Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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喜田屋
 西荻には、長年伝統的なレシピで和菓子を作り続けているお店がいくつかある。
 なかでも、北口のにしおぎ北銀座街にある老舗の喜田屋は、人気が高い。
 ここは和菓子ひと筋の年輩の職人さんが餡から作っていて、一日に販売される数も限られている。



 もっとも貴重なのが、豆大福。これはほとんんど午前中に売り切れてしまうため、なかなか購入することができない。
 私が気に入っているのがおしるこ用の餡で、つぶあんとこしあんがあり、年末年始の期間限定で販売される。
「うちはね、市販の餡は使っていない。北海道の小豆100パーセントを用い、豆から煮ていく。だから、数多くは作れない」
 いつも店頭に並ぶお菓子は数が限られていて、それもすぐに完売してしまう。
 運よく豆大福を手に入れることができたときは、本当にうれしい。
 以前、ある事務所で本の打ち合わせがあり、そのときは私以外はすべて男性だったのだが、この豆大福を買っていった。
「甘いもの、苦手な人いますか」
 と、聞いたところ、みんな大好きだという。そこでこの豆大福を出したら、みんな「ウワーッ、こういうの食べたいんだよ」「ふだん、なかなか食べられないねえ」「男だって、大福には目がないんだよ」と大騒ぎ。
 みんな口のまわりを粉だらけにしてパクつき、「うま〜い。うますぎ。お茶、お茶、お茶くれえー」と叫んでいた。
 喜田屋は職人さんがひとりゆえか、お店にときどき顔を出すおばあちゃんいわく、「おじいちゃんが仕事ができなくなると、店はできない」といっていた。
 ずいぶん前に一度、その職人さんが病気で倒れたことがあり、長い間お店は閉じられていた。みんな、お店の前で張り紙を見て、肩を落としていたものだ。
 ようやくお店が再開したが、やはり数は限られている。先日、餡を分けてもらうことができ、おいしいおしるこを作ることができた。
 今日の写真は豆大福と、これも人気のお赤飯。豆大福の餡は甘さが抑えられた上品な味で、ほどよい塩気の赤えんどうまめがぎっしり入っている。皮や餅もすごく薄くて、とろけるよう。ひとつ食べただけで、ずっしり満足感。
 ずっとこの逸品が食べられるといいのだが…。職人さんの健康を祈願して…。


 
| 西荻はおいしい | 14:37 | - | -
フレンチカレー
 今日の午前中、諸般の事情により、ポズナンの出張がキャンセルとなった。
 昨日は、JALの国際便機内誌「skyward」のウィーン特集ページの原稿を夜中までかかって13ページ分仕上げ、編集担当者に入稿した。
 今日は、他の仕事を急ピッチで仕上げなくてはならないと意気込んでいたのだが、朝早く出張がキャンセルと決まった時点で、急に全身の力が抜け、まったく原稿に集中できなくなってしまった。
 不思議なものである。
 一気に書き上げなくては、と気持ちが高ぶっていたときはエネルギーがどこからか湧いてくるのに、出かけなくていいとわかったら、急に疲れがどっと出てきてしまった。
 というわけで、一向に仕事ははかどっていない。
 こういうときは、何か別のことに気持ちを向けてリラックスし、精神的におちつきを取り戻してから仕事に取りかかるしかない。
 そこで、すぐそばのカレー屋さんにカレーを食べにいった。すぐに食べ物の話になるところが、私らしいでしょ(笑)。
 西荻窪駅南口からすぐのところにある「フレンチカレー SPOON」というお店で、いつもどんな時間帯でも行列ができている。それを横目に見ながら、カウンター10席ほどの小さなお店だから、すぐに満席になるんだろうなと思って、ちょっと敬遠していた。
 今日は、思い切っていってみると、運よくすぐにすわることができた。
 ここは、フレンチ出身のシェフが作っているので、フレンチカレーと命名したそうだ。粉やバターを極力使用せず、2日間かけて仕上げるフォンドヴォーベースで6時間煮込み、さらに3日間熟成させるルーを用いている。
 カレーの種類は結構多く、ごはんは健康面とルーとのバランスを考慮して、13穀米を少し硬めに炊いて供している。
 最初は、これまで食べたカレーとひと味違うため、なんとなく不思議な感じがしたが、食べているといろんな複雑な味わいが口のなかで混ざり、クセになりそうな感じがした。
 なるほど、行列ができるのは、この味だったのね。
 食べ終わると、からだがポカポカしてきて、疲れが吹き飛ぶ思いがした。しめしめ、今日の選択は間違っていなかったゾ。
 今日の写真は、かぼちゃのクリーミーカレーと、ミートカレーの上に焼き野菜がたっぷり乗った野菜カレー。
 疲れているときや、風邪をひきそうなときは、こういうスパイスたっぷりのカレーが特効薬になるかも。
 今日の写真は、かぼちゃと野菜のカレー2種。お昼どきだったためか、どんどんお客さんが入ってきて、またたくまに外には行列ができていた。電車に乗って、他の場所から食べにくる人が多いのだろうか。すごい人気…。


 
| 西荻はおいしい | 17:27 | - | -
さんまの季節到来
 週末になると仕事が重なり、夕方までに疲労困憊。そんなときは、私のお助けレストランに直行する。
 西荻はおいしいお店が目白押しだが、オーガニック野菜を販売している長本兄弟商会の2階にあるバルタザールは、親しみやすいお店だ。
 古色蒼然としていて、レストランというより街の食堂という感じ。でも、味は最高だ。
 今日もいろんなお料理をいただいたが、なかでもお店のお薦めに目を見張った。
「いよいよさんまの季節がやってきましたよ。今日は、イタリア風カルパッチョ、和風のおさしみ、素朴な塩焼きのほか、いろんな料理を用意しています」
 店長兼シェフにこういわれ、このお店の特徴であるリクエストパスタを頼んだ。これはお客のリクエストにより、いろんなパスタを作ってくれるもの。そこで、さんまを使ったパスタを注文した。
 すると、出ました! ウワーッ、こんなすばらしいパスタになるんだ。
 和風のパスタが登場したのである。
 作り方を聞くと、まずさんまのワタを塩焼きしてワタ醤油を作っておく。これをソースのベースとし、ゆでたてのパスタにからめる。
 次にさんまをナマに近い感じでさっと炒め、なすも焼く。これらをパスタの上に乗せ、みょうが、しょうが、大葉の千切りをトッピングすれば出来上がり。
 いやはや、そのおいしいことったら。ちょっぴり苦めのワタのソースが絶品で、「う〜ん、こりゃ、まねできないなあ」と脱帽。
 いろんな野菜がたっぷり入ったお料理をいくつもいただいたので、すっかりからだが元気になった。
 食事の友は、スペイン産の赤ワイン。食後のオーガニックのミントティーで〆となれば、もう大満足。
 やっぱり、秋のさんまはおいしいなあ。
 今日の写真は、アイディア抜群のさんまの和風パスタ。でも、味を忘れないうちに、まねしてみようかな(笑)。

| 西荻はおいしい | 22:28 | - | -
一芯二葉
 日々の仕事のストレスから解放されるためには、パッと気分転換をする必要がある。
 西荻にはさまざまなカフェがあるが、私が心を癒すためにいくのは、北口の小さな路地の突き当りにある紅茶、日本茶、台湾茶の専門店「一芯二葉(いっしんによう)」。
 こここはお茶と自家製のスコーン、ケーク・サレ、ジャム、和菓子などが用意され、店主のこだわりが隅々まで息づいている。
 本当に小さなお店ゆえ、いつも満席。ようやく入れると、もう動きたくなくなってしまうほど、居心地がいい。
 茶葉やスコーンの販売も行っており、私は眼精疲労を軽減するためにブルーベリージャムを購入する。
 まず、席にすわると、デミタスカップのような小さなカップに入ったスターターが供される。今日は、入荷したばかりのネパールの秋摘みだった。
 台湾茶は、阿里山高原茶。紅茶は、アッサム。
 このお店のスコーンは、完全にオーガニックの材料で作られた逸品で、4種類ほどあり、いずれも絶品である。塩辛くなく、さっくりしていて、いくつでも食べられる。
 実は、つい最近、私の親しい友人が病気で入院してしまった。昨日、ようやくお見舞いができるようになったため病院を訪れたが、思ったよりは元気だったのでひとまず安心した。
 しかし、お花をもっていっても飾るのが大変だろうし、何が食べられるのかわからなかったため、手ぶらで顔だけ出した。
 すごく喜んでくれ、1時間以上もしゃべっていたが、私は疲れるのではないかとハラハラ。彼女は仕事が気になっているため、ずっと仕事の話ばかりしていた。
「いまは仕事のことは忘れて、早く治すことを考えなくちゃ。体調が戻ったら、仕事のことを考えればいいんだから」
 こういっても、仕事のことは頭を離れないらしい。
 今日、このスコーンを食べて、「そうだ、これだ!」と思った。とてもシンプル&やさしい味で、しかも自然の素材から作られているから、からだにいいはずだ。来週、またお見舞いにいくときは、これをもっていこう。
 今日の写真は、上からスターターとして出されたネパールのお茶。滋味豊かな味わいだ。次は紅茶、まろやかななかにもこくがあって、紅茶好きの私にはたまらない。スコーンは種類を選ぶことができる。台湾茶は何杯も自分で好きなだけ飲むことができるよう、電熱器とお湯が用意される。芳醇な香りとさわやかな味わいが、あとをひく感じ。最後の写真は、レトロなお店の外観。
 古い建物のなかでゆったり時間が流れ、そのなかでていねいに淹れられたお茶をたしなむ。これでストレスが吹き飛んでいく…。










 
 
 
 
| 西荻はおいしい | 17:11 | - | -
西荻に鞍馬あり
 原稿が重なると、ゆっくりお料理をしている時間がない。そこで、西荻のおいしいお店を探して、栄養補給を試みることになる。
 今日は、世の中の蕎麦好きに「西荻に鞍馬あり」といわれるお蕎麦屋さんにいってみた。いつも混んでいて、なかなか入れないお店だが、少し並んでようやく入ることができた。
 ここは、蕎麦好きの人たちのバイブルとも称される名著「ソバ屋で憩う」(杉浦日向子とソ連編著)の巻頭を飾る「特選五店」のひとつとして紹介されているお店で、こぢんまりとしているため、いつもお客でいっぱいだ。
 ちなみにその五店というのは、 浅草「並木藪蕎麦」、日本橋「室町砂場」、西荻窪「鞍馬」、高田馬場「傘亭」、山形県の旅籠町「萬盛庵」。
 お蕎麦は自家製粉手打ち蕎麦(十割蕎麦)で、有機栽培による材料を用いている。
 これまで食べたどのお蕎麦とも異なる上品で香り豊か、ほどよいこしがある。そばつゆもてんぷらも美味で、自然な味わい。
 何度でも足を運びたくなるお店だ。
 ランチ時を中心に営業しているためか、店内では昼からお酒をちびちび飲みながら、おつまみを頼み、ゆっくり食べている人が多い。
 場所は西荻の南口から1分ほどのところ。平日は11時30分から16時まで、土日祝日は11時30分から17時までで、水曜休みである。
 こういうお店が近くにあると、とても心強いが、なにしろ夜は開いていないため、なかなか行く機会がない。今日は土曜日なのに、すぐに入れてラッキーだった。
 写真は、温かいお蕎麦と海老のてんぷら。もうひとつは、冷たいお蕎麦と穴子一尾天。このてんぷらが、衣が薄くカラッとしていて、実においしかった。
 西荻に昼間の時間寄ることがあったら、ぜひ「鞍馬」へどうぞ。蕎麦好きは、やみつきになると思いますよ。




 
 
 
| 西荻はおいしい | 20:16 | - | -
自然な味を求めて
 最近は、添加物なしやオーガニックの食材にこだわったお店が多い。西荻にも、もちろんそういうお店はたくさんあるが、ちょっと足を伸ばして阿佐ヶ谷にいくと、私の大好きなお店がいくつかある。
 まず、Gelateria SINCERITA(ジェラテリア・シンチェリータ)から。ここはジェラート専門店で、イタリアの国際大会で3位に入賞した中井洋輔さんのお店。ショーケースには旬の果物を使い、ノンホモ低音殺菌牛乳、蜂蜜などを使用した16〜17種類の色とりどりのジェラートが並ぶ。
 毎月11日には新作が登場、四季を感じさせるジェラートに徹している。
 いまは、ピスタチオ、巨峰、和三盆、カカオなどがズラリ。近所の人のみならず、遠くから食べに来る人まで多くの人でにぎわっている。阿佐ヶ谷の中杉通りの一本西側の通りを北に進んだところ、阿佐ヶ谷北1-43-7である。
 もう一軒お薦めのお店は、お魚をおいしく食べさせてくれる定食屋さん。昔ながらのなつかしい感じのお店で、パールセンターの入口近くの左側。銀だらの西京漬けとか、さんまの塩焼き、まぐろのコロッケなど、本当にシンプルなお料理を出してくれる。これにごはんとおみそ汁、おしんこなどがついている。
 一度こういうお店に出会うと、毎日でも通いたくなる人が多いらしく、ひとりでふらりと訪れる人も多い。
 おひたしや和風サラダなどサイドオーダーもでき、定食を頼むとごはんとおみそ汁のおかわりができる。 
 今日の写真は、新鮮な味わいに一度でハマるジェラートのお店と、日本人ならだれでも通いたくなるおさかな定食のお店。
 今日は、「西荻はおいしい」の番外編。ホント、このふたつ、西荻にほしい!!
 


| 西荻はおいしい | 20:34 | - | -
バルタザール
 今日は、先日エレベーターでばったり会った「ぴあ」の担当者だったNさんと、西荻のバルタザールで食事会を行った。
 このお店は、オーナーの長本光男さんが昭和51年に始めたところで、1階は長本兄弟商会という自然食品店になっている。その有機野菜を使用したお料理が、2階のバルタザールで食べられるというわけだ。
 下のお店は、息子さんたちに譲り、長本さん自身は2階のレストランのフロアに立つ。写真は、ラフで自然な感じの長本さん。



 ここで供されるお料理は、どれもとてもからだによいものばかりで、個性的でシンプルで創造性に富むレシピにいつも驚かされる。
 Nさんもとても気に入ってくれ、オーナーとも話が合い、お料理にも大感激してくれた。
 ゆっくり食べながら、じっくり話し、久しぶりに有意義な時間を過ごすことができた。あまりにも話が弾み、私たちが一番最後までいるお客となってしまった。
 写真は、滅茶苦茶おいしかったとうもろこしのバター炒めと、海老の入ったサラダ。このドレッシングは、海老の殻のエッセンスが入っている。



 それから今日のお薦めの「にしゆたか」というじゃがいものポテトフライ。これも感動もののおいしさで、じゃがいもは甘く味わいが濃く、ちょっとガーリックの香りとほどよい塩味が効いている。この他にも、豆腐の味噌漬けや、ラタトゥイユ、焼きオニオンなど、さまざまなものを頼み、おしゃべりと同様、箸が進んだ。



 究極は、デザートである。いまの季節ならではの白桃のシャーベットととうもろこしのクレームブリュレ。ここは毎日メニューが変わり、旬の食材を使ったレシピが出てくる。お茶はからだの巡りがよくなるというものをいただき、ふたりとも、大満足の食事会となった。



 西荻に足を運んだら、ぜひここでヘルシーな食事を堪能してくださいな。私のお薦めです!
 
 
| 西荻はおいしい | 23:58 | - | -
ウッドストック
 若いころ、私がWOOD STOCK(ウッドストック)というニックネームを付けられたことは以前ブログで綴ったが、その名前が付いたカフェを見つけた。
 写真は、その看板。



 西荻と吉祥寺の中間に位置する場所で、カフェの建物の周囲には神社や公園があり、大きな樹木が多く、うっそうとした緑に囲まれている。
 写真は、カフェの入口。外でもお茶が飲めるようになっている。



 30年前にオープンしたそうで、アンティークな雰囲気がただよい、お店全体がガラス張りになっていて、緑がよく見える。
 実は、コーヒー・ハウスと名付けられていて、コーヒーが名物。他にスパイシーなカレーや、フルーツたっぷりのコーヒーゼリーもある。
 森のなかにいるような気分にさせてくれるこのお店、店主の女性がいろいろ気軽に話しかけてくれる。
 西荻から10分以上は歩くが、このあたりは武蔵野の面影が色濃く残り、雨の日に読書をしたり、緑を見ながらボーっとするのに最適。
 写真は、奥まった特等席。窓の外は緑一色で、自然と一体になれる。なんだか、ここだけ時間の流れが違う感じだ。

| 西荻はおいしい | 20:44 | - | -
一本堂
 西荻は、パン激戦区である。
 もちろん、大手メーカーのパン屋さんもいくつかあるが、個人商店も多い。それぞれ特色があり、窯焼き、手作り、オーガニックと、こだわりのパンを販売している。
 そのなかで、数か月前にこのパン激戦区に乗り込み、あっというまにファンを獲得してしまったお店がある。
 焼きたて食パンの一本堂である。
 三鷹店、烏山店に次いで西荻窪店がオープン。パンの種類は食パンだけ。その食パンも粉や焼き方の違いで3種ほどあり、さらにレーズンパンとごまパンがある。
 お店は、北口からまっすぐ一番大きな商店街(西荻北銀座街)を5分ほど進んだ右側。とても小さなお店で、いつもお客さんが並んでいて、道路まであふれている。
 特に、レーズンとごまの焼き上がり時間には、我先にと列に並ぶ。ふつうの食パンは切る枚数を聞いてその場でカットしてくれるが、レーズンとごまは中身が詰まっているため、カットはできない。
 この食パン、一度食べると、他のパンが食べられなくなるほどハマる。なにしろ焼きたてである。その日のうちにすべてが販売終了ゆえ、毎日焼きたてが並ぶというわけだ。
 先日、鎌倉に住む上の姉が西荻に遊びにきたときも、「食パンのおいしいのが食べたい」というので、案内したら、喜んで買っていった。そして、やはりハマった(笑)。
 これは表面だけカリッと焼き、バターやジャム、クリームチーズを塗ると、ほっぺたが落ちそうになる。なかはしっとり、フワフワで、香り豊かなパンである。
 今日の写真はお店の外観と、人気のレーズンパンとごまパン。食パンの好きな人は、朝食が楽しみになると思いますよ〜。








 
| 西荻はおいしい | 17:59 | - | -
散歩の達人
 先日の「Hanako」の西荻窪&吉祥寺特集に次いで、「散歩の達人」が西荻窪&荻窪特集を組んでいる。
 ここにも、おいしいお店がズラリ紹介されている。意外に、近くを歩いていても気が付かなかったカフェやレストラン、居酒屋、ラーメン屋、パン屋などこだわりのお店が多く、これからまたまた探訪の楽しさが増えた次第だ。
 こういう雑誌は、付箋を貼ってひとつずつチェックしておかないと、つい見逃してしまう。
 これから、休日は西荻探訪+吉祥寺+荻窪詣でと、忙しくなりそうだ(笑)。
 でも、実際に行ってみると、雑誌で推奨しているほどではなかったり、自分の味覚に合わなかったり、サービスがよくなかったりと、いろいろなことが判明する。
 そのなかで、本当に自分に合うお店を見つけていくわけだ。そして気に入ったお店があると、私は完全なリピーターになる。
 さて、「散歩の達人」に掲載されているお店はどうだろうか。ひとつずつゆっくり訪ねていこうっと。
 今日の写真はその雑誌の表紙。これは西荻のいまや名物となったカフェ、松庵文庫。絵になるから、表紙に向いているよね。


| 西荻はおいしい | 23:05 | - | -
魚庄
 西荻は昔からの小さな専門店が多く、町歩きでいいお店を見つけるとお店の人と仲良くなり、いろんな話を聞くのが楽しみだ。
 そんな大好きなお店のひとつが、北口の北銀座街をずんずんと進んだ右側にある、古い看板を掲げたお魚屋さん「魚庄」である。
 60年ほど前に始めたお店だそうで、先代から譲り受けた大将とその同級生の板前のような人のふたりで切り盛りしている。
 このおじさんふたりが妙にいい味を出していて、大将は長身でてきぱきしていてクール。この人がお魚を包んだり会計をしてくれる。
 もうひとりの板前のような、いわゆる職人風の人は、どんな面倒なことを頼んでもみっちり仕事をしてくれる。骨を取ったり、三枚に下ろしたり、たたきにしてくれたり、何でもござれだ。その手さばきの見事さにいつも見とれてしまうほど。
 この職人さんがとても話好きで、いまのイワシの状況や旬の魚情報をおしえてくれるため、聞いていてとても楽しい。そして、いつも何かしらおまけを分けてくれる。
 今日はてんぷら用に鯵とイカを購入したのだが、すぐに揚げられるよう、ものすごくきれいに処理してくれた。
 そしてお店のことをいろいろ聞いていたら、「おまけに生鮭入れといたからね。一緒にてんぷらにしてみて、うまいよ」といわれた。キャー、うれしい(笑)。
 私は鮭をてんぷらにしたことはなかったため、新しい発見をした感じ。鮭の味が濃厚で、ものすごくおいしかったからだ。
 魚庄のお魚は仕入れにこだわっているからか、種類はそんなに多くはない。でも、ひとつひとつがとても吟味されていて、新鮮且つ美味である。
 今日の写真はお店の年季の入った看板とお魚の並んだケース。残念ながら、ふたりは写真を撮られたくないということで、撮影はできなかった。
 よくドラマや映画に出てきそうな個性の異なるふたりで、お魚を買いにいくたびにレトロな雰囲気に心が和んでしまう。お店には新聞が切って吊り下げられ、竹の皮のような物で包んでくれ、計算はそろばんだ。お金はひもを引っ張ってカゴのなかに入れる。まさに、モノクロの映画を見ているよう。ずっとずっと長く続けて欲しいお店である。



 もう1枚は、揚げたばかりの生鮭のてんぷら。今日は春のいろんな野菜をてんぷらにしたが、鮭にはタラの芽とレンコンがよく合った。


 
 
| 西荻はおいしい | 22:44 | - | -
ポチコロベーグル
 西荻窪南口から徒歩3分ほどのところに、ポチコロベーグルという小さなベーグル屋さんがある。
 仲通街をまっすぐ進み、洋食屋「華」の右横にある階段を上った2階にあるお店で、よほど注意していないと通りすぎてしまう。
 ところが、おいしい物はみんなよく知っていて、午前中に10種類ほどのベーグルとバナナケーキなどのスイーツが焼き上がるのだが、午後になるともうほとんど売り切れ。最初は知らずに夕方いったら、買いたい物はすべて、見事なまでになかった。
 というわけで、ポチコロベーグルにいくときは、お昼までにいくに限る。
 私は、特にベーグルが好きなわけではなく、あまり堅いパンは好きではないのだが、ここのベーグルはなかがモチモチで、横にスライスしてトースターで焼くと、カリッとしてとてもおいしい。
 今日の写真は、お店の入口にある看板。



 もう1枚は、お薦めベーグル。朝食に最適のプレーン(ジャムとバターをたっぷりつけると合う)、らい麦いちじく(おやつにも向いている。これはクリームチーズを乗せると、すこぶる美味)、オニオンチーズ(これは、まさにワインやビールの友)。このほか、じゃがいもの入った物もあり、それもクセになる味わいだ。



 女性3人がてきぱき働いていて、接客もとても感じがいい。ベーグル・ファンはぜひ一度お試しあれ。
 
| 西荻はおいしい | 18:58 | - | -
松庵文庫
 西荻窪には、古民家を改造してカフェやレストランにしているところがいくつかある。
 2013年7月にオープンした松庵文庫もそのひとつ。音楽家が住んでいた築80年の木造家屋を残したいと、近隣の住人が買い取り、カフェとしてオープンした。
 1階は大きな庭に面したカフェスペース、こだわりの籠や蜂蜜や小物を扱うショップ、ガーデンルームがあり、2階はシェアルームとなっている。それぞれイヴェントなどで使用することが可能だ。





 駅から徒歩7分ほどの閑静な住宅街にあり、庭の大きなモチの木が目印。カフェには年季の入ったテーブルや椅子が置かれ、読書しながらゆったりとした時間を過ごすのに最適だ。



 駅から離れた場所なのに、いつもたくさんの人が訪れ、貸し切りの日もある。みんな、こういう時代の流れを感じさせる古民家の風情が好きなのだろう。
 お茶やお菓子も、とてもていねいに作られていておいしい。次はぜひ、ランチを食べにいこうと思っている。
 土曜日には農薬にたよらない野菜を売る場所が玄関先に作られ、元気な野菜が並べられる。
 モダンでスタイリッシュなカフェもいいが、気分がちょっとよくなく、どうも元気が出ないというときには、このカフェでボーっとする時間が必要だ。庭の木を見ているだけで、香り高いカモミールティを飲むだけで、ニュートラルな気分になれる。
 今日の写真は上から松庵文庫の外観と内部のショップ、モチの木、そして抹茶と黒豆と栗のアイスクリームケーキ&アップルクランブル。

| 西荻はおいしい | 22:15 | - | -
産直マルシェ
 ウチの近くで、日曜日に開かれている「産直マルシェ」。
 15時から18時までの間の販売で、前日収穫された有機野菜や無農薬&低農薬の野菜が主として千葉山武、九十九里地域より直送されてくる。
 今日は、長ねぎ、かぶ、ほうれんそう、キャベツ、娃々菜(わわさい ベビーはくさい)、ごぼう、みかん、手作りのこんにゃくと干しいもを購入した。
 こういう新鮮な野菜は、ながめているとみんな買いたくなって困ってしまう(笑)。
 でも、たくさん買いすぎて冷蔵庫に入りきらないため、早速いろんな野菜を使ってお料理をした。
 具だくさんの野菜スープ、おでん、きんぴらごぼう、はくさいの炒め物。でも、まだい〜っぱい残っている。
 来週からまたいろんなところに出かけなくてはならないし、原稿もあるから、作り置きしてある物がいくつかあると、安心する。
 今日の写真は、欲張ってたくさん買い込んでしまった野菜たち。しばらくこれらを前に、どんなレシピにするかじっくり考え、できる限り新鮮なうちに調理していかなくてはならない。
 でも、こういうのを考えるときって、本当に幸せ。
 また、来週も産直マルシェ、いっちゃおうかな。


 
 
| 西荻はおいしい | 22:29 | - | -
Re:gendo
 ライナーノーツで7000字というのは、結構な分量である。
 ビクターの「ショパン:主要ピアノ曲全集」というCD12枚組は、ダン・タイ・ソン、エヴァ・ポブウォツカ、イリヤ・ラシュコフスキー、ディーナ・ヨッフェの4人による演奏で、再発売であるが、全曲デジタル録音のひとつにまとまったセット物で、その解説原稿である。
 各々の曲目解説はすでに再使用が決まっており、私の原稿は「ショパンのピアノ曲について」という、自由なエッセイ。
 さて、何から書いたらいいのか。
 長い間あれこれ考えた挙句、ショパンの人生とピアノ作品をからめ、そこからショパンのピアノ曲の魅力が浮き彫りになる形で綴っていくことにした。
 だが、書き出したら、書いても書いてもちっとも文字数が進まず、こんなに分量が多いの、という感じ。
 途中で何度も挫折し、方向転換しようかなと考えたり、ここまできたからには初心貫徹と思ったり、紆余曲折があった。
 ようやく終わったら、疲労困憊。こりゃ、栄養補給をしないとあかんな、と思って、Re:gendo(りげんどう)にいった。
 テーブルが5席ほどのこぢんまりとした空間で、フレンチ出身のシェフが自然で繊細でからだにやさしい和食を作る。駅の南側の徒歩5分ほどのところに位置し、火曜日が定休日。もちろん、ランチもある。
 夜はコースのみで、9月のメインは秋刀魚の梅煮。すべてに野菜がたっぷり使われ、味付けは薄味で、その巧みな技にほれぼれする。
 まずは、写真でコース全般を紹介したい。夜の食膳〈9月の献立〉 芭蕉(ばしょう)と書かれたメニューだ。
 ゴーヤとパイナップルのお浸し、胡瓜の佃煮、茄子の胡麻和え。



 秋野菜のサラダ仕立て。これが出てきた時点で、もう感動の極致。なんといっても10種類くらいのお料理が、少しずつ所狭しと並んでいる。これとごはんだけでいいかも、というくらい。




 旬野菜の炊き合わせ じゃがいものすり流し。



 トマトときのこ 生姜酢ジュレ掛け。




 本日の料理(これが秋刀魚)、胚芽米の御飯、神西湖の蜆の味噌汁、漬物盛り合わせ。



 これにデザートがつく。抹茶のレアチーズケーキ 蓮のアイス、メロンのあんみつ 焼バナナアイス、黄パプリカのブラマンジェ パイナップルのシャーベットのなかから選べる。
 以上、コース全部をいただいたら、もうおなかがはちきれんばかりで、ヘルシーで野菜が多いのにもかかわらず、ボリューム感たっぷり。オーガニックの赤ワインとともに食したが、いやあ人気店のディナーは最高でした! 
 
 
| 西荻はおいしい | 23:12 | - | -
にしおぎおぶち
 先日、いつも飲み会をしているレコード会社の友人ふたりに誘われて、また夜中までおしゃべりをしてしまった。
 異なるレコード会社のふたりだが、私たち3人はどんな話をしてもツー、カーという感じで、女ふたり、男ひとりのこの3人組はなかなかいい取り合わせだ。
 ふたりが選んでくれたお店が、西荻窪駅の南口から徒歩5分ほどの和食の「にしおぎおぶち」。
 私が帰りやすいことと、ふたりがタクシーで練馬方面の自宅まであまり遠くないことを考慮した上でのお店の選定。
 もう席に着くなり、お互いにしゃべりっぱなしゆえ、いちいちメニューを見て頼むのは面倒だからと、おまかせコースにした。
 おさしみや酢の物、豚肉の角煮、えびの香味焼き、鯛めし、お味噌汁などが出てきたが、なかでもびっくりするほどおいしかったのが、とうもろこしの天ぷら。
 どうやって作るのかしらと思うほどきれいに薄くとうもろこしが切ってあり、それがちょっと塩気のある衣でカラリと揚げてある。
 これが出てきたときばかりは、3人ともおしゃべりが一瞬止まり、「う〜ん、おいしい」としばし食べることに集中した。
 このお店は以前から知ってはいたが、入ったことはなかった。お得な10パーセント引きのクーポンもあり、それを使って支払いをしたら、とてもリーズナブルな値段だった。
 午後7時に集まり、気がついたら午前1時を回っていた。午前2時までやっているそうだ。ゆっくり飲み、食べ、話すのにはピッタリのお店ですよ。
 和食のお店といっても堅苦しくなく、気軽な感じ。
 ふたりとも、「西荻って、いろんなお店があって、本当にいいねえ」といっていた。
 今日の写真はとうもろこしの天ぷら。芯を残さず粒のところだけをきれいに切るのって、どうやるのだろうか。
 今度いったら、ぜひ板さんに聞いてみたい。私のレシピに絶対に加えたいと思うほど、おいしかったので…。でも、企業秘密で教えてくれないかな(笑)

| 西荻はおいしい | 21:55 | - | -
寿屋
 おいしいお豆腐は、それだけでごちそうである。
 昨年の秋にも書いたが、今日は原稿の合間を縫って、私のお気に入りのお豆腐屋さんに出かけた。
 西荻北3丁目にあるため、家からは結構歩くが、そのかいがあるお店だ。
 今日はお店に着いたら、すだれが下りていて、紙に「ちょっと近くに出ています。すぐに戻ります」と書いてある。お客さんらしき女性がふたり待っている。私も待つことにした。
 しばらくすると、ご主人がマグカップを手に戻り、「あれえ、3人もいるの。いや、まいったなあ」といいつつ、接客。
 実は、最初に買いにきたとき、私はメールでチェックしていたため、お昼休みがあることを知っていた。11時30分から19時までの開店時間だが、13時から14時30分まではお店を閉める。これまで私が知っている町のお豆腐屋さんというと、お昼ころでも「こんにちは」と声をかけると、奥の方からお店の人が出てくる、という感じだった。
 そこで、つい「お昼に休み時間があるんですね」というと、この職人気質のご主人は、きびしい表情をしていった。
「お客さん、ウチはコンビニじゃねえんだ。昼飯くらい、ゆっくりと食わせてくれよ。みんなが寝ている明け方からひとりで働いて、豆から豆腐を作ってんだよ。昼休みくらい、あるさ」
 ヒエーッ、何も私はそんな非難めいたことをいった覚えはないんだけど…。本気で怒られ、縮み上がったが、それは次の話を聞いて納得。
 この「寿屋」豆腐店は、大正15年開業で、もう80年以上続けていて、彼が3代目だそうだ。代が変わると味が変わるのは当然だが、新しい物も作りたいと考えた。
 そのころ、関西の方のおいしい「ざる豆腐」を知り、それを買いに行って自分で研究し、ようやく納得のいく「ざる豆腐」ができた。それがいまの「寿屋」の人気商品というわけだ。
 このざる豆腐は、いわゆる昔のお豆腐の味がする。ボリュームもあり、濃厚で、かつお節やショウガの搾り汁を乗せ、おしょうゆをタラリとかけると、もうそれは美味。職人芸が伝わります。
 今日の写真は、陽を浴びてまぶしそうな顔をしているご主人とお店の外観。
「写真撮るなら、すだれを上げた方がいいかな」
 そういって商品が見えるようにしてくれた。いまでは、私ももう怒られなくなった(笑)。
 もう2枚の写真は、ざる豆腐と、生揚げと油揚げ。生揚げは外が香ばしい味わいで、なかはふんわり柔らか。ちょっと炙って薬味を乗せて食べるのが一番シンプルでおいしいけど、里芋やごぼうなどの根菜とお煮しめにしてもイケる。それから、何といってもやみつきになるのが、油揚げ。こういう手作りの中身のしっかりした油揚げには、なかなかお目にかかれない。
 他にはおぼろ豆腐やゆばもあり、ざる豆腐を揚げたざる生揚げというものもある。
 こういうお店はずっと続いてほしい。いつもちょっとこわごわ買いにいくんだけど、私は職人気質が大好きなので、いつもちょっとだけ話をしてしまう。






 
 
| 西荻はおいしい | 23:36 | - | -
清風園
 今日からまた、新しいコンテンツを増やすことにした。
 以前にも書いたが、わが町、中央線の西荻窪は、何十年も前から経営している古いお店が多い。
 代々店主が変わり、商品も時代に合わせて少しずつ変化してきたものの、古きよき時代の空気をしっかり残している。
 そういうお店をこれから少しずつ紹介していこうと思う。もちろん、新しいお店でお気に入りを見つけたら、そこも紹介したい。題して「西荻はおいしい」。
 まず、トップバッターは、北口駅前にあるお茶やさんの清風園。ここは創業以来76年目にあたり、現在は2代目のご主人と、その息子さんの3代目がお店を守っている。
 いつもお店にいくと、おふたりのおだやかで気配りの効いた対応に心が和む思いがする。昔、こういうお店があったよなあと、なんとなくなつかしい気分にさせてくれるのである。
 このお店でいま一番のお気に入りは、つぶあん入り抹茶もなか。いわゆる抹茶アイスである。猛暑ゆえ、買ってすぐに食べないと溶けてしまうため、お土産にもっていくことはできないが、きっとファンは多いだろうなと思う。1個、150円。
 ここにいくと、いつもおいしいお茶を入れてくれるのだが、夏は冷茶が出てくる。その香り豊かでおいしいこと。深いコクとあと味のよさがやみつきになるほどだ。あまりのおいしさに、それも買ってしまった。京煎茶、1100円。
 今日の写真は、お店の外観、2代目と3代目のおふたり、抹茶もなか、京煎茶。
 お茶好きの人にはこたえられないお店だと思う。お茶以外にもいろんな商品があるから、次はまた別のおいしい物を探そうと思っている。おふたりのやわらかな物腰と表情にも触れたいし…。








 
| 西荻はおいしい | 22:41 | - | -
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