Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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天龍寺、篩月
 今日からまた日常の仕事が始まり、パソコンにくぎ付けの日々が巡ってきた。
 しかし、昨日までの京都の空気はまだ心身の奥にただよっていて、仕事の合間に時折ちらっと顔をのぞかせる。
 今回は、天龍寺の美しい庭をながめに出かけ、境内に位置する篩月(しげつ)に食事にいった。
 天龍寺は世界遺産に認定されているためか、外国人観光客の数がとても多い。精進料理の篩月にも、さまざまな国の人が訪れていた。
 ここは赤い敷物の上に一列になって並んですわり、お盆の上に供された精進料理をいただく。
 日本人も正座を苦手とする人が多く、私もその代表格だが、海外の人もこれには困惑し、みんなあぐらをかいていた。
 でも、低いお盆の上に盛られた食事を食べるのには、あぐらは適していない。
 みんなそれぞれ工夫をして慣れない箸使いで食べていたが、日本の伝統的な精進料理をいただくマナーは、結構大変だと感じているようだった。
 しかし、お料理の味はいずれもすばらしく、ひとつひとつとても印象に残った。
 特に、お豆腐、ごま、だしの使い方が見事で、「これはちょっとまねできないなあ」と脱帽。足のしびれも忘れるほど、ヘルシーで素朴で美味だった。
 こういうお料理をいただいた舌の感覚と記憶は、いつまでも残るものである。
 仕事に追われていても、ふとなめらかなごま豆腐や、滋味豊かななすの田楽などの味が蘇ってくる。結局は、食いしん坊だということなんだけどね(笑)。
 今日の写真は、天龍寺の新緑に包まれたお庭、篩月の風情ある入口、お料理の数々。
 本当は、海外の人たちに精進料理の感想を聞きたかったな。ずらりと並んだ外国人が神妙な顔つきで食べている様子を撮影したかったのだが、さすがにそれだけは遠慮した。






 
| 麗しき旅の記憶 | 23:51 | - | -
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