Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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エマニュエル・パユ
 先日、新譜に関する「CDジャーナル」の取材で、フルートのエマニュエル・パユにインタビューしたばかりだが、実はもうひとつ別の新譜のインタビューを行うことになった。
 というのは、前回はパユとトレヴァー・ピノック&カンマーアカデミーポツダムとの共演による録音だったが、今秋来日予定の「レ・ヴァン・フランセ」の新譜も来日前にリリースされるという。
「世界最強のスーパー軍団 管楽アンサンブル」と称される管楽器5人とピアノひとりの「レ・ヴァン・フランセ」は、日本でも非常に人気が高い。
 その新譜の情報がまだ日本に届いていないことから、レコード会社の担当者のOさんが困っていたところ、「じゃ、もう一度、彼女にインタビューしてもらえばいいんじゃない。ぼくがレ・ヴァン・フランセを代表して答えるよ」とパユがいったそうだ。
 ちなみに、彼女というのは、私のことである。
 というわけで、またまたパユに会うことになった。
 今日は王子ホールで「エマニュエル・パユwithフレンズ・オブ・ベルリン」と題されたコンサートが行われたため、そのリハーサルの合間を縫って楽屋でインタビューが行われた。
「レ・ヴァン・フランセ」の曲目は、ベートーヴェンとヒンデミットという組み合わせ。もうすでに録音は終わっているため、作品について、録音の様子、各々の作曲家のこと、曲の選び方、「レ・ヴァン・フランセ」の発足時から今日まで、多岐に渡る話を聞いた。
 パユは、本当に前向きな人である。そして、いずれの質問に関しても、ことばを尽くしてこまかく話してくれる。
 この新譜もライナーノーツを担当するため、あらゆる角度からの質問を試みたが、とても楽しそうに話してくれた。
 前回は映像録りが入っている日だったため、ちょっとおしゃれをしていたが、今日はリハーサルの合間ゆえ、汗をかいて上気していた。
 写真は、そんなパユの素顔である。ところが、私の写真を見た彼が、「う〜ん、どうしてもこういう照明だと、鼻の下に影ができるよね。鼻が高いとこうなっちゃうのかなあ」といった。
 これを聞き、その場に居合わせた全員が、「エーッ、日本人はまったくそんな心配はないよ〜」と異口同音に叫んだ。
 それを聞いたパユは、「あっ、そう。まあ、いいかっ」てな調子で、写真のOKが出た。
 その後日談。
 れいの「CDジャーナル」のパユさまの大ファンのAさんに、「また今日パユに会ったから、写真送るね」といって送ったら、こんな返事が戻ってきた。
「ありがとうございます。すばらしすぎて、電車のなかで鼻血が出そうです」
 いやあ、大笑い。なんというユーモア。ほとんどギャグだ(笑)。
 いつもみんな真面目に一生懸命仕事をしているわけだから、ときにはこういう息抜きもないとね。
 パユさま、ありがとう。みんなの心が温かくなっています。仕事のストレスも一気に吹き飛びました。
 でも、ライナーノーツは2枚ともちゃんと書きますから、安心してくださいね。仕事は仕事、笑ってばかりはいられないもん。



 
 
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