Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ルドルフ・ブッフビンダー
 今日は、すみだトリフォニーホールにルドルフ・ブッフビンダーのリサイタルを聴きに行った。
 前半はベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」と同第23番。後半はシューマンの「交響的練習曲」。 
 冒頭から、ブッフビンダーならではの正統的で自然で、「あるベきところに音がある」という、まさに本物の音楽が披露された。
 チェコに生まれ、1歳でウィーンに移り、いまや伝統的なウィーンのスタイルを継承する実力派ピアニストとして国際的に高い評価を得ているブッフビンダー。芯が揺るがぬ圧倒的なピアニズムは、聴き込むほどに胸の奥にじわじわと感動が押し寄せてくるもの。
 2010年4月の来日公演も、洞察力の深さと説得力の強い演奏にひれ伏したい気持ちになったが、今回も演奏の記憶はずっと脳裏から消えないと思う。
 このコンサート評は次号の「モーストリー・クラシック」に書く予定になっている。もちろん、19日のコンチェルトも含めて…。
 彼は以前もベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」の後に場の空気を一変するような、J.シュトラウス2世の「ウィーンの夜会」をアンコールで演奏し、緊迫感をやわらげてホール全体をなごませたが、今回のアンコールも絶品だった。
 シューベルトの「即興曲」D.899第2番と、J.シュトラウス/グリュンフェルトの「こうもり」などのワルツの主題による演奏会パラフレーズを演奏。聴衆の心をウィーンの温かな雰囲気に包み込んだ。
 なんと粋で真摯でユーモアあふれる精神の持ち主なのだろう。
 月曜日にはインタビューを行う予定。実は、彼に会うのは初めてである。素顔はどんな人だろうか。きっと、その日もまだ演奏の感動が心に残っているはず。その勢いでインタビューに突っ走ろうかな(笑)。
| クラシックを愛す | 23:55 | - | -
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