Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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山田和樹
 9月6日、7日と荷物の積み出しを行い、7日の午後ようやくすべての荷物が引っ越し先に収まった。
 収まったのはいいが、段ボールの山、山、山で、歩くこともできないありさま。まずはひとつずつ片付け、8日になって少しは山が低くなったものの、今度は必要な物がどこに入ったのかまったくわからず、そのつど右往左往。
 梱包の担当はベテラン女性5人で、すこぶる手際がいい。それを若い力自慢の男性5人がものすごいスピードで運んでいく。
 こういうのをチームプレーというのだろう。ひとつの段ボールでもとても持ち上がらない重さなのに、必ず2つ重ねて運んでいく。これはコツがあるそうで、腰の力の入れ方が関係するようだ。
 汗がほとばしり、ポタポタと落ち、ものすごくパワフル。
 女性陣も男性陣も、みんなすごく感じがよくて、明るい雰囲気。大変な仕事なのに、礼儀正しく応対してくれる。私があとになって植木鉢が持ち上げられないから、ちゃんと決めた場所に置いてほしいというと、「オーケーっす。わかりやした。こっちでいいっすか」と陽気な返答が戻ってくる。
 大きな重い冷蔵庫を階段で降りながら運ぶときなんか、ハラハラドキドキするのだが、ふたりで「それっ」と掛け声をかけて一気に運んでいく。たいしたもんだ。体育会系の爽快ささえ感じてしまう。
 何はともあれ、引っ越しは完了した。これからゆっくり部屋の整理をしていくことにしよう。入ってしまえば、こっちのもんだ(笑)。
 というわけで、荷物の整理は中腰が多いため、直りかけていた腰痛がぶり返し、いまは立ったりすわったりが非常に困難。
 それでも、今日は「日経新聞」のインタビューに出かけ、指揮者の山田和樹に話を聞いた。
 今日ベルリンから帰国したそうで、飛行機が2時間遅れたとのこと。インタビューに駆けつけてくれ、疲れているにもかかわらず、いろんな質問に気持ちよく答えてくれた。
 山田和樹は、2009年のブザンソン国際指揮者コンクールの優勝者。その後、一気に活動の幅が広がり、現在はスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者、日本フィルの正指揮者、仙台フィルのミュージックパートナーをはじめ、さまざまな活動を行っている。
 コンクールにまつわる話もとてもおもしろかったが、スイス・ロマンド管のポジションの名称に関することも興味深かった。最初は音楽監督をオファーされたそうだが、その重責と時間的なことを考慮するとまだ無理だと判断し、ことばの問題もあり、一度は辞退したそうだ。だが、オーケストラ側はなんとしてもきてほしいため、オーケストラとして初めての首席客演指揮者という名称を提示してくれたそうだ。
「スイス・ロマンドは色彩感がすばらしい。フランス作品を演奏したら、もう指揮していて浮遊感が味わえるほど。至福のときを味わうことができます」
 山田和樹は「いまは、まだまだ勉強が必要。日本にいると、忙しくてなかなか勉強する時間がとれないため、ベルリンでゆっくり勉強します」とのこと。
 同じくベルリンに住んでいる樫本大進と非常に親しく、ふたりは今度共演することになっている。その話は先日、大進から聞いていたため、その話題で盛り上がった。私の勝手な考えだが、ふたりには共通項がたくさんあると感じてしまった。
 この記事は10月の「日経新聞」に書く予定になっている。
 久しぶりにビシッとしてインタビューに出かけたため、腰痛も影をひそめていたが、仕事が終わったらまた痛みが襲ってきた。
 さて、明日もまた諏訪内晶子のインタビューが入っている。ちょっと腰痛さ〜ん、どこかに隠れていてくださいな〜(笑)。
 今日の写真はインタビュー後の山田和樹。今年のナントの「ラ・フォル・ジュルネ」で演奏を聴いたとき、現地の人の反応がものすごくストレートで熱いと感じだが、彼いわく「涙がこぼれそうなほどうれしかった」そうだ。
 演奏同様、とても情感豊かで人を引き付ける魅力がある若きマエストロ。ぜひ、長く応援していきたい。
 9月13日には杉並公会堂で「日本フィルハーモニー交響楽団 山田和樹コンチェルト・シリーズVol.2」と題したコンサートが開かれる。午後6時30分からは、マエストロによるプレトークもあるそうだ。彼は帰国して日本フィルを振るたびに、勉強の成果が問われると真摯な表情で話していた。その成果をぜひ体感してみたい!!

| アーティスト・クローズアップ | 22:42 | - | -
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