Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団
 昨夜は、サントリーホールにパーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団のコンサートを聴きに行った。
 ヤルヴィは2004年からドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督を務め、パリ管弦楽団の音楽監督としては2期目に入り、2006年からはフランクフルト放送交響楽団の音楽監督も務めている。
 その他、客演指揮者としての活動も多く、超多忙な指揮者である。
 しかし、いつ聴いても、どんなオーケストラとの演奏でも、エネルギー全開、そのオーケストラの特質を存分に生かした響きを導き出す。
 昨夜のプログラムは、前半がピアノのアリス=紗良・オットをソリスト迎えたリストのピアノ協奏曲第1番。後半がマーラーの交響曲第5番だった。
 このマーラーがすさまじいまでの迫力で、マーラーが作品に託した新機軸をドラマティックに情感豊かにパワフルに表現、第1楽章から最終楽章まで一瞬たりとも弛緩せずに、緊迫感あふれる演奏を聴かせた。
 とりわけ金管楽器群が炸裂。ときに咆哮し、またあるときは慟哭し、嬉々とした表情も見せ、弦楽器との濃密な対話を繰り広げていく。
 しかし、有名な第4楽章の「アダージェット」では、ハープと弦楽が天上の美しさを披露し、ゆったりとしたテンポの透明感に満ちた歌謡的主題を存分に堪能させてくれた。
 フィナーレのはなやかなクライマックスはホール全体を熱くし、弦楽器群はうねりのような音楽を発し、管楽器は野性的な音色をとどろかせた。
 そして最後の音が終わるやいなや、「ブラボー」の叫び声と嵐のような喝采が起こり、拍手はいつまでもやまなかった。
 ヤルヴィはいま乗りに乗っている指揮者。2013年は、パリ管弦楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団との来日が予定されている。また新たな一面を見せてくれるに違いない。
 こういう演奏を聴くと、妙にのどの渇きを覚える。聴きながら興奮するからだろうか。いつもはあまりビールを飲まない私なのに、帰宅してからすぐに生ビールを飲んでしまった。パーヴォの熱気が乗り移ったかな(笑)。
 
 
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