Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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田中カレン
 日本を代表する作曲家のひとりとして内外で多数の受賞歴のある田中カレンが、16年のパリ生活の後、アメリカに移ったのは2002年のこと。
 当初はカリフォルニア大学、ミシガン大学の客員教授を務めていたが、現在はカルアーツ(カリフォルニア芸術大学)で教鞭を執っている。
そんな彼女がピアノ曲集「Crystalline」のCDをノルウェーのレーベル2Lからリリースした。
 演奏はグリーグ演奏のスペシャリストとして知られるシグナ・バッケ。彼女はベルゲンのグリーグ音楽院の教授を務め、各地で演奏を行い、音楽祭にも出演している。
 このCDはシグナ・バッケのために書かれた「Water Dance」が含まれ、それが実に清涼な美しい響きを持つ自然体の演奏で、いつしかノルウェーの大自然のなかに紛れ込んだような思いを抱かせる。
 今回のCDは、田中カレンの作品の特質である響きの美しさ、ピュアな音楽性が全面に表れたもので、心が次第に癒されていく。
 もうひとつ、楽譜も出版された。地球へのオマージュとして、自然の力、環境への思い、未来への思いを託して作曲された「こどものためのピアノ曲集 《地球》」(カワイ出版)で、以前の《光のこどもたち》の続編となっている。
 これは絶滅に瀕した動物たちと環境をテーマに書かれた作品。安全でクリーンなエネルギーの開発と地球環境保護を願う意味合いも込められている。
 日本のみならず世界の多くの音楽家が日本の今後を真剣に考え、自分に何ができるかを問い、ひとつずつ行動に移している昨今。田中カレンのこれらの作品は、日々仕事の方向を考え、模索している私に、大きな力を与えてくれた。
 心に染み入る透明感あふれるピアノの音を聴きながら、少しずつ前に進もうと思っている。田中さん、ありがとう!!
 今日の写真はそのCDのジャケット。これだけでも美しいでしょう。





 
 
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