで学び、国際コンクールでも好成績を残している。
 なかでも、2010年7月にライブツィヒで開催されたヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールのヴァイオリン部門(バロックとモダン楽器奏者を合わせて審査)において銀賞と聴衆賞を受賞したことが記憶に新しい。
 その後、録音にも積極的に取り組み、近年では世界初のガット弦による「パガニーニ/24のカプリース」(ユニバーサル)をリリースしている。
 佐藤俊介はソロ、室内楽、オーケストラでの演奏と幅広く活躍しているが、オランダ・バッハ協会では何度も指揮も行っている。ただし、指揮者として前に立つ形ではなく、コンサートマスターとしてのポジションで弾き振りを行っているのである。
 バッハは、ヴァイオリニストまたはチェンバリストとしてオーケストラのメンバーたちをリードしながら指揮していたとされる。佐藤俊介は、まさにその形を引き継いでいるようだ。
 彼は「コンサートマスターとして、オランダ・バッハ協会で演奏をスタートした日から、物怖じせずのびのびと演奏できました。すばらしい音楽家が集まってひとつのチームとなっているオランダ・バッハ協会は、ヨス・ファン・フェルツホーフェンが35年間じっくりとプロに仕上げた名声ある楽団です。この理事会と同僚の楽員たちが私を選んでくれたことは、とても光栄で嬉しいです」と語っている。
 実は、もうかなり前の2008年2月、「朝日カルチャーセンター」の「グリーグを愛す」と題する講座で佐藤俊介とトークを行ったことがある。
 インタビューでは何度か話を聞いていたが、こうした対談形式は初めて。もちろん演奏も披露してもらった。
 当時もすばらしい才能の持ち主だと思ったが、あれからより成長し、いまや偉大なポジションを任されるまでになった。感慨ひとしきりである。
 佐藤俊介は6月にコンサートで帰国するため、そのときに久しぶりにインタビューをしたいと思っている。きっと自信に満ち、成熟した様子が見られるに違いない。演奏と話が楽しみである。
 今日の写真は、佐藤俊介のオフィシャル写真。(ⓒ Yat Ho Tsang)


 
| 情報・特急便 | 21:44 | - | -
とらや牛肉店
 いつもお肉料理が食べたくなると、すぐににしおぎ北銀座街の「とらや牛肉店」に出向く。
 このお肉屋さんは、平日でも夕方近くなるとほとんどの商品がなくなってしまうため、なるべく早くいかなくてはならない。
 しかし、そこは個人商店のいいところ。
「エーッ、今日はもう合いびき肉は終わっちゃったの?」
「豚赤身肉の薄切りは、もうないんですか?」
 こんなお客さんの声に応えて、「ちょっとお待ちいただければ、作りますよ」といってくれる。お店の奥で、すぐに用意してくれるのである。
 今日も雨のなか、3時過ぎにいったら、半分以上の商品が売り切れていた。
 西荻に引っ越してから、ここのお肉以外は買わなくなってしまった。それほどおいしいし、ていねいに作られている。
 豚の赤身ひき肉はほとんど脂がないし、牛のしゃぶしゃぶ用のお肉も、豚のひれ肉も、すき焼き用のお肉も、すべておいしくて安心して食べられる。
 牛カツやシャリアピンステーキなど、下ごしらえがしてあって、あとは家で焼くだけという商品も人気だ。
 日曜日がお休みのため、土曜日にいってまとめ買いすることも多い。
 とにかく、毎日新しいお肉が店頭に並び、その日のうちに売れてしまう。
 そしてひき肉を買うだけでも、売り切れていると嫌な顔ひとつせず、すぐに挽いてくれる。こんなお店、なかなかあるものではない。
 というわけで、私は自分でいうのもなんだが、常連さん(?)だ。家族経営のようで、みんなと顔見知りになっている。
 今日の写真は、とらや牛肉店の外観。牛肉店の名の通り、各地の牛肉をより合わせた「合わせ切り」というお肉があり、お買い得である。


 
 
 
| 西荻はおいしい | 22:36 | - | -
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