Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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牛田智大の本の校正終了
 本日、「リトル・ピアニスト 牛田智大」(扶桑社)の再校を戻し、一応、私の役割はすべて終了した。
 こうして1冊読み終わると、もっとこうすればよかった、あそこはああすればよかったと欲がいろいろ出てくるものだ。
 今回は牛田智大がデビューしてから約1年間の取材期間だったため、短期勝負となり、そのなかでなんとか彼のすべてが伝わるようにと工夫を凝らしたつもりである。
 しかし、もっと長期にわたって取材ができれば、より中身の濃いことが書けたのではないだろうかと、反省がよぎる。
 よく、演奏家が録音を終えた後に、「もっとよく弾けたのに、と思うと残念だ。けっしてこの演奏に満足することはない」ということを口にするが、私もまったく同様の感情を抱く。
 要するに、その時点で最善は尽くすのだが、もっといいものを書きたいと思う気持ちが、常に心のなかに渦巻いているのである。
 だが、この本はいままで書いてきたアーティストの本のなかで、もっとも若い演奏家のものである。牛田智大の演奏はこれからいかようにも変化し得るものであり、彼の前には限りない未来が広がっている。
 その大海原にこぎ出していく最初の段階に、ひとつの仕事としての役割を果たすことができ、うれしい限り。
 ようやく、ひとつ肩の荷が下りた感じがする。
 本ができあがるのが楽しみだ。写真も多いし、きっとはなやかな感じの本に仕上がるだろうから。
 
 
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 22:55 | - | -
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