Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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SACDのリリース
 最近、古い録音の名盤がすばらしい音質に変貌し、新たなリリースが相次いで登場している。
 オリジナルのアナログ・マスターからハイブリッド盤SACDリリースのためにリマスタリングされたものがそれに該当し、各社からさまざまな名盤が数多く発売されている。
 たとえば、アレクシス・ワイセンベルクのピアノ、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮による1970年代の録音(EMI)が、見事な音質になって蘇った。 
 1枚は1970年にパリで録音されたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番で、オーケストラはパリ管弦楽団。ワイセンベルクの鋭く切り込んでいく明快なタッチのピアノと、パリ管の抒情的な音色を生かしながら繊細さとスケールの大きさを併せ持つカラヤンの指揮が見事にマッチし、チャイコフスキーの美しい旋律美が浮き彫りになっている。
 もう1枚はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番で、ワイセンベルクとカラヤンのコンビは変わらず、オーケストラがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団となっている。まさに黄金のトリオとも呼べる豪華な布陣だ。こちらは1972年にベルリンで録音されている。
 当時はワイセンベルクもカラヤンも絶頂期。すさまじいまでの熱気と迫力と躍動感あふれる演奏が輝かしく生命力あふれる響きとなって伝わり、古い録音だということを忘れさせる。
 チャイコフスキーはふつうのCDプレーヤーでも再生可能となっているが、ラフマニノフのほうはSACD対応のプレーヤー専用ディスクとなっている。
 オーディオ機器の発達はめざましいものがあり、新しいものを手に入れてもまたすぐに新たな機材が開発されるため、ついていけない感じだ。
 先日、単行本のプロモーションで新聞社のインタビューを受けたとき、ひとりの記者が「私、こんな古いテレコを使っているんですよ」といってDATを見せてくれた。
 そういえば、DATってあったっけ。なんだかとてもなつかしい気持ちがして、まじまじと見てしまった。
 本当に次は何が出てくるのだろうかと、気が気ではない。
 ようやくSACD対応のプレーヤーを手に入れたから、しばらくはこれでいい音質のものを聴くことができるものの、またいつのまにかこれも古くなるのだろうか。やっぱり、ついていけないな、お金もついていかないし(笑)。
 今日の写真はワイセンベルクとカラヤンのSACD。いまのうちにたくさん聴いておこうっと。

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