Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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バイエルン国立歌劇場2017日本公演記者会見
 今秋の大きな話題となっている、バイエルン国立歌劇場の来日公演。9月21日、25日、28日はワーグナーの「タンホイザー」(NHKホール)、23日、24日、27日、29日はモーツァルトの「魔笛」(東京文化会館)が上演される。
 今日は、同歌劇場総裁のニコラウス・バッハラー、同歌劇場音楽総監督、「タンホイザー」の指揮を担当するキリル・ペトレンコ、「タンホイザー」のタンホイザー役のクラウス・フロリアン・フォークト、エリーザベト役のアンネッテ・ダッシュ、ヴェーヌス役のエレーナ・パンクラトヴァ、ヴォルフラム役のマティアス・ゲルネが開幕記者会見を行った。
 バイエルン国立歌劇場は、6年ぶり7回目の来日公演となる。初来日は1974年、すでに40年以上前のこととなり、その間、来日ごとに強い印象をもたらす演奏を披露してきた。
 今回、ペトレンコは初来日。インタビューに応じないことで知られているが、その理由を聞かれると…。
「日本だけではありません。世界のどこでもインタビューには応じていません。私は、自分の仕事について語ることはしない方がいいという考えなのです。指揮者は、音楽を伝えるのはことばではなく演奏で伝えるべきだと思うからです。それに、指揮者は秘密があった方がいいでしょう」
 これまで肉声で語った記事を読んだことがなく、インタビュー嫌いで知られていたため、とても気難しいタイプを想像していたのだが、ペトレンコはとてもおだやかで優しい表情をしている。話し方もごく自然で、表情豊かである。
 今日の記者会見では、バッハラー総裁が4人の歌手を紹介する役目を担い、それぞれの歌手が「タンホイザー」への抱負を語った。
 全員が、自身の役柄に対して非常に責任と誇りを抱き、日本でうたえることに大いなる喜びを感じていると話した。
 ペトレンコは今回初来日ゆえ、質問が集中。彼自身の音楽に対峙するときのモットーは、「リハーサルがすべて」。リハーサルを存分に納得いくまで行えば、本番はもう自分は何もすることがないとまでいい切った。
 これを受けて、フォークトやゲルネもみな「ペトレンコのリハーサルではたくさんのことを学べる。彼ほど楽譜とテキストを正確に深く読み込む指揮者はいない。リハーサルはすばらしく効率的で内容が濃く、1分たりとも無駄な時間はない」と口をそろえた。
 ペトレンコは、録音よりもライヴが重要で、生きた音楽こそ価値があり、その場でしか味わえない音楽を聴いてほしいと力説。
 バッハラー総裁も、世の中はどんどん進歩し、オペラのライヴ配信なども発達しているが、歌劇場に足を運んでぜひライヴを堪能してほしいと語った。
 明日からリハーサルが始まり、いよいよ21日に「タンホイザー」が幕開けする。キリル・ペトレンコの手腕に期待が高まり、すばらしい布陣の歌手陣に注目が集まる。
 今日の写真は、記者会見の様子と、ペトレンコ。
 ペトレンコは初めての日本だが、数日いただけで、「もう日本食のおいしさにまいってしまって…」と笑っていた。






 
 
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