Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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諏訪内晶子
 先日、2014年3月に行われる「東芝グランドコンサート2014」のソリストのひとりである諏訪内晶子のインタビューに出かけた。
 毎年、指揮者やオーケストラ、ソリストが変わるこのコンサート、来年はいまヨーロッパで注目されているロシア出身の指揮者、ヴァシリー・ペトレンコが首席指揮者を務めるオスロ・フィルハーモニー管弦楽団がやってくる。
 オスロ・フィルといえば、マリス・ヤンソンスが1979年から2002年まで音楽監督を務め、大きな飛躍を遂げたことで知られる。このコンビは「東芝グランドコンサート1993」で来日公演を行い、今回オスロ・フィルとしては18年ぶりの日本ツアーとなる。
 プログラムはニールセン、ショスタコーヴィチ、モーツァルト、マーラーなど多岐にわたる作品が組まれているが、諏訪内晶子はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲で参加する。
 彼女はチャイコフスキー国際コンクール優勝後、10年のときを経てウラディーミル・アシュケナージ指揮チェコ・フィルとこの作品を録音している。
 今回は、この有名なコンチェルトがいかにすばらしい作品か、弾けば弾くほど難しい作品だと感じ、ただ美しくメロディアスな作品ではなく、もえたぎるような熱い思いが作品の奥に潜んでいる、という話になった。
 諏訪内晶子は今年2月、横浜みなとみらいホールを中心に、「国際音楽祭NIPPON」と題する音楽祭を立ち上げ、音楽監督を務めた。共演者がすばらしく、指揮者のエサ=ペッカ・サロネン、ピアノのレイフ・オヴェ・アンスネス、チェロのピーター・ウィスペルウェイ、ピアノの江口玲が参加、充実した2週間を過ごした。
 この音楽祭は第1回目で、今後もさまざまな形で続いていくと聞いていたため、非常に楽しみにしていたのだが、あいにくナントとパリの「ラ・フォル・ジュルネ」の出張と重なり、演奏を聴くことができなかった。
 主催者から巻頭原稿を依頼され、諏訪内晶子のこれまでの活動や考え、将来に向けての彼女の視点などを書き、出張前にあわただしく入稿して出かけた。それを彼女がすごく感謝してくれ、演奏を聴くことができなかった私のために詳しく様子を話してくれた。
 インタビューはその話題から入り、やがて本題のメンデルスゾーンのコンチェルトへと移り、さらに今後の活動についても聞いた。
 私は彼女のデビュー前から取材を続けているため、もうおつきあいは本当に長い。そしていつも彼女の前向きな姿勢に関心させられる。ひたむきで自信に満ち、凛として自分の道を切り拓いていく姿勢は昔からまったく変わらない。
「でも、何度弾いても、どんな指揮者やオーケストラと弾いても、メンデルスゾーンは難しいのよねえ」と、最後までこのことばも変わらなかった。
 この作品はもう30年も弾いているというのに…。奥が深いコンチェルトなんですね。
この記事は、「モーストリー・クラシック」と公演のプログラムに書くことになっている。
 今日の写真はインタビュー時の1枚。さまざまな話題で盛り上がった後だったけど、かなりクールな表情に撮れたかな(笑)。

 
| 親しき友との語らい | 22:33 | - | -
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