Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ロール・キャベツ
 私がホームページを作ろうと思ったときに、製作してくれたデザイン会社のかたたちが趣味のページを取り入れたいと提案してくれ、そのなかでもっとも注目されたのが「アーティスト・レシピ」だった。
 これはいままで多くのアーティストに会い、演奏を聴き、私がそのアーティストから触発された感覚でお料理を考案したもので、ご本人の嗜好とはまったく関係なく、自由に作っている勝手なレシピ。
 そのなかから、今回はブラジルのギター・デュオ、アサド兄弟の「ソースまでペロリのロール・キャベツ」を紹介したい。
 先日、「インタビュー・アーカイヴ」にも書いたが、作曲・編曲も行う兄のセルジオ・アサドはとても温厚で視野が広い理性派で、なんでも上手にまとめる兄貴分。一方、天才的なテクニックの持ち主である弟のオダイル・アサドは自由を愛し、気まぐれで個性的な、いわゆる芸術家肌。
 このふたりのギターは、あのピアソラが1983年に「タンゴ組曲」を献呈したほどの超絶技巧が特徴。しかも音色は多彩で、ギター2台とは思えぬほどの幅広い表現力に貫かれている。
 私はギターとはこんなにも多種多様な響きが可能なのかと、初めて彼らの演奏に触れたときからずっと魅せられている。
 そんな彼らの情熱的で躍動感にあふれ、いつ聴いても新鮮で決して飽きない音楽から私が考案したのは、ロール・キャベツ。バリアを超えて愛され、インターナショナルな響きをもつ彼らの音楽は、お肉たっぷり、ワインが隠し味のトマトソースがベースのレシピにピッタリ。キャベツはさまざまな国で愛される野菜というのもその理由だ。
 まず、キャベツは根元に包丁を入れ、芯をくりぬき、破れないように1枚ずつはがし、芯をそぎ取る。4人前で8枚用意する。これを塩少々を入れた熱湯でさっとゆがき、水気をとっておく。
 タマネギ2分の1個はみじん切りにしてオリーブオイル少々でいためてさまし、牛乳大さじ4でしとらせたパン粉2分の1カップと、塩、コショー少々で下味をつけた豚ひき肉200グラムと混ぜる。
 キャベツの内側に小麦粉少々をはたき、肉あんを包み、ようじで止める。
 鍋にスープ(水2カップ、ブイヨン1個半)とトマトピューレ大さじ2、ケチャップ大さじ1、白ワイン大さじ2、砂糖ひとつまみを入れ、キャベツを並べて弱火で20分ほど煮込む。
 お皿にロール・キャベツ2個を盛り、スープをまわしかけ、サワークリーム適宜をトッピングし、パセリのみじん切りをバラリとかければ出来上がり。
 今日の写真は出来立ての「ソースまでペロリのロール・キャベツ」。これはワインとおいしいパンがよく似合う。もちろん、アサド兄弟のギター演奏は必需品だ。心を刺激するギター・デュオを聴きながら食べていると、舌も刺激され、ロール・キャベツ2個では足りないかも。「もっとおかわりしたいー」という声がきっと聞こえてきますよ(笑)。





  
| 美味なるダイアリー | 15:37 | - | -
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