Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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宮田大&三浦一馬
 今日は王子ホールで13時半から行われた「銀座ぶらっとコンサート」の宮田大の「大ism VOL2」を聴きに行った。
 今回のゲストはバンドネオンの三浦一馬。若いふたりが奏でるチェロとバンドネオンのデュオはとても珍しい組み合わせだが、不思議に音色がマッチし、ピアソラをはじめとする曲では息の合った二重奏を聴かせた。
 宮田大が「チェロとバンドネオンはヴィブラートをかけるところとか、人間の声を思わせる音色がよく似ていて、とても合うことがわかった」と演奏の合間のトークで語っていたが、本当に音の質が合っていた。
 彼らはいま上り坂を一気に駆け上がっている勢いに満ちたアーティスト。こういうみずみずしい才能に触れると、なんだか元気が湧いてくる。
 もちろん、チェロのソロでJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュード」、バンドネオンのソロではガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」なども組み込まれ、実力を存分に堪能することができた。
 なかでも、宮田大がヨーロッパでよく演奏しているという日本の作品、黛敏郎の「文楽」が印象深かった。
 これは文楽(人形浄瑠璃)における大夫(浄瑠璃語り)と太棹(大型の三味線)の演奏をチェロ1本に置き換えた作品。さまざまな奏法が盛り込まれ、まさに文楽を見ているような思いを抱かせる。
 こうした作品はナマで聴く機会が少ない。今日は宮田大の演奏の新たな面を知り、作品のすばらしさも味わうことができた。
 写真はそんな若き逸材、ふたりの終演後の笑顔。このコンサートは銀座の午後のひとときとあって満員。お茶のサービスなどもあり、聴衆はみなリラックスした雰囲気に包まれていた。
 CDのサイン会も盛況。やはり音楽というのはこういうふうにゆったりとくつろいで楽しむものなのだろうな。私のように、このあとまたバタスタと仕事に走っていく人はだれもいない。やれやれ、せわしいのって、本当にイヤですねえ(笑)。



 
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