Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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魔弾の射手
 ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」が映画となって登場した。2010年にスイスで製作されたイェンス・ノイペルト監督によるもので、音楽はダニエル・ハーディング指揮ロンドン交響楽団が担当している。
 これは歌手がすこぶる豪華な布陣。ユリアーネ・バンゼ、ミヒャエル・ケーニヒ、オラフ・ベーア、フランツ・グルントヘーバー、レグラ・ミューレマン、ミヒャエル・フォッレらが俳優さながらの演技を行い、すばらしい歌声を披露している。
 特に印象に残るのが、隠者を歌っているルネ・パーペ。出番は最後だけなのに、その存在感の強さといったら…。まさにトリで締めるという役割だ。
 このオペラのストーリーなど詳細は、今週アップのヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」に詳しく書いている。興味のあるかたは、ぜひ立ち寄ってほしい。
 音楽映画というと、俳優が演技をして歌は吹き替えなどという場合があるが、「魔弾の射手」はオペラ歌手たちが役者を務めているから、実に自然な感じで、臨場感にあふれている。ドイツの深い森が舞台だが、その映像も美しい。
 しかし、なんといっても心に響くのは、ハーディング指揮によるロンドン交響楽団による重厚な演奏。これに歌手たちの熱唱が加わり、見るものを19世紀のドイツの深遠な森へといざなう。
 この映画は3月10日(土)より3週間限定で、ヒューマントラストシネマ有楽町(有楽町イトシア イトシアプラザ4F)で公開される。
 今日の写真は映画のプログラムの表紙。オペラ映画は、やはり大きなスクリーンで味わうに限りますね。インパクトの強さが違うし、音楽も大音響で聴くことができ、142分間本当に集中できるから。ウェーバーの音楽は、こうしてじっくりと味わうと、さまざまな面で新たな発見がある。
 映画が音楽の真髄へと導いてくれる、そんな思いを強くした。




  
 
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