Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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モディリアーニ弦楽四重奏団
 フランスの超多忙な若手カルテット、モディリアーニ弦楽四重奏団には、ナントや東京で何度かインタビューをしているが、昨年11月の来日時には、第2ヴァイオリンのロイック・リョーに話を聞くことができた。
 これは「王子ホールマガジン」のインタビューで、今年の9月22日と23日に同ホールで開催される「モディリアーニ弦楽四重奏団withアダム・ラルーム〜シューマン・プロジェクト1842〜」に関して聞くというものである。
 ロイック・リョーはとてもフランクで、どんな質問にも明快な答えを戻してくれる。
 このシューマン・プロジェクトは彼らの長年の夢だったそうで、弦楽四重奏曲第1番と第2番、ピアノ四重奏曲作品47が1日目、弦楽四重奏曲第3番とピアノ五重奏曲作品44番が2日目に組まれている。ピアノは彼らの友人で、いま注目されているアダム・ラルームが担当する。
 この「王子ホールマガジン」は同ホールの会員に配られる冊子だが、ホールのロビーに置いてあるため、自由に入手することができる。
 最初、インタビューを引き受けたときは、2〜3ページの掲載かなと思ったのだが、出来上がってみると、巻頭カラー8ページ、さらに王子ホールの担当者が私にインタビューするというページが2ページあり、なんと計10ページの特集になっている。
 いやあ、驚きました。
 モディリアーニ弦楽四重奏団は、ロイックをはじめ、みんなとても明るく、学生時代の延長のように仲がよく、ズバズバ物をいう。全員が率直で隠しごとはせず、「いい音楽を作り出す」ために常に前向きだ。
 このロイックのインタビューも実に楽しく、彼の本音も聞くこどができた。
 ところが、彼はインタビューが終わると「いろんなこと話せて楽しかったよ。じゃあね、また〜」とにこやかに手を振りながら部屋を出ていこうとした。
 ふと見ると、椅子の下にヴァイオリンのケースが置いてある。
「ロイック、ヴァイオリン、ヴァイオリン!」というと、「ウワーッ、どうしよう。何よりも大切なものを忘れちゃった。頼むから、楽器を忘れたなんて、書かないでよ」
 へへっ、書いちゃったもんね(笑)。
 モディリアーニ弦楽四重奏団は、全員がシューマン好きだそうだが、弦楽器奏者がシューマンが好きというと、変わっていると見られるそうだ。
 シューマンはピアノ作品を数多く書いたが、弦楽器用の作品は少ない。だからこそ、彼らはシューマンの貴重な作品を魂を込めて演奏したいと願っているとのこと。
 ロイックは、各々の作品に関しても雄弁に語ってくれた。
 いま、勢いのあるカルテットとして、世界中から引っ張りだこのモディリアーニ弦楽四重奏団。9月には、シューマンで彼らの底力に触れたい。
 今日の写真は、「王子ホールマガジン」の表紙。右端がロイック・リョー。


| 親しき友との語らい | 22:28 | - | -
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