Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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實川風
 10月22日から27日にかけてパリで開催されたロン=ティボー国際コンクール2015において、第1位なしの第3位入賞を果たしたピアニストの實川風(じつかわかおる)は、併せて「リサイタル賞」と「新曲賞」も受賞している。
 今日は、彼にコンクールのこと、近況、子ども時代のこと、ピアノを始めたころのこと、今後の予定と抱負など、さまざまな話を聞いた。
 このインタビューは、来年1月末公開予定のヤマハのWEB「ピアニストラウンジ」のアーティスト・インタビューに書く予定である。
 實川風は、質問に対してじっくり考え、ゆっくり話すタイプである。ちょっとシャイで、実直。
 こういう人は本音を引き出すまでに時間がかかるが、一度信頼を得ると、あとはスムーズに話が弾む。彼の場合も徐々にエンジンがかかってきて、さまざまな話題に話が広がり、笑いも交えて、楽しい時間となった。
 今年は国際コンクールの重なる年で、とりわけピアノ部門のあるコンクールが次々に行われたが、日本人の入賞が難しいなか、實川風の第3位入賞は貴重である。
 その入賞記念コンサートが、2016年3月17日(木)に銀座・ヤマハホールで開催される(19時開演)。
 得意とするベートーヴェンのピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」をはじめ、チャイコフスキーやリスト、ショパンの作品が組まれている。
 今日聞いた話のなかでもっとも印象に残ったのは、ショパンとモーツァルトが大好きなのに、なかなかその作品の真意に近づいていけないと語っていたこと。このふたりの作曲家は、無駄な音符がひとつもなく、純粋無垢な気持ちで対峙しなくてはならないからだろう。
 これからの課題も多く、もっともっと勉強しなくては、と自分にいいきかせるように話していた。来年は留学も視野に入れ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタを極めたいと意気込む。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。カメラマンがライティングしてくれたため、少し顔に影ができて、とてもいい感じに撮れた。
 實川風さん、これからも応援しています。前向きに歩みを進め、いつの日か、ベートーヴェンはもちろんのこと、ショパンとモーツァルトの神髄に迫った演奏を聴かせてくださいね。

| アーティスト・クローズアップ | 22:13 | - | -
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