Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ブッフビンダーの「皇帝」
 もうすぐルドルフ・ブッフビンダーが来日する。今回はウィーン・フィルとの共演で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を弾き振りするプログラムが組まれているが、11月13日に「サントリーホール&ウィーン・フィル 青少年プログラム」にも出演することになっている。
 これは高校生を対象とするもので、12時から13時までの1時間。プログラムはベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」の1曲で、ブッフビンダーが弾き振りを披露する。
 そのプログラムの曲目解説をわかりやすく書いてほしいと依頼され、ふだんの原稿とは多少異なった形で仕上げた。
 これを聴くことができる高校生は幸せだ。最高の作品を現代の最高の音楽家たちの演奏で聴くことができるからだ。
 きっとこれまでクラシックにあまり興味をもたなかった人たちが、これを機に耳を傾けてくれるようになるかもしれない。
 若い心と耳は柔軟性に富むから、本物に触れて深い感動を得るのではないだろうか。
 こうした原稿は、ふだんのものとは違い、神経を遣う。少しでもベートーヴェンを知ってほしい、「皇帝」の魅力に触れてほしいと願い、知恵を絞ったつもりである。
 私も今回は通常のコンサートのほうの「皇帝」を聴きにいくつもりだ。ブッフビンダーの第2楽章は、涙がこぼれるほど美しい。私はこの緩徐楽章が、ベートーヴェンの作品のなかでもっとも好きである。
 さて、どんな感動が味わえるだろうか。ひたすら待ち遠しい。

 
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