Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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パソコン用語の難しさ
 先日、ホームページのリニューアルのため、デザイン会社に出向いて具体的な打ち合わせをした。
 いよいよ実際の作業がスタートするわけだ。
 ところが、デザイン会社の人たちと話していると、随所にパソコン用語が出てきて、ほとんど宇宙語を聞いているよう。
 みなさん、とても親切で、私がわからないことはていねいに説明してくれるのだが、それにしても頭を抱えてしまうことが多い。
 この担当者のひとり、若い女性が、9月からロンドンに語学留学するという。いまの時代、パソコンに関した仕事をしていく上で英語は欠かせないと判断し、思い切って決断したそうだ。
 パソコンに英語。このふたつを手に入れれば、ホント、怖い物なしだ。世界のどこにいても、仕事はできる。
 彼女の未来に向かって進んでいこうとする前向きな姿勢に触れ、心から応援したくなった。
 しかしながら、私の現実に目を向けると、困難なことが山積みだ。これから実際の作業に移るわけだが、なんともパソコン用語は理解しがたい。
 親しい友人に話したら、彼女はもう新しいことに挑戦するのはあきらめたという。ストレスがたまるからと。
 私の仕事仲間では、タイプがふたつにはっきり分かれる。パソコンは最低限のことを理解するのみで、あとはあっさりあきらめてしまうタイプと、かじりついてでもマスターしようとするタイプと。
 私はなんとか頑張ってできるようにしないと、ホームページが作動しなくなってしまうから、やるっきゃない。
 この分野が得意な人から見れば、初歩的なところでつまづいているなんてなさけないと思うのだろうが、いやはや大変なことです。
「これだけブログを更新しているのだから、もう大丈夫。もっと新しいことをどんどん加えていきましょう。コンテンツを増やして、デザインも一新して」
 そう簡単にいわれても、なんだかからだが硬くなってしまう感じだ。
 さて、これからいろんな作業が待っている。頭を働かせなくちゃ。
 無事にホームページのリニューアルが完成したら、すぐにお知らせしま〜す。そのころは、嬉々とした顔をしていると願いたいけど、きっと疲労困憊しているんじゃないかな(笑)。
  

 


 
| 日々つづれ織り | 22:13 | - | -
ホジャイノフのリサイタル
 ニコライ・ホジャイノフは、プログラムに非常に凝るアーティストである。インタビューでも、常にプログラムは熟考すると答えている。
 今日のリサイタルは、シューマンの「アラベスク」からスタート。次いでシューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」につなげ、前半の最後はリストの「メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」という構成。
 ホジャイノフは以前から抒情的で繊細で緻密な演奏をするピアニストだったが、それが聴くたびにより大きな特徴となり、今夜もシューマンではロマンあふれる詩的な表現が際立っていた。
 しかし、後半のショパンの「子守歌」とピアノ・ソナタ第3番になると、演奏がやや慎重になり、弱音の美しさを前面に出そうとするあまり、音楽全体がおとなしくなってしまった。
 ここがショパンの難しいところである。2010年のショパン・コンクールのときも、ホジャイノフは本選のコンチェルトになったときに、それまでのみずみずしい鮮烈さを備えた演奏から一転し、おとなしい演奏になってしまったからだ。
 コンクールというのは、とかく派手で音量が大きく、ダイナミックな演奏をする方が目立つ。エレンガントでポエティックで深い思考に根差した演奏というのは、影が薄くなってしまうのである。
 ホジャイノフは、小さなサロンで聴くと、味わい深くていい演奏になるピアニストだと思う。彼の繊細なタッチ、こまやかなリズム、作品の内奥にひたすら迫る洞察力の深さは、現代の広いホールではなかなか本来の美質が発揮できない。
 こういうリサイタルを聴くと、本当にいろんなことを考えさせられる。若手ピアニストが国際舞台で活発な活動を展開するためには何が必要なのか、いかにしたら真の実力が評価されるのか、世に出るためにはコンクール以外の手段はあるのか、海外のアーティストのために日本ができることは何か…。
 そして、いま自分ができることは何か、と考える。
 そうしたことに思いを馳せながら、ホジャイノフの6曲にもおよぶアンコールを聴いた。
 ビゼーの「カルメン」より抜粋、シューマンのリスト編曲による「献呈」、ブラームスの「ハンガリー舞曲」第1番と第5番、ヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ「こうもり」より、山田耕筰の「赤とんぼ」というのが、アンコールの曲目。
 ホジャイノフはさまざまな語学に興味をもっていて、日本語にも興味津々。今日のアンコールは、シンプルな日本語で曲目を紹介してから演奏した。
 この公演評は、次号の「モーストリー・クラシック」に書くことになっている。少ない文字数でどう表現したらいいか、じっくり考えなければ…。
| クラシックを愛す | 00:10 | - | -
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