Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ユリアンナ・アヴデーエワ
 昨年12月、NHK交響楽団との共演と、リサイタルのために来日したユリアンナ・アヴデーエワにインタビューを行った。
 10月にショパン・コンクールで演奏を聴いてから1カ月余りしかたっていない。その間、彼女の生活は激変したという。このインタビューはヤマハのWEB「ピアニスト・ラウンジ」の「明日を担うピアニスト達」に掲載されている。結構、長く書いたから、ぜひ読んでほしいな。アヴデーエワの音楽に対する一途な姿勢が理解できると思うので。
 このときは当然のことながら、ショパン・コンクールのときとはまったく異なるリラックスした表情をしていた。しかし、コンクール優勝の実感はいまだ湧いてこないと語っていた。
「あまりに生活が変わったことと、いつも多くの人に囲まれているため、じっくり物を考えることができないの。私はひとつのことを時間をかけてゆっくり考えていくタイプ。いまはレパートリーを広げなくてはいけないのに、時間的にも精神的にも余裕がない状態。これではいけないわね。もっと自分を見つめ、しっかり将来を見据えて生きかたを考えるようにしないと」
 コンクールのときもそうだったが、演奏も話しかたも落ち着いている。それはひとつのことに納得いくまで取り組む姿勢から生まれるようだ。
 その後、1月には入賞者たちと「第16回ショパン国際ピアノ・コンクール2010 入賞者ガラ・コンサート」に参加。再び、彼女の特徴である作品を完全に自分のものにした安定した演奏を聴かせた。
 そのときは地方公演もあり、さまざまな土地でいろんな食事をしたそうだが、もっとも気に入ったのは「日本そば」だそうだ。
「日本には何回か来ているけど、そばのおいしさは知らなかった。なんてすばらしい味なの。もうとりこになってしまったわ。ヘルシーな食べ物だと聞いたし、麺とつゆの絶妙のマッチときたら、たまらないわね。毎日食べても飽きないくらいだわ(笑)」
 彼女はとりわけ麺のおいしさを連呼するため、私はこう聞いてみた。
「うどんやラーメンは食べた? やっぱりおそばなの?」
「ダメダメ、ほかの物はまったく違うの。そばよ、そば!」
 大きな目を見開いて「SOBA、SOBA」と叫ばれると、おおっ、すごい迫力。ハイハイ、わかりました。そばね。日本が世界に誇る味だもんね。
 そんな彼女の「特報」が入ってきた。再来日&初リサイタルツアーが11月に行われることになったという、うれしいニュースだ。東京公演は11月5日、東京オペラシティコンサートホール、他の公演地は決定次第発表になる。
 きっと、さらに磨きのかかった演奏を聴かせてくれるに違いない。できることなら、ショパン以外も聴いてみたいのだが…。
 さて、今日の写真はヤマハのサイトの読者のために色紙にサインしているアヴデーエワ。下を向いていても美しいでしょう。


 
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