Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ロッテルダム・フィルハーモニー
 今日は、友人のKさんとサントリーホールにヤニック・ネゼ=セガン指揮ロッテルダム・フィルハーモニーのコンサートを聴きにいった。
 出張から戻って、初めてのコンサートである。
 プログラムは前半がヤン・リシエツキのピアノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。後半がラフマニノフの交響曲第2番。
 だが、ネゼ=セガンが体調を崩し、前半のコンチェルトは指揮者なしの演奏となった。リシエツキにプログラム用のインタビューをしたとき、マエストロとの共演を非常に楽しみにしていること、ふたりで曲目を決めたことなどを聞いていたため、その密度濃い音の対話を期待していたが、リハーサルでみっちり音楽を作り上げていたのだろう、指揮者が不在でもオーケストラとピアノとの雄弁な対話を聴くことができた。
 リシエツキは以前も書いたが、1995年ポーランド人の両親のもと、カナダに生まれた。飛び級をするほどの知性の持ち主で、ピアノも非常に知的で構成力に富み、なにより音の美しさが際立つ。
 決して鍵盤をたたかず、繊細で情感豊かでやわらかく歌う音色で、ベートーヴェンの美しい音楽を嬉々とした表情で紡いでいく。
 突然、指揮者なしの本番となったが、リシエツキは落ち着いて弾き降りをこなし、オーケストラとの相性のよさを示した。
 後半はネゼ=セガンが登場し、ロシア的な力強さとほの暗い空気がただよう旋律を高らかに歌い上げ、息が長くスケールの大きな起伏に富んだ作品の内奥に迫るべく、全身全霊を傾けて指揮に没頭。体調の悪さはみじんも感じさせなかったが、楽章の合間に水を口に含む様子が痛々しかった。
 なんでも、今朝突然体調が悪化し、吐き気を催したそうだ。疲れで胃腸がやられたのだろうか。
 今日は1月31日から始まったロッテルダム・フィルハーモニーの日本ツアーの最終日。もうひとりのソリスト、庄司紗矢香のコンサートは聴くことができなかったが、このオーケストラとネゼ=セガンのピタリと合った呼吸は存分に堪能することができ、今後の両者の活躍が楽しみとなった。
 しかし、まだ私の体調は本来の調子に戻らない。もう少しゆっくり睡眠をとることが必要なのかもしれない。
 連休明けにはまたスケジュールがびっしり入っている。なんとか明日までにはもとに戻さなくては…。
 Kさんが心配して、おいしいチョコでくるんだミニパームクーヘンをくださった。帰宅してから紅茶を入れ、スイーツをいただき、演奏を反芻した。
 Kさん、ごちそうさま。なんとか元気を取り戻します。
| クラシックを愛す | 22:52 | - | -
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