Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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神尾真由子
 来年2月の「東芝グランドコンサート2012」のもうひとりのソリストは、ヴァイオリニストの神尾真由子。曲はシベリウスのヴァイオリン協奏曲だ。
 これは彼女が小学校6年生のときに初めて演奏した作品で、チャイコフスキー国際コンクールの本選でも選んだコンチェルトである。
 萩原麻未と同様に、プログラムの記事用のインタビューをしたさい、神尾真由子は「シベリウスはメチャメチャ弾きにくい作品を書いた。あの人、ヴァイオリニストになろうとして諦めた人でしょう。だからきっとヴァイオリニストに意地悪しようってんで、難しい曲書いたんだと思う。イケズやわー」とズバリ。
 彼女の話は以前からすごくユニークだと感じている。口数は決して多くないし、むしろインタビュアー泣かせという定評のある人だけど、ひとことひとことがとってもおもしろい。すごくストレートで飾りっ気なし。
「シベリウスのコンチェルトは楽譜に忠実に、オーケストラにピッタリと寄り添わないと、絶対にうまくいかない。ちょっとでもテンポを揺らしたりすると、途端に失敗する。ホント、怖い作品。とりにくい和音も多いしね」
 彼女はつい先ごろ、チューリヒ留学を終え、ニューヨークに居を移した。髪も茶髪から真っ黒のストレートに戻し、少しスリムになって大変身。
「ニューヨークは町が煩雑で汚いし、どんな格好していてもだれも気にしない。すごく開放的な気分になったの。だれかに気楽に声をかけたり、かけられたり。これをチューリヒでやったら、すぐに警察沙汰。電車に乗っているだれかに声をかけようものなら、きみはいったい何が欲しいんだ、なあんていわれちゃって大変(笑)。でも、ニューヨークだったら全然平気。私、毎朝パジャマみたいな格好でパン買いにいってるもん」
 おやまあ。こりゃ、困ったもんだ。アーティストなんだから、だれが見ているかわからない。もうちょっと注意してくれないとね。でも、「ううん、ホントに平気よ。だーれもなーんも気にしてないもん」とケロリ。
 これからは室内楽に興味があるので、いま一緒に演奏する仲間を探している最中とか。アメリカに移ってから、本当に雰囲気が変わった神尾真由子。きっと演奏も解放感が影響し、大きな変貌を遂げるに違いない。
 今日の写真はそんな彼女の得意のポーズ。でも、説明されないとだれだかわからないですよね。だけど、彼女いわく「いいの、いいの」。
 このポーズ、神尾真由子はスイッとやったけど、まねしてみると、すごく難しい。彼女、余程手首がしなやかなのね、まいりました(笑)。



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