Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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青柳晋
 ピアニストの青柳晋は、「リストの演奏はライフワーク」と語る。彼はリストを弾いていると一番自分がリラックスできるそうで、ピアニスティックな作品は手になじみやすいという。
 そんな彼が2005年5月から続けている「リストのいる部屋」が今年第6回を迎え、12月26日に浜離宮朝日ホールで開催されることになった。
 そのインタビューで自宅を訪れたのだが、彼と話しているといつも話がどんどんそれていって雑談の域を超え、とんでもない方向に飛んで行ってしまう。
 今回も編集担当者とマネージャーがカメラマンの駐車スペースを探している間に、雑談で盛り上がってしまった。
 なんでも、沖縄に演奏に行ったときに宿泊したホテルのベッドと枕がとても快適で、大いに気に入ってしまったため、それと同じ物を特注したのだそうだ。
「すごくぐっすり眠れるんです。伊熊さん、あとでちょっとベッド見て」
 いやいや、そうはいかないでしょう。男性の寝室に入るなど、いくらいいベッドを見るだけでも、私はやっぱり躊躇しますよ。
 そのベッドの話でキャッキャッと盛り上がっているところへみんなが戻ってきたため、一時中断。真面目にインタビューとなりました(笑)。このインタビューは次号の「ぶらあぼ」に掲載されることになっている。
 青柳晋は以前にも書いたが、貴公子のような風貌をしている割には冒険好きで、スポーツ大好き。この意外性がひとつの大きな魅力かもしれない。
 リストのこのシリーズは毎回リストをホスト役にし、さまざまな作曲家がゲスト席にすわるという趣向。そのリストの話になると、彼の口調は熱を帯び、早口になり、リストが本当に好きなのだということがひしひしと伝わってくる。
 彼は芸大の教授を務めているが、大学まで40分かけて自転車通勤をしている。そのおかげで下半身の筋肉が鍛えられ、それに連動して上半身も筋肉がついたそうで、ピアノを弾くときにしっかり腰がすわるようになったという。
 それに加え、快適なベッドでの安眠か。ピアニストはからだが資本だから、熟睡できるのは一番大切なことでしょうね。
 実は、私も寝具には結構凝っていて、低反発のベッドマットとイタリアのメディカル枕を使用している。人間、睡眠は大事な要素。みんないろいろ工夫をしているんだろうなあ。
 今日の写真は自宅のピアノ前で撮影した青柳晋。彼はドクターに、「からだの大きさの割にももが発達している」と驚かれたとか。そりゃそうよね、自転車パワー全開だもの(笑)。
 12月26日のシューマンとリストのリサイタルでは、きっとその腰のすわった姿勢から紡ぎ出される、美しい音楽を聴くことができるに違いない。

| 親しき友との語らい | 21:55 | - | -
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