Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」取材
 19回目を迎えた今年の「ラ・フォル・ジュルネ」のテーマは、L'heure exquise(至福の時)。1850年から現在までのフランスとスペインの音楽を壮大なパノラマとして描き出すもので、ビゼーからブーレーズまで多彩な作曲家の作品が取り上げられ、とりわけ1870年代から1940年代までのフランス音楽史の黄金期といわれる時代の作品にスポットがあてられていた。
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」でも同様だが、ナントも朝9時からコンサートがスタート、並行して複数の大中小のホールでコンサートが行われ、最終公演が開演するのは23時というものもあり、まさに一日中多数のコンサートが行われている。
 ホワイエでは無料コンサートも開かれ、連日何万人もの聴衆が会場に訪れ、押すな押すなの満員状態。
 私はコンサートを選び、会場に足を運び、いくつもはしごをして取材をし、その合間を縫ってインタビュー行い、たくさんのアーティストに会う。
 このインタビューはヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」「婦人公論」「日経新聞」などに順次書いていこうと思う。
 また、記事掲載日が決まり次第、発表しま〜す。
「ラ・フォル・ジュルネ」はひとつのコンサートが45分から長くても60分ほどの時間枠ゆえ、次々に会場を移り、異なる演奏を聴いていくことが可能なのだが、さすがに夕方近くになると集中力が落ちてくる。
 クレール・デセールとエマニュエル・ストロッサーのピアノ・デュオによるフォーレ、ラヴェル、ビゼーを聴いて大人のピアノに酔いしれ、ジャン=ジャック・カントロフ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアのファリャを聴いてスペインへと心が飛翔し、モディリアニ弦楽四重奏団のサン=サーンスで音楽からさわやかなエネルギーをもらう。
 ミシェル・コルボ指揮ローザンヌ合唱団のフォーレとデュリュフレを聴いて、ぜひ今回のインタビューではデュリュフレについて質問しようと決め、フェイサル・カルイ指揮ラムルー管弦楽団のかろやかで躍動感あふれる演奏に触れ、マエストロの指揮姿に「ダンシングコンダクター(踊る指揮者)」と命名した。
 私がその官能的な音色に惚れているルノー・カプソンのヴァイオリン、実力派のピアニスト、ニコラ・アンゲリッシュ、モディリアニ弦楽四重奏団のアンサンブルによるショーソンは、もっとも印象に残った演奏のひとつといっても過言ではない。
 スペインのギタリスト、フアン・マニュエル・カニサレスのロドリーゴの「アランフェス協奏曲」は、フラメンコギターとクラシックギターが見事な融合をなしていたし、ポリス・ベレゾフスキーをはじめとする多くのアーティストによるサン=サーンスの「動物の謝肉祭」は、その場でイラストレーターが絵を描いていくというライヴならではの手法がとられていた。
 こうした音楽性と表現力と集中力に富んだ上質なコンサートが次々に行われるため、息をつく暇もないほど。
 また少しずつ詳細を書いていこうと思う。
 今日の写真は会場のシテ・デ・コングレ、町のなかに立っていた「ラ・フォル・ジュルネ」の看板、そして記念のラヴェルが貼られた白ワイン。








 

 
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