Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ショパン・コンクールの資料
 先日、親友のKさんがショパン国際ピアノ・コンクールから帰国し、お土産話を聞いた。
 彼女は、今回第1次予選から本選、ガラコンサートまですべてを聴き、お土産にプログラムと連日リリースされるコンクールのNEWSをもってきてくれた。
 このプログラムと資料を見ていると、各国から参加した若手ピアニストたちの様子がいろいろわかり、とても参考になる。
 こうした資料は、いまの世界のピアニストの動向が理解できるとともに、彼らが選曲する作品の傾向もわかり、師事している先生の名前も知ることができ、さらに各地に住んでいるアジア系のピアニストが多く参加していることもわかる。
 実際、今回の優勝者&入賞者は、圧倒的にアジア系のピアニストで占められ、ピアノ界の現状がリアルに伝わってくる。
 5年前にコンクールを聴きにいったときも、さまざまな本や楽譜や資料を手に入れたが、こういう資料は本当に仕事上大切な物である。
 Kさん、ありがとう。ずっと大切にします。
 今日の写真は、そのプログラムとデイリーニュース。これらを見ていると、現地の空気が伝わってくるんだよね。
 あの独特の緊迫感に満ちた雰囲気、ひとりひとりの演奏に一喜一憂する刺激的な時間、自分の支持するピアニストの演奏にハラハラドキドキする日々。まさにコンクールとは、そうした日常から離脱した、特別な感情を抱くことができるところ。審査発表の瞬間も、みんなが息を殺し、固唾をのんでピアニストの名前が呼ばれるのを待つ。
 そして、優勝者や入賞者の歓喜の声がとどろくのを聞く一方、入賞を逃した人たちが悔し涙を流している姿を間近に見ると、いつも複雑な思いを抱く。
 今日は、「日経新聞」の連載の締め切りがあり、ショパン国際ピアノ・コンクールと優勝者のチョ・ソンジンについて書いた。
 書きながら、会場のワルシャワのフィルハーモニーホールが脳裏に浮かんできた。あの場所は、本当に特別な場所である。

| 親しき友との語らい | 20:53 | - | -
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