Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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パトリア日田音楽講座
 昨日は、大分県日田市で「パトリア日田音楽講座」が行われた。私の講座名は「伊熊よし子のティータイム音楽講座 2015年のピアノ・コンクール大予想」と題されている。
 日田市内の文化・芸術の拠点ともなっているホール、パトリア日田は、ガラスをふんだんに取り入れた外観がとても印象的で、内部も非常に凝ったデザインだった。
 天井はこの土地の名産である杉が使われ、床は小鹿田焼に用いられる土がかなり多く含まれた材料で敷かれていた。この床は一見するとタイルのようで、他に類を見ない特殊な材質という感じだった。
 私の講座は午後2時から。午前中に会場入りし、ホールの担当の方々とじっくり打ち合わせをし、椅子やテーブルの配置を決め、CDとDVDの確認を行った。さらにお茶とお菓子が出るため、そのタイミングなども話し合った。
 当初考えていたよりもずっと多くの受講生が集まってくれ、会場は満杯で、みなさんとても熱心に話を聞いてくれた。メモを取る人も多く見受けられ、私の話にうなづく人、身を乗り出して聞いてくれる人、女性同志でにこやかな笑顔を見せながら聞き入ってくれる人、男性同志でジョークに笑ってくれる人、ひとりでじっくり音楽に耳を傾けてくれる人など、さまざまな人たちが参加してくれた。
 すべての講演が終わり、ティータイムには私が各テーブルを回って声をかけ、感想を聞いたり、質問を受けたりした。
 檀上から質疑応答をするよりも、みんなのなかに入っていった方が、親密感が湧くと思ったからだ。
 みなさんそれをすごく喜んでくださり、「また近いうちにぜひ来てください」とか、「クラシックは遠い存在だと思っていたけど、とても身近に感じられるようになった」とか、「難しい話だと思ってきたけど、とてもわかりやすかった」とか、「こんなふうに私たちのところを回って話しかけてくれる講師は初めてだ」とか、いろんなことをいってくれた。
 なかには、「自分が亡くなったときにどんな音楽をかけたらいいか」という質問もあり、大笑いしたが、「ショパンはモーツァルトのレクイエムを希望したんですよ」というと、その男性は「じゃ、私もレクイエムにする」といっていた。その隣の男性は、孫に聴かせる音楽は何がいいかという質問だった。
 また、ある女性からは、「ショパン・コンクールとチャイコフスキー・コンクールはどちらが上か」と聞かれた。
 時間は90分間だったが、ほとんどの人が「もっと話を聞きたい」「もっと長くてもいい」といってくれたので、ホッと胸をなでおろした。「飽きたからもっと短い方がいい」といわれなくて、本当によかったワ(笑)。
 今回も、ティータイムの時間を確保するためにどんどん時間が押してきて、私の悪いクセであるマシンガントークが炸裂。みなさんにその旨を話し、「聞きにくかったらもっとゆっくり、と声をかけてくださいね」というと、どっと笑われてしまった。
 というわけで、和気あいあいとした雰囲気のなか、あっというまに講座は終了。担当者のUさんが運転するレンタカーで福岡空港に直行し、飛行機に飛び乗った。
 前日は日田の町歩きを楽しみ、いろんな新しい発見があった。次回はそれを紹介しま〜す。
 今日の写真は、パトリア日田のシックな色合いの大ホール(やまびこ)と、紅色の小ホール(せせらぎ)。私の講演はスタジオ1で行われたが、いずれの会場も音響がよく、美しい木がふんだんに使われたモダンなデザインだった。
 このホールは、廊下やホワイエ、各会場との間などに設置されている広場などが非常にゆったりとしていて、その広さに驚かされた。
 そうした場所には椅子やテーブル、ソファなどが多く置かれていて、朝から晩まで自由に人々がくつろぎ、本を広げている人、学校の勉強をしている人、話し込んでいる人など、いろんな形で市民が憩いの場所として使用していた。
 また、ぜひ近いうちに講演ができれば、と願っている。




 
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