Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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きみ家
 ようやく、週末の仕事がすべて終わった。
 こういうときは、無性に甘いものが食べたくなる。脳が疲れているからだろうか。
 先日、京都の銀閣寺の近くの鹿ヶ谷通りに、おいしい甘味処を見つけた。
 㐂み家という老舗で、名物は「豆かん」。自家製の寒天とたっぷりの赤えんどう豆に、とろりとかけた黒みつが絶妙にマッチ。手作りの素朴な味で、上に乗せたアイスクリームや果物ともよく合う。
 こういう和風カフェは、お客さんがみんな実にのんびりした表情をしていて、ついこちらも長居をしてしまう。
 お店の人もとても親切で、気持ちのいい応対である。
 ああ、あの豆かんが食べたいなあ。長時間集中していたため、仕事を終えると、こういう味がただひたすら恋しくなる。
 今日の写真は、お店の外観と、豆かんを使用したあんみつなど。
 ここのあんは、いかにも自家製という、素朴でしっとりした自然な味わいのあんだった。また、食べにいこうっと(笑)。 




 
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 22:11 | - | -
京都1周年
 昨年のゴールデンウィークの5月1日に、京都の仕事部屋の引っ越し作業を行ってから、はや1年が経過した。
 本当に早いものである。
 先日、京都のエキナカにあるホテル・グランヴィアの最上階のレストラン、ビュー&ダイニング コトシエールで記念日を祝った。
 ネット予約するときにちょっと記入しておいたら、デザートのお皿に「アニバーサリー」の文字を入れてくれた。さすが、気配りのホテルである。



 ランチでいただいたのは、前菜とパスタとメインとデザートだが、いずれもシンプルで飽きのこない味付けが印象的。加えて、盛り付けがとても美しい。







 京都の仕事部屋ができてから、ストレス解消がうまくなったような気がする。
 ただ、居場所を変え、部屋のテラスから京都の山並みをながめ、季節のおいしい物をいただく。これだけだが、心身がのびやかになる感じがする。
 今日はもう連休最後の日で、一日中原稿書きに追われたが、それでもいつもよりは疲れがたまっていない。
 まだ、京都の空気をまとっているからかもしれない。
| ゆったりまったり京都ぐらし | 21:44 | - | -
銀閣寺 東求堂
 連休の京都は、どこに行っても人、人、人。
 しかし、特別拝観は時間に限りがあるため、大混雑を承知で、今回は東山慈照寺、銀閣寺に出向いた。
 ここではふだん見られない東求堂の内部が特別拝観となっており、足利義政公の造営した東山殿の会所、与謝蕪村、池大雅、富岡鉄斎、奥田元宋の襖絵などを案内付きでじっくり見ることができた。
 慈照寺は観音殿(銀閣・国宝)と、白砂の砂盛り向月台、波紋を表現した銀沙灘、東求堂(国宝)が有名だが、西芳寺(苔寺)を模して設計された庭園と、その奥の山に広がる豊かな自然も見どころである。
 この山奥には、義政公がお茶をたてたときに用いた井戸が残され、いまなお水をたたえている。この展望台からながめる景色もすばらしく、銀閣寺と市街を一望できるように造られている。
 東求堂の内部は撮影禁止だったが、もっとも印象に残ったのは、義政公が日々書斎のように使っていたという部屋。障子を開けると、庭園を臨むことができ、いまは霧島つつじが満開で、額のなかの一幅の絵を観るような美しさだった。
 特別拝観はとても貴重で、やはりゆっくりと案内の人の説明を聞きながら見て回ることができるため、心に残る。
 今日の写真は、観音堂、向月台、銀沙灘、そして展望台からの絶景。ものすごく人が多いため、人の姿を入れずに撮るのは、ホント、至難の業だ。
 






| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:12 | - | -
彩席ちもと
 京都には、敷居の高そうな、値の張りそうな、格式のある京料理店がたくさんある。
 おいしい和食を食べたいが、なかなかそういうところには足を向けることができないと思っている人も多いはず。
 そうした人たちに、もっと気楽に京料理を食べてもらおうと考え、1994年に創業300年の本格京料理の本店、「京料理ちもと」の斜め向かいにオープンしたのが、「彩席ちもと」である。
 四条大橋の近くにある西石垣通に位置し、祇園の喧騒から一歩入った、しっとりした風情のお店である。
 ここはランチがお薦め。なかなか予約が取れないことで有名だが、コースのなかの「雪」4000円が絶品である。
 すべてのお料理が季節の旬の素材を使用し、味付けはいわゆる京風。
 まず、席に着くと、美しい香りと色合いの梅茶が運ばれてくる。次いで八寸として、筍や赤こんにゃくの木の芽味噌和え、鯛小袖寿司、花見団子、百合根、胡瓜チーズ、厚焼玉子、一寸豆、桜煎餅、長芋サーモン巻等が登場。もうこれを観ただけで、日本料理のすばらしさにうなってしまう。



 次いで御椀は、清し仕立。黄味豆腐と白魚、菜花が入っていて、そのおだしの美味なること。やはり、年季の入った職人芸を感じる。 



 造里は、鰹と文甲烏賊とあしらい。おしのぎは、飯むし。ふっくらとした薄味のもち米のごはんの上に、桜の花と絹さやが彩りを添えている。
 もっとも驚かされたのが、玉子宝楽。一見するとムースかスフレのようだが、中身は上品な茶碗蒸しのようで、見た目も内容も味わいも、「まいりました」のひとこと。生姜とともにいただく。



 もうこのあたりでおなかはかなりいっぱいだが、次いで焚合は、鯛煮付け、竹の子土佐煮、人参、木の芽添え。ここにきて揚物が登場。エーッ、そんなに無理と思っていると、桜海老のかき揚げ(玉葱、三つ葉、ヤングコーン)を藻塩でいただくと、結構入ってしまう。
 最後のごはんは、筍ごはんかちりめん山椒ごはんを選ぶことができ、赤出しと香の物が付く。
 そしておなかをなでまわしていると、水物が供される。桜羊羹とキウイフルーツである。この桜羊羹は、これまで食べたことのない、香り高くなめらかで滋味豊かな逸品。



 ここはぜひ、京料理の好きな友人に教えてあげたいと思った。夜はもう少し高くなるが、昼のコースは絶対お得である。
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 22:17 | - | -
渉成園
 仕事は、人間関係のストレスから逃れられないものである。先日も、原稿の件でひと悶着あり、極度のストレスに見舞われた。
 こういうときは、気持ちを切り替えるために自然のなかに身を置き、ニュートラルな心を取り戻すに限る。
 京都の仕事部屋のすぐそばに、名勝 渉成園―枳殻邸―という庭園がある。
 ここは四季折々の樹々や草花が生い茂り、小さな茶室などが残されている場所。東本願寺の別邸で、文人趣味にあふれる仏寺庭園として国の名勝に指定されている。
 広大な庭園を散策していると、自然に気持ちが落ち着き、内部に足を踏み入れただけで空気が異なるように感じる。
 いまは海外からの観光客も多く訪れ、朝からにぎわっているが、みんな手入れの行き届いた日本庭園の美しさと静けさに、ただ黙って見入っている。
 今日の写真は、渉成園の春を彩る風景。
 週末はこの癒しの場でしばし心身の休息を得、また闘いの場へと戻ってきた。さて、明日からまた戦闘開始である。







| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:22 | - | -
京都の抹茶風味を堪能
 私は抹茶の味が大好きなのだが、京都はさまざまな抹茶を使ったスイーツやお料理がある。
 いつも混んでいて、なかなか席にはすわれない京都駅SUVACOのなかにある、中村藤吉カフェの抹茶アイスはとってもおいしい。
 これは2階のカフェに入れなくても、1階のスタンドで購入することができる。
 抹茶のたっぷり入ったまろやかなソフトクリームに、甘すぎないあんと白玉が乗っている。



 もうひとつは、哲学の道の「小径」という和風カフェでいただいた、宇治ぜんざい。これはふつうのぜんざいとは異なり、抹茶が入っていて、とても風味豊か。
 こういう物ばかり探していては、太ってしまうなあと心配だが、京都に行ったときくらい「まっ、いいか、このくらい、許そう」と思って食べ歩いている(笑)。



 お寺でお抹茶を立ててくれるというと、すぐに参加してしまう私。
 本当に、京都でいただく抹茶は美味ですなあ。
 最後の写真は、猫好きの私が見つけた、哲学の道にいた白い猫。「写真、撮るよ〜」といっても、逃げたりせず、じっとポーズをとってくれた。


 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:26 | - | -
金地院
 京都の南禅寺塔頭のひとつ、金地院は、いま特別拝観が行われている。
 ここは小堀遠州の作による「鶴亀の庭園」が有名だが、今回は重要文化財の「猿猴捉月図」および「老松」を観ることができた。
 これは小書院の襖絵で、長谷川等伯筆。壮快な筆致のなかに柔軟さが見られ、味わい深く、いまなお生き生きとした雰囲気を醸し出している。
 ここでは、案内の人が数人の拝観者たちをさまざまな部屋へと案内してくれ、襖絵や部屋の用途を説明してくれる。
 京都三名席のひとつとして有名な、小堀遠州作による茶室八窓席も見学でき、同じく重文である方丈の狩野探幽および狩野尚信の筆による襖絵と、仏間の御本尊地蔵菩薩(鎌倉時代の仏師快慶作)も拝むことができた。
 京都は、特別拝観があちこちで行われているが、こういう時期にこそ、行きたいところがたくさんある。
 問題はそうした時期にうまく時間がとれず、なかなか行かれないことである。
 今日の写真は、金地院内部のしっとりとした階段や小径。





 そして「鶴亀の庭園。写真上が鶴島、下が亀島で、前面の白砂は宝船を象徴すると同時に海洋を表しているという。




 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 00:24 | - | -
晦庵 河道屋
 デヴィッド・ボウイは京都をこよなく愛し、古い旅館に泊まったり、老舗の和食屋さんに出かけたりしていたが、やがて数か月間、京都暮らしを楽しむようになったという。
 そのなかで、ボウイが何度か通っていたのが、中京区麩屋町にある芳香炉・別撰生そばの晦庵 河道屋。



 麩屋町通は、柊家と俵屋という2件の老舗旅館がある通りで、新しい建物に変っているところもあるが、古い家屋がそのまま存在している古式豊かで風情のあるところ。
 ボウイはこのあたりが大好きだったようだ。
 晦庵 河道屋は、外観も数寄屋造りの内部も昔のまま。のれんをくぐると、古い時代にタイムスリップしたような、なんだかなつかしい感覚に陥る。



 デヴィッド・ボウイは、このお店の天ざるを好んだそうで、私も今回は天ざるを注文。おそばは歯ごたえのある香り豊かな逸品で、天ぷらもパリッとしていてとてもおいしい。
 いずれも素朴で、上品で、飽きのこない味わい。
 お店の人によると、ボウイはこのあたりをいつも散歩していて、ふらりとおそばを食べに寄って、またふらりと出て行ったそうだ。
 いい感じじゃありませんか。
 私も、何度も通いたくなるお店となった。






 
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:05 | - | -
小松こんぶ
 京都は懐石料理が有名だが、そのなかから生まれた逸品が小松こんぶである。
 これは「京都雲月」が独自の焚き上げ方によって作り出したもので、口当たりのいいやわらかい昆布。
 白いごはんの上に乗せるとシンプルなおいしさが味わえ、お豆腐などに添えてもまた格別の味わいが堪能できる。
 素材は厳選され、懐石料理から生まれた最高の昆布である。
 私はふだん使いでふつうの袋入りを購入しているが、ご進物用に桐箱入りもある。
「あら、昆布」などと思って、気楽に包装紙を破ったら、桐箱が出てきて、いただいた人はびっくりするのではないだろうか。
 こういうのは、うれしいサプライズかもしれない。
 奥の深い京都の食文化。凝ったものもいいけど、こういうシンプルなものは飽きないし、いつでもそばに置いておきたくなる。
 最近では、東京のデパートでも置いているところがあって、買いやすくなった。
 今日の写真は、小皿に盛った小松こんぶ。ごはんの友にはもちろんだけど、日本酒のおつまみとして、つきだしのようにして最初に出すと、「エーッ、おしゃれ!」と喜ばれる。


 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 21:03 | - | -
伊右衛門サロン京都
 京都には、お茶の老舗が数多く存在する。
 それぞれのお店がカフェを併設したり、お茶の飲み方の講座を開いたり、スイーツの新商品を開発したりと、新機軸を打ち出している。
 京都三条烏丸にある伊右衛門サロン京都は、2008年6月にカフェを開設した。
 ここは地下鉄の烏丸御池駅からすぐ近くの、落ち着いた場所にある。いつ訪れても混んでいて、並んで待つ人が後を絶たない。
 このカフェの特徴は、ふっくら釜戸炊きごはんの朝食を用意していること。これが大人気で、朝から押すな押すなの長蛇の列だ。
 昼はランチタイムとティータイムがあり、もちろん夜はディナータイムもある。
 先日、ようやくランチの席に着くことができたが、まず冷やしたお茶が運ばれてくる。席は道路に面した部屋と奥の部屋に分かれ、どちらもゆったりした椅子の配置。みんな長居をしている。
 このときはお茶の入ったパスタと、抹茶ケーキをいただいた。





 ふと隣を見ると、男性がフルーツ盛りだくさんの抹茶パフェをうれしそうに食べていた。そうか、これがウリなのね、知らなかったなあ(笑)。
 このサロンは「お茶は生活文化をデザインする」「カフェを通じて新しいライフスタイルを提案していく」というコンセプトのもとにスタートしたそうだ。
 京都といえば、お茶。
 でも、次は朝8時からの朝食にぜひ来たいと思った。お店の奥に並んでいた釜戸がすごく存在感があったので。あの釜戸で炊くごはん、おいしいだろうなあ。早起きしなくっちゃね。

 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 22:27 | - | -
高台寺―圓徳院
 京・東山の高台寺、そして圓徳院は、何度訪れても心が洗われる感じがする。
 この北政所の終焉の地である圓徳院は、特に庭が美しく、廊下を歩いていると、ねねの小径が見える。


 ここではお茶を点ててもらい、庭をながめながら一服することができる。
 高台寺ほど混んではいないため、いつも心静かに自己と向かい合うことができ、私にとっては癒しの場となっている。





 高台寺は広いため、重要文化財をひとつずつゆっくり見て散策を楽しみ、そのすべてを堪能するにはかなりの時間を要する。
 観月台を経て臥龍廊を登り、霊屋にたどり着くと、眼下に京都の町が望める。
 高台寺の周辺はかなりの混雑でにぎわっているが、一歩境内に足を踏み入れると、静寂が支配している。
 また、季節の異なる時期に訪れると、味わいが変わるに違いない。

| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:02 | - | -
二条城
 世界遺産の二条城は、平成23年度からおよそ20年の歳月をかけて大規模な修理と整備を行っている。
 この偉大な遺産を次代に保存・継承していくため、いま「一口城主」という制度が設けられ、1000円から募金が可能。上は100万円以上まで、さまざまな段階の募金を募っている。実際にお城を訪ねなくても、いまはネットでも参加できるそうだ。
 1000円を支払うと、5つの記念バッジを受け取ることができ、子どもたちや海外からの旅行者にも好評だ。



 二条城は広大である。28棟ある文化財建造物のすべての修復が行われるようで、現在は一般公開していないところも多い。
 今回は庭を中心に、そぞろ歩きを楽しんだ。ここは松がとても美しい。





 実は、1月7日(土)の午後9時からNHKテレビの「ザ・プレミアム」で、「二条城〜戦国から太平へ〜」という番組が放映されるという情報を偶然見つけた。
 ふだんはテレビカメラが入れないところまで取材しているとか。これは、ぜひ見なくっちゃ。
 二条城に興味のある方、ぜひ見ましょうね。二条城は奥深いので…。
| ゆったりまったり京都ぐらし | 21:56 | - | -
京都のあれこれ
 明けましておめでとうございます。今年も、楽しいブログを書いていこうと思っています。ぜひ、寄ってくださいね。
 今年の幕開けは京都。何年ぶりだろうか、こんなにゆっくりできたのは…。
 これから何回かに分けて、年末年始の買い物、初詣をはじめお寺や神社巡り、そして京都のおいしい物など、あれこれ紹介しちゃいます。
 まず、町の話題から。京都は一年中混んでいるが、年末年始ほど人が多いのは見たことがない。どこにいっても人、人、人。お寺が混んでいるのはもちろんだが、お茶を飲んだり食事をするのもひと苦労。
 とにかく、どこにいっても行列だ。
 でも、その間隙を縫って目指すところにいき、お目当ての物を購入する。かまぼこの老舗、茨木屋の鱧一番(はもいちばん)である。
 茨木屋は明治2年創業の140余年の歴史を誇る老舗で、デパートや支店でも購入できるが、ここはひとつ、寺町三条の本店へと出向いた。



 ここから錦市場にいってお正月の食材を買おうとしたが、ものすごい混雑ゆえ諦めざるをえなかった。
 京都はあちこち歩きまわっていると、意外なところにちょっと興味深いお店があり、新しい発見がいくつもある。
 買い物の途中、バッグ屋さん(三条のマスターピース)を見つけて入ってみると、奥がカフェになっていて、中庭を眺めながらお茶が飲める。





 今回は町歩きのなかで、いろんな発見があった。神社やお寺も同様。それらを随時、紹介していきま〜す。
 私は今日から仕事始めなのだが、まだ頭のなかがのんびりしていて、締め切りの迫った原稿を書いていても、ちっとも焦らず進まず、ほんわかムード。
 明日からもう少し、ペースを上げないといかんなあ。
 
 
 
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 21:01 | - | -
京小座布団
 京都には歴史と伝統をいまに伝える老舗店が多いが、嵯峨嵐山にある手作り座布団のお店「プラッツ Platz」もそのひとつ。
 明治20年代に西陣で創業し、現在の場所に移ったのは平成2年。いまは手作り座布団ばかりではなく、生活雑貨と家具なども置いている。
 私が目をつけたのは、やはり座布団で、座椅子用の大きめの座布団ではなく、ふだん使っている椅子のクッションとして使う小さめのもの。
 嵐山のお店は雑貨好きの人であふれ、駅からちょっと距離があるものの、みんなお目当ての物を求めてやってくる。
 座布団はいろんな色があり、さまざまなサイズが展示されているが、オーダーもでき、布や形を選ぶことができるという。
 本当に、京都は奥深い。
 こういうお店を訪ねると、どんどん和風の物にハマっていく。
 今日の写真は、自宅の松本家具の椅子にクッションのように置いてみた京小座布団。モスグリーンが大好きな私は、2色のグリーンを選んだ。
 使い込んだ松本家具の古風な椅子に、ピッタリ合う感じ。和と洋の絶妙なマッチングですな(笑)。 


| ゆったりまったり京都ぐらし | 16:00 | - | -
にしんうどん
 京都は、うどんやおそばのだしの味が実に薄味でおいしい。
 私は関東の濃い味に慣れてしまっているが、本当は薄味のおだしの方が好きである。 
 以前、湯沢に仕事部屋があったときは、「しんばし」という人気店のにしんそばをよく食べにいった。 
 ここはいつも行列していて、私がいくのはたいてい週末ゆえ、長蛇の列。
「湯沢のおそばだったら、しんばし」といわれるだけあって、延々と待たされたものだ。
 そのお店のにしんそばは、手打ちのおそばもさることながら、にしんがとてもやわらかくて美味だった。
 京都では、手打ちうどんだ。数件ある「美竹」といううどんのお店には、このにしんうどんがある。
 ここは九条ネギを使っているのが特徴。だしのまろやかさ、うどんのモチモチ感、にしんの独特の味わい、そして九条ネギがマッチし、シンプルながら飽きないおいしさ。
 先日食べにいったときは、とても寒い日だったため、からたの芯から温まった。
 というのは、薄味のつゆを結構たくさん飲んでしまったから。
 お店の外に出ると、お稽古にいく途中だろうか、舞子さんの姿を見かけたのでついパチリ。1枚撮らせてもらった。
 今日の写真は、にしんうどんと美しい舞子さんたち。彼女たちは外国人に囲まれて、大変だった。




| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:14 | - | -
金網つじ
 京都は職人の町である。
 昔ながらの道具や工芸品を作っているところが多く、そういうお店を探して訪ねるのがたまらなく楽しい。
 高台寺南門通りに、「金網つじ」という金網工芸のお店がある。
 ここは、「生涯にわたって使っていただきたい“普段使い"の道具」をモットーに、茶こしや豆腐すくい、揚げ物の盛り網など、非常にこまかく編まれた金網の工芸品を販売している。
 すべて手作りのためかなり高価だが、ていねいに編まれた製品を見ていると、値段は関係なく、魅せられてしまう。
 高台寺や南禅寺は昔から豆腐料理が有名だったため、それに華を添えるような形で「菊出し」の技法を用いてこうした製品が生まれたという。
 銅とステンレスがあり、今回はステンレスの方を購入した。
 写真は、豆腐すくいと茶こし。茶こしの方は、目詰まりしたら直してくれるそう。さすがハンドメイドの精神である。
 さて、湯豆腐でもしましょうか。きっと、同じお豆腐でも、味が違うんだろうな(笑)。



| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:39 | - | -
石塀小路
 京都の高台寺の近くに、石塀小路と呼ばれる細い小路がある。
 ねねの道の途中、西に入る道で、石塀や板塀が巡らされ、道沿いの建物はほとんどが和風で、町家風のところもある。
 石畳もとても風情があり、静寂に包まれ、古式豊かな自宅をカフェや甘味処にして開放している家が3、4軒ある。
 ここにたたずむと、なぜかイタリアの古都が思い浮かび、アッシジやシエナの小道を歩いているような感覚に陥る。



 その一角にひっそりとお店を構える、紅茶専門店を訪れた。



 コーヒーが主流の京都で、おいしい紅茶を出すところは少ないが、ここは自宅をティールームにしていて、応接間に通されたような感じ。
 ゆったりとした椅子にすわって中庭を眺めると、日々の忙しさがスーッと霧散していく。



 お店では、レアチーズケーキやりんご入り焼きプリンなど手作りのお菓子もあり、紅茶も種類が多い。



 この石塀小路は、何度訪れても飽きない、京都らしい情趣をたたえた場所。こんなところに住みたいなあ、と思ってしまう。
 ただし、高台寺の入口近くに歩みを進めると、もう観光客がいっぱい。一気に喧騒に包まれる。石塀小路の静寂が嘘のようだ。
 
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:40 | - | -
遊禅革
 京都には、長い伝統に支えられた職人芸による物が数多く存在する。
 私が見つけたのが、日本が誇る京都の伝統染色技術「友禅染」の華やかで美しい色彩を牛革に施した「遊禅革」の小物類。
 友禅染は、元禄時代の京都の知恩院門前に宮崎友禅斎という扇絵師が住んでいて、友禅斎の絵がとても流行したことから、着物の絵柄集も手がけるようになったことが始まりだという。
 友禅斎の図案で染めた着物は、絵画のように華やかで人気を博したことから、「友禅染」と呼ばれるようになったそうだ。
 この洗練された色彩感豊かな友禅染を革製品に取り入れた遊禅染は、上品ではんなりした色彩を備え、京都の匠の技によるため、とても強い存在感を放っている。
 一度見ただけで、私はこの小物に魅せられてしまった。
 最初は長財布、次は名刺入れ、そしてカードなどを入れられる財布と徐々にそろえ、ようやく3つになった。
 革に染められているため、色落ちなどはまったくせず、本体もとても丈夫にできている。
 毎日使う物だから丈夫が何より。しかも、ハンドバッグのなかでいつも存在感を放ち、私の大切な友となっている。 
 今日の写真は、遊禅革の小物たち。名刺を出すときに、海外のアーティストに「それ、何?」「どこで買ったの?」と聞かれることが多く、しめしめ(笑)。
 そのつど、日本のすばらしさを宣伝している。


 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 22:38 | - | -
祇園川上
 京都の祇園に位置する花見小路通は、昔ながらの町家が並ぶ美しい通りである。
 ここは内外の観光客も多く、一日中にぎわっている。 
 その1本入った路地に、京都の割烹、祇園川上というお料理屋さんがある。ここは友人に薦められたお店で、今回は予約を入れて、昼食をいただいた。
 予約しておいたため、茶室のような個室を用意しておいてくれた。これにまず感激したが、お料理もそのおもてなしも、本当に心がこもったもので、またすぐにでも再訪したいという気持ちにさせられた。
 夜の懐石ではなく、ランチだったため、このお店の人気料理、ちょうちん弁当をいただいた。
「ウチは焼き物や御造りなどは、お客さまがいらしてからご用意しますので、少しお時間をいただきます」
 こういわれ、ゆっくり待っていると、すばらしいちょうちん弁当が登場した。二段になっていて、上に主たるお料理、下にごはん物が詰められている。
 ひとつずつていねいにお料理された野菜やお魚、お肉がびっしりと並び、それぞれ非常に味わい深い。
 京都ならではの白みそを使ったお味噌汁が添えられ、結構おなかにずっしりとくる量である。
 このお弁当は季節によって素材が異なるため、これを目当てに訪れる常連さんも多いそうだ。
 デザートに頼んだのは、水ようかん。これがまた、風情あるお茶椀に入ってきて、上に粗塩がパラリとかけてある。その絶妙の塩加減はこれまで食べた水ようかんとは、ひと味もふた味も違っていた。
 実は、このお店は紙のナプキンの替わりに、上品な小ぶりで薄手の手ぬぐいがさりげなく置かれていた。
 そこには季節の菊の花が描かれ、「川上」と書かれている。
「これ、オリジナルなんですか。購入することはできますか?」
 すごく興味をそそられた私は、お店の人に聞いてみた。すると、老舗の手ぬぐい屋さんに季節ごとに発注していて、そのつどいろんな絵柄のなかから選び、8月は「五山送り火の大文字」のデザインだったという。
 いやあ、ますます興味津々。でも、売り物ではないそうだ。
 それでも、私があまりにも気に入り、購入できないのが残念だという表情をしていたら、「よろしかったら、それお持ち帰りください」と、いってくれた。
「エーッ、いいんですか。ワーッ、ありがとうございます!」 
 ホント、ちゃっかりしているよねえ。懐石を食べにきたお客さんで、こんなに図々しい人はいないのではないかしら(笑)。
 そのお店の人は、帰り際、お店を出て路地を曲がるまで、玄関のところでずっとお見送りしてくれた。
 これぞ、京都。これぞ、日本のおもてなし。また、次は夜の懐石をいただきにいかなくっちゃね。
 今日の写真は味わいのあるお店の外観、彩り豊かなちょうちん弁当、創意工夫の水ようかん、そしていただいたというか、ほとんどぶんどってきた(?)手ぬぐい地のナプキン。








 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 22:56 | - | -
さくらアイス
 リオ・オリンピックで日本人選手の快進撃が続いている。
 今朝の男子400メートルリレー決勝は、燃えに燃えてしまった。
 4人ともすばらしい走りで、しかも予選よりもタイムが短縮している。
 今回のオリンピックをテレビ観戦して感じたことだが、最近の若いアスリートは国際試合を数多く経験しているからか、本番で緊張する様子があまり見られない。
 以前は、日本人は本番に弱いといわれていた。
 だが、今回は本番になると自身のベストタイムを出したり、ラウンドが進むにつれ、より強く早く美しくなっていく。
 本当に4年後の東京オリンピックが楽しみである。きっとチケットは早々に売り切れるだろうが、ぜひ何かの競技をナマで観たいと思う。
 この東京オリンピックは、「日本のおもてなしの心」が大切だといわれている。そこでひとつアイディアが湧いた。
 先日、京都の仁和寺の二王門前の和風カフェでいただいた「さくらアイス」がとてもおいしかったので、ぜひこれを日本の夏の風物詩として提供してはどうか、と考えたのである。選手村でも配ってほしい。
 東京オリンピックは、猛暑との闘いである。暑さと湿度の高さで選手も関係者も観客も相当にまいると思う。そんなときに「さくらアイス」があれば、日本の味が堪能できるのではないだろうか。
 これは、いわゆるさくら餅のような味わいで、さくらの葉かさくらの花の塩漬けが入っているような感じ。暑さがしばし忘れられ、しかも甘さと塩辛さのバランスがとてもいい。このお店では、アイスの下に、抹茶のカステラが敷かれていた。まさに、和のテイストである。
 会場で売ったら、飛ぶように売れると思うけどな。
 今日の写真は、その「さくらアイス」。まだ4年あるから、どこかのジェラートメーカーが作ってくれるといいんだけど…。


 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 22:03 | - | -
仁和寺
 真言宗御室派総本山の世界遺産に認定された仁和寺は、子どものころ両親に連れられて訪ねたのが初めてである。
 ここは、いつ行っても、重厚な二王門から奥に続く広い参道が印象的である。
 まず、御殿を訪れ、庭園と宸殿と書院をゆっくりと回る。
 写真は、宸殿の極彩色で描かれた襖絵。


 
白書院より南庭を眺めていると、日常を忘れ、時間を忘れ、ただ無の状態になる。写真は、回廊から庭を望むところ。



 一度、外に出て参道を歩いていくと、仁和寺の特徴である低木の御室桜が出迎えてくれる。桜の季節にぜひ訪れたいものだ。 
 やがて美しくバランスのとれた五重塔が姿をを見せ、威風堂々とした金堂へと歩みを進める。写真は、五重塔と金堂。





 今回は世界各国からの観光客が多く、みんな猛暑のなか、汗びっしょりになりながら写真を撮り、ゆっくりと見て回っていた。
 ここは観光地でありながら、恐ろしく混雑している感じではなく、比較的ゆっくり見ることができる。
 とにかく、夏の京都はものすごい暑さである。境内を歩いたり、バスを待ったり、道を歩いたりしているだけで、全身の水分が奪われていく。
 板敷の廊下にすわり、じっと庭園を眺めていると、自然の涼風をからだにまとうことができて、静けさとおだやかさに身も心も癒されるが、一歩外に出ると、途端に肌を射すような強い陽光にさらされる。
 そこで、仁和寺の二王門を出た正面にある茶屋で、涼を取ることにした。
 このお店でいただいたのが、「さくらアイス」。御室桜から命名しているのだろう。ほのかに桜の香りがする、とてもおいしいアイスクリームだった。
 次回はぜひ、桜を愛でたい。そして宿坊と食堂のある御室会館で、お食事をいただきたいと思う。なあんて、食べることばっかり(笑)。
 
 
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 22:50 | - | -
京都の五山送り火
 8月16日は、京都の五山送り火である。
 今日はテレビ中継があり、それを見ながらマンションのテラスでどこかの送り火が見られるのではないかと思ったが、京都の人もびっくりするほどの大雨に見舞われ、ナマの送り火を見ることはできなかった。
 まず、20:00に「大文字」が点火され、5分ずつずらして「妙法」、「船形」、「左大文字」、「鳥居形」と点火されていく。
 テレビでは特別番組を組み、各々の送り火にかかわる人々の様子、1年間の準備の仕方、送り火の歴史と伝統などを詳しく紹介していた。
 やはりこの地で味わう送り火の空気は特別で、先祖への感謝の気持ちが湧いた。
 来年こそ、早めに予約をして、いずれかのホテル、レストラン、ビルなどで鑑賞したいという気持ちになった。 
 それにしても、京都は毎日午後になると、どしゃぶりになる。雷が鳴ったり、はげしい雨になったりするが、しばらくすると嘘のようにカラリと晴れる。
 ところが、今日に限って夕方から雲行きが怪しくなり、送り火の点火時刻になったとたん、ザーザー降り。
 保存会の人たちの熱意と努力と根性で、それぞれの送り火は無事に点火され、五山すべてが無事に成功し、夜空に赤々と火が灯った。
 実に感動的な瞬間だった。
 さて、来年こそ、間近で見るゾ。
 観光局では、「五山送り火」の見える場所のリストを作っているため、それをもらってきて研究している。
 来年は雨が降りませんように…。
 
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 21:31 | - | -
伊藤若冲
 生誕300年を迎えた、江戸時代に活躍した画家・絵師の伊藤若冲(1716〜1800)が大人気である。
 京都・錦小路の青物問屋の長男に生まれ、やがて動植物を独自の手法で描く画家となった若冲は綿密な写生をもとに、幻想的で生き生きとした、写実と想像力を駆使した絵を生み出していく。
 京都の細見美術館では、同館の所有する屏風絵や掛け軸に描かれた絵、木版画などと個人所有の作品を集め、若冲展が開催されている。
 ただし、鶏を描いた作品が圧倒的に多く、鶏肉や羽の生えた物が苦手な私は、どうも鶏の絵ばかり続くと、「これは芸術だ」と自分にいいきかせなければならなかった。
 なかでも印象的だったのは、菊の絵と詩を描いた屏風。いずれの菊もまったく趣が異なり、黒一色の濃淡が実に繊細で美しい。
 ネズミの婚礼で、酔っぱらったお客たちが騒いでいる様子を描いた絵も、シュールレアリスムの様相を醸し出し、その遊び心に感服してしまった。
 孤高の天才画家と称された若冲は、84歳の長寿をまっとうしている。いくつかゆかりの寺があるようなので、次はそれらを巡ってみたいと思う。
 京都は、本当に奥深い。
 仕事部屋を訪れるたびに、さまざまな意味で感性を磨くことができる。これがすべて仕事にいかされるといいのだが…。
 今日の写真は、細見美術館の入口に置かれたポスター。やっぱりこれも、鶏だった(笑)。

| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:11 | - | -
晴雨兼用の傘
 京都は、職人の街である。
 この道ひとすじの職人さんがたくさんいて、それぞれこだわりの逸品を作り出している。
 いまは梅雨の季節ゆえ、雨傘が手離せないが、急にカンカン照りになることもあり、日傘も必要となる。
 この時期は、冷房除けのジャケットやカーディガンも手放せないため、出かけるときは荷物が多くなって困る。
 それゆえ、晴雨兼用の傘は必需品だ。
 京都には仏光寺の近くにsatou(parapluie de“merci”パラプリュ・デュ・メルシー)というオリジナルの傘やさんがあって、ここはほとんどがオーダーである。
 ただし、私は何カ月も待っていられないため、すでに出来上がったものを見せてもらった。
 すると、真っ先に目がいったのが、グリーンの晴雨兼用の傘。本当はモスグリーンが好きなのだが、これは鮮やかなグリーン。でも、組紐のようなもので傘をまとめ、持ち手は木作り。
 まさに願ったりかなったりの一品である。
 こまかいところまで神経が行き届いたすばらしい作りの傘で、傘入れに立てかけておいたら、すぐになくなってしまうほど魅力的。
「これにします!」
 といって購入したが、お店や建物の入り口にある傘立てには入れられないなあ、といっても傘を入れる袋もないし、と思っていたら、お店の人が「これでよかったら」といって、渋いブルーの布製の袋をプレゼントしてくれた。
 ああ、これで安心。どこか建物に入るときは、この袋に入れてしまえば、傘立てに入れずに済む。
 ながめればながめるほど、細部まで配慮の行き届いた傘である。今年の梅雨から真夏まで、この傘が私のお出かけの「友」となりそう。
 今日の写真は、雨と強い日光から守ってくれる晴雨兼用の傘。どこかに置き忘れでもしたら、泣くに泣けない(笑)。


 
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 21:22 | - | -
京野菜
 京都には、特有の野菜がたくさん存在する。
 私は錦市場が大好きで、ここは一日中いても飽きることはないと思うほど、興味深いところだ。
 昔から続いている魚、かまぼこ、卵、豆腐、乾物、お茶などの専門店が所狭しと並び、いまは連日押すな押すなの大混雑。
 季節の京野菜を並べている八百屋さんも、けっして素通りはできない。
 東京ではなかなかお目にかかれない珍しい野菜が多く、ついついお店の人に「これ、どうやって食べるの?」と聞いてしまう。
 いまは外国人の観光客も錦市場には数多く訪れ、だしまき卵やお魚のカルパッチョ、和菓子や揚げたてのコロッケなどをその場で頬張りながら、そぞろ歩きをしている。
 というわけで、京都は料理好きにはたまらない街である。
 私はいろんな食材をひとつずつ吟味しながら、「これはアーティスト・レシピに使えるな」「今度、この千鳥酢を使ってレシピを考えよう」とか、いろいろ考えながら楽しんでいる。
 今日の写真は、彩り豊かな京野菜がずらりと並んだ錦市場の八百屋さんの店頭。
 季節ごとに種類が変わるため、毎回新たな発見があって興味は尽きない。本当に京野菜は、美しい。こんなお店が東京にあったら、毎日通うんだけどねえ(笑)。


 
 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 22:34 | - | -
心とからだに栄養を
 21日(土)は、ミューザ川崎シンフォニーホールで佐渡裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団の演奏を聴いた。
 前半は、レイ・チェンをソリストに迎えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。レイ・チェンは、来日のたびに演奏を聴き、インタビューも行っているが、会った人みんなが彼のおおらかな人間性に魅了されてしまうほどのナイスガイ。
 演奏は、聴くたびにぐんぐん若芽が天に伸びていくような勢いを感じさせ、今回はそこに自信がみなぎっているのを感じた。
 このプログラムにも記事を書いたが、佐渡裕は、2014年5月デンマーク放送交響楽団の演奏会でレイ・チェンと初共演し、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏したそうだ。
 そのときに、レイ・チェンは作品に対して自分と同じアプローチを備えていると感じ、今回のトーンキュンストラー管弦楽団の日本ツアーのソリストに指名したのだという。
「レイとぼくは、初めて共演したときから意気投合し、その後もいろんな話をするなかで非常に親しくなった。いまや親友と呼ぶべき存在ですね」
 私のHPの「音楽を語ろうよ」のコンテンツでインタビューしたとき、佐渡裕はレイ・チェンについてこう語っていた。
 まさに今回の共演も、ベートーヴェンに対する思いが同じ方向を向いていた。
 それにしても、レイ・チェンの音楽の成熟ぶりは目を見張る。
 彼は約43分におよぶ長大なコンチェルトを一瞬たりとも弛緩することなく、オーケストラとの音の対話を楽しみながら、佐渡裕のタクトにピタリと寄り添い、ときにオーケストラをリードし、情熱的なベートーヴェンを披露した。
 後半は、R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」。このコンビによるデビュー録音でレコーディングした作品ゆえ、すっかり手の内に入った演奏だったが、全員が自分たちのもてる最高の音楽をしようという熱意が舞台からほとばしり、佐渡の熱血漢ぶりと相俟って、オーケストラ全体からうねるようなはげしい演奏が伝わってきた。
 この後、アンコールを聴くことなく、私は急いで会場をあとにし、川崎から新横浜に移動し、新幹線に乗って京都へ。
 たった1日半ほどの京都だったが、今回もお気に入りのお店に顔を出し、おいしいおそばをいただき、心身をしばし休めることができた。
 長年、清水産寧坂下の松韻堂に通い、陶器を求めているが、今回も小鉢と湯呑を少し購入した。
 ここのご主人いわく、最近はこのあたりの老舗がどんどん廃業し、新しいお店が増えているそうだが、そうしたお店もすぐになくなってしまうことが多いとか。
「住んでいる私たちが驚いているほどですよ。もうウチもいつまで続けられるかわかりません」 
 なんということか。清水あたりはいつ行っても大混雑だが、本当に老舗が数少なくなってしまった。でも、松韻堂はいつまでも続いてほしいと思う。
 今日の写真は、窯元の松韻堂の外観。緑豊かなお庭を眺めながらおそばをいただくことができる、よしむら清水庵。


 


| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:54 | - | -
京都の仕事部屋
 連休を利用して、仕事部屋の引っ越しを行った。
 いま、ようやく生活できるようになり、荷物の整理もほとんど終わり、ブログを再開できるようになった。
 段ボールの片付けなどの合間を縫って、昔から通っている嵯峨野の車折(くるまざき)神社を訪れ、以前借りた神石を奉納し、新しい神石をいただいた。
 この神社は、嵐電嵐山本線の車折神社駅に位置し、商売繁盛から芸能にかかわる人気運向上まで、さまざまなご利益があるとされる。
 以前は人影もまばらで、とても静かでゆったりとした空気が流れていたが、最近の京都の観光ブームも相まって、かなりの人が訪れていた。
 私も芸能というか、芸術にかかわる仕事ゆえ、以前から京都を訪れるたびにおまいりしていた。
 今回も無事に引っ越しが済み、京都ぐらしが始まったことを報告、これからの仕事がうまくいきますようにと祈願した。
 ここから嵐山に出たら、ものすごい人でごったがえしていた。外国人観光客も多く、いずれの神社仏閣もいろんな通りも、お店も超満員。渡月橋など、あふれんばかりの人だった。
 これから少しずつ京都のあちこちを紹介していきます。
 車折神社に行くために乗る嵐電という電車はローカル色豊かで、古い車体とゆったりしたスピードがなんとも風情がある。
 この電車にコトコト揺られ、神社に着いておまいりすると、願いがかなうような気になるから不思議だ。
 今日の写真は、車折神社の入口。何度も訪れているが、いつも神聖な気持ちになる。




 
| ゆったりまったり京都ぐらし | 14:00 | - | -
京都の仕事部屋
 朝から晩まで、休日返上で仕事をしていると、心身ともに疲弊してくる。集中力もなくなり、体力と気力も落ち、ストレスがたまる一方だ。眼精疲労もひどい。
 そこで、長年考えていたことを実行に移した。
 自宅の近くに仕事部屋というか、資料室をもっていたのだが、それを京都に移したのである。
 京都は、私が心から愛する街。小学生のころから両親の仕事の関係で、毎年訪れていたところである。
 大人になってからも、京都は私の心の故郷とも呼ぶべき場所だが、近年の観光客ラッシュには目を見張るばかり。
 いつの季節にいっても、京都駅に着いた途端に人、人、人。老舗の料亭もおしゃれなカフェも、ホテルも、バスも、神社仏閣も、混雑を極めている。
 そのなかで、ようやく何カ月も探して、自分の居場所を見つけた。
 駅に近く、治安がよく、便利で、居心地のよいところ。けっして広くはないが、遠くに清水寺を臨むことができる眺望のいいマンションの一室である。
 ここには月に何日か滞在し、たまっている本をゆっくり読んだり、新譜を聴いたり、資料を整理したり、長い物を書く時間に当てたいと思う。
 要は、気分がガラリと変わり、心身が癒され、目を休ませることができればいいのである。
 この週末、京都でいろんな契約事項を済ませた。 
 この季節、京都は「ひやしあめ」がお目見えする。これは最上級の米飴と中双糖を地釜でコトコト焚き上げたもので、しょうがの風味がピリリと効いている。
 なんとも懐かしい味で、京都の初夏から秋までの風物詩ともいえる。
 これをひと口飲んだだけで、自分が子ども時代に戻った気がするから不思議だ。
 さて、週末の2日間だけだったが、古都の空気をからだにまとうことができ、かなりリフレッシュした気分…。
 明日からの新しい1週間を、元気に乗り切ることができそうだ。
 今日の写真は、名物のひやしあめ。内外の観光客で押すな押すなの人気の清水寺。


 

| ゆったりまったり京都ぐらし | 21:43 | - | -
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