Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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牛田智大
 以前も書いたことだが、若手アーティストのデビューCDのライナーノーツを書くことは、無上の喜びである。
 今日は、3月14日にユニバーサルからCDデビューを果たす12歳のピアニスト、牛田智大(うしだともはる)のレコーディングを聴きにHAKUJU HALLを訪れた。
 彼は2011年10月に「題名のない音楽会」に出演した途端、大ブレイクとなった話題のピアニスト。そのデビューCDのライナーを書くことになり、録音を聴かせてもらうことになった次第だ。
 12歳と聞き、事前に資料や写真を見せてもらっていたのだが、ご本人に会ってびっくり。とても礼儀正しく、しっかりしていて、話しかたも大人っぼく、すでに一人前のアーティストの空気をただよわせている。
 演奏を何曲か聴かせてくれたが、いずれの作品も存分に弾き込んで、完全に自分の音楽になっている。
「でも、初めての録音だから、すごく緊張しちゃって…」 
 そりゃ、そうでしょう。でも、落ち着いて自分の持てる最高のものを表現している様子は、年齢を超えている。
 収録曲はリストの「愛の夢」、プーランクの「即興曲第15番(エディット・ピアフを讃えて)」、ヒナステラの「アルゼンチン舞曲集」、ショパンの「夜想曲第2番」など13曲。父親の仕事の関係で幼いころを上海で過ごしているため、1曲だけ中国の王建中の「彩雲追月」が入っている。
 すでに参加したコンクールのジュニア部門で優勝の栄冠に何度も輝いているという、実力の持ち主。
 レコーディングが終了した後に、またインタビューで会うことになっているから、そのときにいろんな話を聞こうと思っている。
 こういうみずみずしい才能が登場してくると、ピアノ界が活気づく。今日は若き新鋭から大きなエネルギーをもらった気がした。写真はレコーディングでの様子。大人顔負けのタフさで、いくら弾いても疲れないようだ。
「ピアノを弾いているときが一番幸せ」
 なるほどね。いくら弾いても疲れないのは、心からピアノが好きだからなのね。こういう才能はぜひ近い将来、世界の舞台へと大きく羽ばたいてほしいと願う。
 みんなで応援しましょうねー。すごくキュートで、会う人がみんなファンになってしまうような魅力を備えているので。

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