Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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渡辺克也
 長年ドイツのさまざまなオーケストラの首席奏者を歴任し、現在はソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルグの首席奏者として活躍しているオーボエの渡辺克也は、1991年からベルリンに居を構えている。
 この間、オペラからシンフォニーまで多岐にわたって演奏し、録音も多数行っている。
 そんな彼が8月8日、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールでリサイタルを開くことになった。これは「Romance」(キングインターナショナル)と題した新譜を記念するリサイタルで、シューマン、プレヴィーユ、パラディール、ルフェーヴル、ヒンデミットの作品が収録されている。もちろん、リサイタルもこれらの作品でプログラムが組まれている。
 先日、帰国した渡辺克也に会い、さまざまな話を聞くことができた。
 ドイツに長く住んでいるからか、日本の湿度の高い夏にはまいっているようで、蒸し暑さが苦手なようだった。
 もちろん作品ごとにさまざまな質問をし、なぜその曲を選んだのか、曲にまつわる思い出、演奏を始めたころのこと、作品の解釈などを詳しく聞いていったのだが、渡辺克也は非常に人あたりのいい話しやすい性格ゆえ、私も話がどんどん逸れてしまい、雑談が多くなってしまった。
 オーボエ奏者は、こだわり人間が多いようだ。それは楽器の性質にもよるのだろうが、概してひたむきで手を抜くことができず、細部まで神経を張り巡らせた演奏をし、ある意味で頑固なタイプに見える。
 彼の演奏は、聴き込むほどに、人間のからだから発するヒューマンな歌のように思え、ドイツの新聞が絶賛したことがよく理解できる。
 いまはベルリンとルクセンブルグをひんぱんに行き来しているそうだが、その交通事情の話や物価のこと、ルクセンブルグの聴衆のことなど、さまざまな話題が出て非常に興味深かった。
 このインタビューは、今月末の「日経新聞」に書く予定にしている。
 今日の写真は、インタビュー後の渡辺克也。8月8日のリサイタルが楽しみだ。真夏にオーボエを聴く、きっとからだのなかを涼風が吹き抜けるのではないだろうか。あっ、「吹き抜ける」なあんて、ちょっと韻を踏んでしまったかな。いやいや、単なるギャグか(笑)。

| アーティスト・クローズアップ | 22:03 | - | -
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