Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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新しいメガネ
 最近、パソコンの画面が見にくくなり、どうもメガネが合わないようだと思っていた。そこで、今日は新しいメガネを作りに出かけた。
 検眼してもらってびっくりしたのは、右目が乱視だとばかり思っていたのが、間違っていたことだ。乱視はほとんどなく、メガネが合わないためにパソコンの画面が揺らいで見えていたようだ。
 さらに、遠視もあまりなく、近視が少し進んでいると判明した。
「このくらいだと、ふだんはあまりメガネをかけないでしょう」
 お店の人にこういわれた。
「もちろん、仕事でパソコンに向かうときしかかけません。オペラや映画の字幕もだいたい読めるし」
 こういうと、驚きのひとことが戻ってきた。
「ということは、ふだんかなり目が緊張しているんですよ。見えると思っていても、無理しているので、一日中緊張を強いられている。そこにもってきて夜中までパソコンに向かっているわけですから、かなり眼精疲労もあるでしょうね」
 いやあ、まさにその通り。
 そこでいろいろ詳しく検査をしてもらい、結局ふだんかけるメガネと、パソコンに向かうときに必要なメガネの2種類を買うことになってしまった。
「でも、ふだんメガネをかける習慣がないから、うっとうしいなあ」
 と、ブツブツいっていると、急にフレームを選びましょうと連れていかれた。
 私はグリーンが好きなので、グリーンのフレームを探しているのだが、なかなか売っていない。
「お客さん、実はフランスの女性のデザイナーが作っている、すごくおしゃれで似合いそうなのがあるんですよ」
 その男性は、手品のように、グリーンと茶色が混じったモダンなデザインのフレームを私の目の前にもってきた。かけてみると、これが、驚きの美しさ。顔にピタリと合い、デザインもすばらしい。グリーンといっても、角度によってグリーンがちらっとのぞくが、茶の模様が彫刻のようにこまかく刻まれている。
「えっー、こんなの初めて見たわ。ステキ、これいいわねえ」
「先日、これが入荷したとき、日本人でこの色を選ぶ人はほとんどいないんじゃないかとみんなで話していたんですよ。でも、お客さん、ピッタリですよ。顔のサイズにも、目の形にも鼻の感じにも合うし。いいでしょう」
 うまいもんだわねえ。お客を乗せるというのは、こういうやり方なんだ。ただし、その人はちっとも押しつけがましくなく、ステキなフレームが合うお客がたまたま現れて、本当によかったと思っている様子。
「これは絶対、ふだんかける方にしてくださいね。みんながほめてくれますよ」
 こう説得され、もうひとつの仕事用のフレームは、日本の女性デザイナーによる、繊細でかろやかなワインレッドの色のものにした。
「いやあ、気に入ってもらえてよかったです。10日ほどかかりますが、引き取り日は私の出勤の日にしてくれませんか」
 まあ、本当に熱心だこと。というわけで、10日後にふたつのメガネが出来上がることになった。
 お店を出るとき、「楽しみにしていてくださいね〜」といって見送ってくれたが、ここまでいうか、という感じ。
 まあ、しっかり検眼してくれ、一生懸命合うフレームやレンズを探してくれたから、仕事熱心なんでしょうね。
 これまでは割にビジネンライクなメガネ屋さんばかりだったため、こう親切にされると、ちょっととまどう。
 でも、これまでで一番気に入ったフレームが手に入った。これからは、メガネをかけることが面倒ではなくなるかも。10日後が楽しみだワ。コンサートや取材に行くとき、ふだん用の方をかけていって、みんなに見せちゃおうかな(笑)。
  

  
| 日々つづれ織り | 23:33 | - | -
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