Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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伊藤若冲
 生誕300年を迎えた、江戸時代に活躍した画家・絵師の伊藤若冲(1716〜1800)が大人気である。
 京都・錦小路の青物問屋の長男に生まれ、やがて動植物を独自の手法で描く画家となった若冲は綿密な写生をもとに、幻想的で生き生きとした、写実と想像力を駆使した絵を生み出していく。
 京都の細見美術館では、同館の所有する屏風絵や掛け軸に描かれた絵、木版画などと個人所有の作品を集め、若冲展が開催されている。
 ただし、鶏を描いた作品が圧倒的に多く、鶏肉や羽の生えた物が苦手な私は、どうも鶏の絵ばかり続くと、「これは芸術だ」と自分にいいきかせなければならなかった。
 なかでも印象的だったのは、菊の絵と詩を描いた屏風。いずれの菊もまったく趣が異なり、黒一色の濃淡が実に繊細で美しい。
 ネズミの婚礼で、酔っぱらったお客たちが騒いでいる様子を描いた絵も、シュールレアリスムの様相を醸し出し、その遊び心に感服してしまった。
 孤高の天才画家と称された若冲は、84歳の長寿をまっとうしている。いくつかゆかりの寺があるようなので、次はそれらを巡ってみたいと思う。
 京都は、本当に奥深い。
 仕事部屋を訪れるたびに、さまざまな意味で感性を磨くことができる。これがすべて仕事にいかされるといいのだが…。
 今日の写真は、細見美術館の入口に置かれたポスター。やっぱりこれも、鶏だった(笑)。

| ゆったりまったり京都ぐらし | 23:11 | - | -
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