Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ドビュッシー 音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで
 今日の夕方、ブリジストン美術館で7月14日から10月14日まで開催される、オルセー美術館・オランジュリー美術館共同企画による「ドビュッシー 音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで」と題された展覧会の記者発表会が行われた。
 今年のドビュッシー生誕150年に因むもので、パリのオルセー美術館とオランジュリー美術館、東京のブリジストン美術館の所蔵作品を中心に約150点で構成される。
 同展は10項目で構成され、コンテンツは「ドビュッシーの生涯」「選ばれし乙女」「美術愛好家との交流」「アールヌーヴォーとジャポニスム」「古代への回帰」「劇場作品:ペレアスとメリザンド」「劇場作品:聖セバスティアンの殉教と遊戯」「音楽と文学」「自然--霊感の源泉:夜想曲、交響曲《海》、忘れられた小歌」「新しい芸術へ」となっている。
 いずれもドビュッシーの作品に連動した絵(モネ、ドガ、ルノワール、ドニ、マネ、カンディンスキーなど)が選ばれ、彼が同時代のジャンルを超えた芸術家との交流からさまざまな影響を受け、それらを創作活動に反映させていった様子が理解できるよう工夫が凝らされている。
 なお、現在は会場でどんな音楽を流すか、絵を見る人たちを妨げることなく音楽を使うには、どうしたらいいかを検討中だという。
 現在、パリではオランジュリー美術館で6月11日まで同様のドビュッシーにまつわる展覧会が開催されていて、大いににぎわっているそうだ。
 なお、7月16日には日経ホールでフランスのドビュッシー演奏家として評価の高いフランソワ・シャプランのリサイタルが行われる予定。これは2部構成で、後半の演奏会はショパン、フォーレ、ドビュッシーの作品がプログラムに組まれ、前半の第1部ではドビュッシー作品の魅力を音楽史家ジャン=ミシェル・ネクトゥー氏が「ドビュッシー、作品とその魅力」と題した講演を行う(14時開演)。
 今年はすでに雑誌などでもドビュッシーの特集が相次ぎ、録音も続々登場している。知られざる作品や演奏される機会に恵まれない作品も多く聴くことが可能になり、また、この展覧会のように異文化が交流していた時代の空気を感じ取ることもできる。
 こうした展覧会は知的欲求を促し、旅心を刺激し、新たなことに目を向けることで心を高揚させてくれる。
 今日の写真は展覧会のパンフレットの表紙。東京の暑い季節に、ひと吹きの涼風を吹き込んでくれそうだ。


 
 
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