Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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アンティーク家具
 昔からアンティークの家具に目がない。
 これまでは、イギリスの1910年製のハンガーやテーブル、1920年製の小さなドレッサーなどをお金をためて買い求め、大切に使ってきた。
 ところが、今日とてもすばらしい日本の茶ダンスに出合ってしまった。
 先日出版した「クラシックはおいしい アーティスト・レシピ」のプロデューサーを務めてくださったSさんにベルリンのお土産を渡しにいったところ、彼の事務所にその茶ダンスはひっそりと置いてあったのである。
 いろんな話をするなかで、つい私が両親が大昔使っていた「松本家具」のテーブルといすを譲り受けて、いま使っていると話したら、Sさんがその茶ダンスを見せてくれたのである。
 私のすわっているうしろに置かれていたため見過ごしていたのだが、これがすばらしい黒柿の職人芸を存分に発揮した家具。
 なんでも昭和15年7月20日に福島で制作されたもので、Sさんのおじいさんが特注したそうだ。
 まったく傷もなく、形も色も美しく、まさに日本の職人芸の賜物。時代を感じさせる風格があり、しかもしっかりした作りである。
 あまりにも私が気に入ったため、彼は「○○万円で譲ってもいいよ」といってくれたが、すぐには払えない。
 ここでSさんは、「黒柿とは」と詳細を教えてくれた。柿の木が数百年の樹齢を経て古木になると、墨のような黒い模様ができることがあり、その表面を加工して家具にするのだそうだ。とても貴重な素材で、なかなか手に入らず、入ったとしても、制作できる職人は限られているとのこと。
 う〜ん、ますます気に入った。お金をためなくちゃ(笑)。
 帰宅してからいま置いてある食器棚の幅を測ったら、78センチ。あの茶ダンスは85,5センチあった。家具を大移動させ、正面にもってくれば置けないことはない。
 いろいろ調べてみると、黒柿の家具をそばに置いておくと幸福が訪れるそうだ。あ〜ん、そんなこと知ったら、気持ちが余計に募るよ〜。
 日本にも、こんなすばらしいアンティークがあると、今日はとても勉強になった。なにはさておき、お金ためなくちゃ。
 今日の写真はその味わい深い黒柿の茶ダンス。いったい、いつになったら私のところにきてくれるのだろうか…。


 
| 日々つづれ織り | 21:58 | - | -
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