Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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市原愛
 先日、11月末から12月にかけて来日公演が予定されているトリノ王立歌劇場のヴェルディ「仮面舞踏会」でオスカルをうたう市原愛にインタビューを行った。
 市原愛はドイツに留学し、さまざまな劇場で活躍したが、いまは日本でリートとオペラの両面で活動を行っている。
 彼女は今回、「仮面舞踏会」で初めてのズボン役であるオスカルに挑戦するわけだが、とても楽しみにしていると生き生きとした表情で語った。
 このインタビューは、新聞や雑誌、WEBなど、いろんな媒体で紹介していきたいと思っている。
 彼女の話はとても興味深く、ドイツ時代の苦労やミュンヘンの学生時代の話、劇場の様子など、非常の多岐にわたって話してくれたからだ。
 3月に女の子が生まれたそうで、いまは子育てが大変だそうだが、その表情は生き生きとし、充実した人生を送っている様子がひしひしと伝わってきた。
「私、ひとりでレストランに入れないんですよ」
 突然、こんな発言も飛び出した。
 海外に留学し、劇場で活躍していた人とは思えないこのひとこと、だからこそ、友人をたくさん作ったとか。
 今回は指揮者のジャナンドレア・ノセダのオーディションを受け、オスカル役に決まった。
「この役はとてもいいアリアがありますし、オペラのなかでオスカルの登場するところだけ、少し違った空気を感じていただければいいなと思っています」
「仮面舞踏会」は、スウェーデン王グスタフ3世の暗殺事件を題材としているが、検閲のため、17世紀のボストンに置き換えられた。
 ボストン総督の暗殺とそれにからむ恋物語を、ヴェルディはすぐれた性格描写で描き出している。 
 オスカルは小姓で、ソプラノによってうたわれる。市原愛は昨年、今回の演目のトリノ初演を観たそうで、舞台は華やかな色彩に包まれ、衣裳もモダンで、すばらしい演出だそうだ。
 トリノ王立歌劇場は、2007年にジャナンドレア・ノセダが音楽監督に就任して以来、世界最高の水準に成長したといわれる。2010年にはこのコンビで初来日公演を行い、「椿姫」と「ラ・ボエーム」で対成功を博したが、再来日となる今回は、よりいっそう充実したキャストが組まれている。
「仮面舞踏会」は12月1、4、7日。もうひとつの演目はプッチーニの「トスカ」で、11月29日、12月2、5、8日である。
 ヴェルディ・イヤーにおける特別公演として、11月30日には「レクイエム」も組まれている。
 年末のひととき、オペラの国イタリアから熱い旋風が吹き荒れるに違いない。
 今日の写真はインタビュー時の市原愛。笑顔がとてもチャーミングで、つい引き込まれてしまう。
 会った瞬間から話が弾んでしまい、話は音楽から離れてあちこちに飛んでいき、ドイツにいたころはサッカーもよく応援していたということからサッカー談議に。ちなみにバイエルン・ミュンヘン所属のMFバスティアン・シュヴァインシュタイガーのファンだそうだ。渋いですなあ(笑)。

 
| アーティスト・クローズアップ | 21:46 | - | -
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