Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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与儀巧リサイタル
 今日は先日インタビューし、その記事がヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」に掲載された、テノールの与儀巧のリサイタルを聴きに紀尾井ホールに出かけた。
 記事にも書いたように、前半は日本歌曲、後半はイタリア歌曲とイタリア・オペラ・アリアでプログラムが組まれている。
 沖縄の宮良長包の歌曲は、彼がインタビュー時にさまざまなことばを尽くして説明してくれたため、それを思い出しながら聴いた。
 与儀巧の声は、ナマで聴くと強靭なのどをもっていることがわかり、いずれの作品も強い説得力を備えている。
 今回は初めて聴く曲が多かったが、歌詞を大切にうたう彼の歌唱法により、各々の作品のなかに自然に入っていくことができた。
 後半は一気にテンションが上がり、歌曲とオペラ・アリアでホール全体をイタリアの空気で包み込んだ。
 やはり与儀巧の声は、イタリアの歌が似合う。自然な唱法と情熱的で前向きな思い、作品への熱い共感などが、テノール特有の張り上げを伴って聴き手の心にストレートに届けられ、爽快感を抱いた。
 歌手のリサイタルは後半になるほど声の調子が上がり、のびやかになってくることが多い。与儀巧も演奏が進むにつれ、声が沖縄の海や空のように晴れやかに、またイタリアの空気のようにカラッと澄み渡り、ひとつひとつの曲が強く熱く深くうたい込まれ、聴衆の耳を釘づけにした。
 機会があったら、次回はぜひオペラを聴いてみたい。
 終演後、楽屋にあいさつにいくと、「記事、ありがとうございました。ブログも拝見しました。そこまでいってくれるのか、頑張らなくちゃと、涙が出そうでした」といわれ、私、そんなこと書いたっけ、と一瞬とまどった。
 今日のリサイタルは、歌手のステージには欠かせないピアニスト、瀧田亮子が共演者。彼女には以前会ったことがあるため、再会を喜び合った。
 というわけで、写真はツーショット。
 与儀さん、すばらしいリサイタルでした。「NHKニューイヤー・オペラコンサート」初出演、頑張ってくださいね。期待していま〜す。


 
 
 
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