Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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レイ・チェン
 レイ・チェンには来日ごとに会い、話を聞いている。先日も、次号の「intoxicate」のためにインタビューを行った。
 以前もブログで紹介したが、いつ会っても彼はエネルギー全開。気持ちいいほどよく話し、にこやかに笑い、元気いっぱいだ。
 今回は、2013年7月にレコーディングが行なわれたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番、第4番、ヴァイオリン・ソナタK305の録音に関して話をしてもらったが、これら3曲にはそれぞれいろんな思い出とエピソードがあり、それを雄弁に語ってくれた。
 これらはクリストフ・エッシェンバッハ指揮シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団との共演で、しかもヴァイオリン・ソナタのほうはエッシェンバッハがピアノを担当している(2014年1月22日発売 ソニー)。 
 このソナタは、エッシェンバッハの両親がこよなく愛していた作品だそうで、その意味で深い思い出が込められているそうだ。
 レイ・チェンにとっても非常に記憶に残る大切なレコーディングとなったという。
 さらにシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団は平均年齢が19歳という若さで、みんなが前向きでやる気満々、とてもポジティブな録音だったそうだ。
 そのことば通り、このアルバムは大きく成長したレイ・チェンの音楽を堪能することができる。彼の音はのびやかで明るく、自然体。聴き込むほどに、こちらも幸せになってくる。カデンツァも自身で書き、それを収録しているが、ひとつのカデンツァを書くのに膨大な時間を要したそうで、モーツァルトと一体化するまで大変な労力を費やしたという。
 レイ・チェンは、昨年12月のノーベル賞の授賞式の記念コンサートに招かれ、エッシェンバッハとともに演奏している。この会場で医学生理学賞受賞の山中伸弥さんにお会いしたそうで、11月5日浜離宮朝日ホールでのコンサートにもきてくれるとうれしそうに語った。
「でも、専門の話をされたら、まったくわからないから困るよ」
 そういって、また陽気な笑い声をたてた。
 今日の写真はインタビュー後の2枚。いつもと違った表情がほしいな、といったら、途端にこのふたつのポーズが登場。これ、本邦初公開。ファンだったら、すごく喜んでくれるんじゃないかな。本人も、「ヒャーッ」といって大笑いしていた。 



| 親しき友との語らい | 21:48 | - | -
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