Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ニコライ・カプースチン
 最近、ニコライ・カプースチンの名前をよく耳にする。
 1937年11月22日ウクライナに生まれたカプースチンは、作曲家であり、ピアニストであり、ミュージシャンでもある。
 クラシックとジャズを融合した独特の作風は、子どものころからのジャズ好きによるところが大きい。ピアノはモスクワ音楽院でアレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルに師事し、大変な技巧派として知られている。
 長らくその作品は演奏される機会に恵まれなかったが、近年ニコライ・ペトロフ、スティーヴン・オズボーン、マルク・アンドレ・アムランという個性的な技巧派ピアニストによって演奏され、その真価が評価されている。
 私が最近インタビューした若手ピアニスト、長富彩、菊地裕介からもカプースチンに興味があるという話を聞き、いまやその作品の魅力は広がりつつあると感じている。
 実は、昨夜は宮田大のチェロ・リサイタルを聴きに行ったのだが、彼がアンコールの最後に弾いたのがカプースチンの「ブルレスク」。超絶技巧のジャジーな旋律をかろやかに演奏する柳谷良輔のピアノに乗せて、チェロがときに哀愁に富み、またあるときはアンニュイな表情や自由闊達な歌を奏で、弦を豊かに響かせていく。非常に印象深い音楽で、もっともっと多くの作品を聴きたいという欲求が湧いてきた。
 こういう一種のウェーブはじわじわと広がり、やがて大きな波となってブームへとつながっていく。
 ぜひ、カプースチンの作品を多く取り上げた演奏会を聴きたいと思う。
| 日々つづれ織り | 22:48 | - | -
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