Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

ブログ

<< オリーブの木のすり鉢とすりこぎ | main | ギドン・クレーメル >>
チロット音楽祭
 東京が猛暑に見舞われているなか、7月7日から10日まで「第3回 チロット音楽祭」の取材に出かけた。昨年も訪れたが、この時期の北海道帯広エリアに位置する幕別町は気温も湿度が低く快適、加えて食事が美味。しばし、心身が深呼吸をする感じにとらわれた。
「チロット」とは、アイヌ語で「鳥多き沼」または「鳥の下りる沼」を意味し、昔、幕別町内のある地域の名前をこのように呼んでいた。音楽祭はその名に由来している。
「チロット音楽祭」は町の教育委員会や新聞社、放送局などが一丸となって協力し、医療法人社団博愛会、萩原建設工業がスポンサーとして全面的にバックアップ。そのほか多くの賛助企業が地元活性化のために尽力している。
 第3回は音楽祭の顔ともいうべきアドバイザー/指揮者の宮本文昭とオーケストラMAP'S(Miyamoto Artist PartnerS)が中心。ここにソプラノの緑川まり、サクソフォーンの小串俊寿、チェンバロの曽根麻矢子、作曲家・舞台音楽家の宮川彬良、ヴァイオリンの森由利子、マリンバ・パーカッションの中村祐子、ズーラシアンブラスが加わり、多彩なプログラムが展開された。
 なお、地元演奏家の横山美里(ピアノ)、田中光俊(ギター)、野田美佳(マリンバ)、佐藤まさえ(ソプラノ)、角良子(ピアノ)、棚瀬麻実子(ソプラノ)、安川真実(ピアノ)も参加し、祝祭的でにぎやかな雰囲気となった。
 なお、アウトリーチとして学校や病院での演奏もあり、また中学校の吹奏楽部の指導、公開レッスンなども行われた。
 ここは緑豊かな大自然に囲まれたところ。メイン会場の幕別町百年記念ホールは、まるで広大な草原のなかに建っているような雰囲気を備え、地元の中学生による野外コンサートはこのホール前面に広がる広場で催されたが、プラスの音が真っ青な空に吸い込まれていくようだった。
 もっとも出番の多かったオーケストラMAP'Sは、無伴奏作品からさまざまな組み合わせによるアンサンブルまでこなし、ファイナルコンサートではヴィヴァルディの「四季」で結束力の強さを示した。
 このように多種多様なプログラムが組まれている「チロット音楽祭」。都会を抜け出し、しばし心身のリフレッシュを試みるのに最適。音楽とおいしい食事と清涼な空気。温泉あり、牧場あり、パークゴルフ(発祥の地)あり。地酒も野菜もお肉もお魚も豊富。特に私がハマったのは、おいしい長いもと濃厚な牛乳と珍しいワサビ。ウーン、身も心もまさにリフレッシュ…。
 今日の写真は、宮本文昭とオーケストラMAP'Sによる公開つぶやきリハーサル。宮本文昭と写真家の加納典明両氏のおどけたポーズ。白人(チロット)小学校で演奏する戸上眞理、松崎千鶴、三宅依子、大島亮(ピチカート・ポルカ)。中学校のブラスバンドを指導する小串俊寿。野外コンサート。すべてのスケジュール終了後、音楽家と関係者がホール裏手の庭で記念撮影。











| 情報・特急便 | 15:00 | - | -
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE