Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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イリヤ・ラシュコフスキー&チョ・ソンジン
 今日もまた、コンサートをふたつ聴きに行くことになってしまった。本当は、長時間になると集中力が落ちるため、できることなら避けたいのだが、重なってしまう場合は仕方がない。
 まず、武蔵野市民文化会館で15時開演のイリヤ・ラシュコフスキーのリサイタルを聴いた。これは昨日インタビューをしたラシュコフスキーのスクリャービンのピアノ・ソナタ全10曲演奏会で、3時間におよぶもの。ライヴ収録しているため、彼の集中力と緊迫感がすさまじく、最初から汗びっしょりの熱演。
 途中2回の休憩をはさみ、スクリャービンを圧巻のピアニズムで聴かせた。
 休憩のときに録音を担当しているビクターのFさんに会ったら、「ラシュコフスキーはまるで修行僧のようですよ」といっていた。それだけ集中しているのだろう。
 それからオペラシティに移動し、ショパン国際ピアノ・コンクール優勝のチョ・ソンジンの「優勝者リサイタル」を聴いた。
 さすがに話題のピアニストとあって、会場は熱気が感じられ、優勝者の演奏に期待する人々の期待に満ちた空気がただよっていた。
 コンクール後のコンサートというのは、実は怖いものである。よくアーティストにインタビューをすると、「優勝後の演奏では、みんなの期待に応えなくてはならない。歴代の優勝者の後に続く身として、もてる最高の演奏を披露しないといけない。コンクール後の方が大変で、常にプレッシャーがかかる」という人がほとんどだ。
 チョ・ソンジンも、それを十分に意識しているに違いない。彼の場合は、まだ未知数の部分が多く、これからいかようにも変化し得るものをもっている。今後は来日が相次ぐが、そのつど変容するに違いない。
 今日の演奏は、コンクール後に数多くの演奏をこなしたからか、少し疲れているという感じを受けた。おそらく相当のプレッシャーを感じているのだろう。今後に期待したい。
 それにしても、コンサートのはしごは本当に身も心も疲弊する。
 でも、オペラシティでは小林愛実や、友人のKさん、仕事関係者にたくさん会うことができ、疲れが吹き飛ぶ感じがした。
 今日の写真は、ラシュコフスキーのプログラムの表紙。それにしても、あのすさまじいまでの音符の多さを誇るスクリャービンのピアノ・ソナタを全10曲通して暗譜で演奏するって、本当にすごい。CDが出来上がるのが楽しみだ。


 
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