Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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三浦友理枝
 ピアニストの三浦友理枝とは、取材をするたびに話がはずむ。彼女はよく通る声ではっきり話し、テンポが速く、インタビューの時間があっというまに過ぎていく。
 先日も3月28日に東京文化会館小ホールで開催されるリサイタルについてインタビューをしたが、いずれの質問にも明快な答えが戻ってきた。
 今回は、ドビュッシー、フォーレ、プーランク、メシアン、ラヴェルというフランス作品がプログラムに組まれている。
「いつもプログラムを組むときはとことん選曲にこだわり、その時点ではすごくいい組み合わせができたと思うんだけど、いざ練習を始めると、ああ、なんて難しい作品ばかり組んでしまったんだろうって後悔する。その繰り返しですね」
 こう笑いながら話す彼女は、本当に以前からものすごくユニークで演奏が困難な作品を並べることが多い。
 でも、本番ではそれを感じさせることなく、完成度の高い演奏を披露する。この前向きな姿勢、チャレンジ精神、高いハードルを自分に課すところが三浦友理枝の最大の魅力でもある。
 このフランス作品のプログラムは夜がテーマで、夕暮れから翌朝にかけて時系列で並べるため、作品をじっくり探し、演奏時間を考慮し、長い間考え抜いたとか。
「こういうの考えているときが、一番楽しいんですよね」
 こう語る彼女の表情の輝いていること。うーん、こういう話だと、いくら時間があっても足りないようだ。
 このインタビューは次号の「音楽の友」に掲載される予定である。
 三浦友理枝もデビュー当初から取材を続けているひとり。最初は、話しかたや声の大きさ、スリムなのによく食べるところなど、私との共通点が多く、ふたりで笑い合ったものだ。
「でも、最近はそんなに多く食べなくなりました。量より質にこだわるようになったからかな」
 あらら、そうなんですか。もりもり食べるところが好きだったんだけどな。でも、質にこだわるのは私も同じ。また共通項、見つけちゃった(笑)。
 以前、オペラシティのリサイタルホールで行われたB→Cのリサイタルがすばらしかったが、今回のこだわり抜いたフランス作品のリサイタルも、きっと記憶に刻まれるものになるのではないだろうか。
 今日の写真はインタビュー時の1枚。いつ会っても美しくチャーミング。男性ファンが多いのも、当然ですなあ(笑)。

| 親しき友との語らい | 23:15 | - | -
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