Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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成田達輝
 ヴァイオリン界には次々に新星が現れているが、2010年秋にパリで開催されたロン=ティボー国際音楽コンクールで第2位に輝いた成田達輝18歳もそのひとりだ。
 彼は現在パリ13区立音楽院に在籍中。昨秋インタビューをしたときには、この2月にパリ音楽院の試験を受けるといっていたから、いまはその真っ最中かもしれない。このインタビューは「音楽の友」の2011年1月号に掲載されている。
 よくアーティストに趣味を聞くと、「音楽が趣味のようなものだから、特にないなあ。一日中、音楽と向き合っているし、ほかのことをする時間はとれない」という答えが戻ってくる。
 だが、成田達輝は違った。彼は子どものころからマジック(手品)や知恵の輪が好きで、本を読み漁ってマスターしたという。不思議なことが大好きで、学べば学ぶほどその世界にのめりこんでいくそうだ。
 これはもちろんヴァイオリンにもいえることで、練習ひと筋。「いまは学ぶことが楽しくてたまらない」と目を輝かせる。
 そんな彼の演奏は、3月23日にサントリーホールで開催される「ロン=ティボー国際音楽コンクール ガラ・コンサート」で聴くことができる。ここではシベリウスのヴァイオリン協奏曲ニ短調を演奏する予定だ。
 彼のヴァイオリンは、みずみずしくおおらかな音色と表現力が特徴。その奥に意志の強さと前向きな精神が宿る。目標に向かってひた走る若き俊英の迷いのない演奏は、聴き手を元気にさせてくれるものである。今日の写真は彼がちょっとおどけたポーズをした1枚。
 国際舞台で広く活躍するヴァイオリニストになってほしい。






 
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