Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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アレッシオ・バックス
 3連休の初日、12日に中村紘子さんのご自宅でアレッシオ・バックスを囲むパーティが開かれた。
 私もお招きを受けて伺ったのだが、当日は45人ほどの招待客が集まり、非常ににぎやかな会となった。
 アレッシオ・バックスは1977年イタリアのバーリ生まれ。1997年に浜松国際ピアノ・コンクール、2000年にリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝の栄冠に輝き、以後、国際舞台で幅広く活躍。現在はニューヨークを拠点に活発な演奏活動を行っている。
 もっとも尊敬する作曲家はラフマニノフだそうで、この夜もラフマニノフの作品を2曲披露してくれた。
 アレッシオ・バックスはやさしいまなざしのナイーブな表情をもつ人で、演奏も難曲を鮮やかにこなす技巧と、繊細さと大胆さを併せ持つ表現力が特徴である。
 実はこの日、演奏をごく間近でじっくりと聴かせてもらったのだが、タッチがとてもやわらかく、情感豊かな音色が美しく、ペダリングも絶妙だった。
 中村紘子さんは浜松国際ピアノ・コンクールの審査委員長をされていたとき以来、バックスの将来性を見越して応援し続けている。今回も、ぜひもっと広く彼の演奏を知ってほしいと、このパーティを計画された。
 若いピアニストにとって、こうしたバックアップは非常に力になる。彼はクラシック界のさまざまな人たちに紹介され、ひとりずつじっくりと対話していたが、私もぜひ次回はインタビューをしたいと申し出た。
「ええ、ぜひ。ぼくのほうこそお願いします」
 謙虚で人なつこい笑顔がとても印象に残った。
 中村さんによれば、この9月にはシカゴ交響楽団とサミュエル・パーパーのピアノ協奏曲を演奏し、新聞評で絶賛されたという。
 夫人のルシル・チョンもピアニストで、浜松のコンクールで知り合ったそうだ。彼女も国際コンクールの覇者で、ときおりふたりでデュオ・コンサートも開くという。
 最近のスケジュールをいただいたのだが、欧米でのコンサートがびっしり。ぜひ、日本でも各地でのツアーを行ってほしい。
 今日の写真はあいさつをしている中村さんとバックス。もう1枚は当日、中村さんが履いていた靴。うしろに音符が書いてあるユニークなハイヒールで、特注品かと思ったのだが、かなり前にホテルのショップで見つけたとか。まさに音楽家が履いてくれるのを待っていたような靴ですよね(笑)。



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