Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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フランチェスコ・トリスターノ
 昨日は、王子ホールにフランチェスコ・トリスターノのリサイタルを聴きにいった。
 今回のプログラムは、J.S.バッハの「フランス組曲」全曲。彼のレパートリーの根幹をなすのはバッハだが、初めて聴く「フランス組曲」は、やはりテクノやジャズも演奏するトリスターノらしい、自由で斬新で型にはまらないものだった。
 そして今日は、銀座のヤマハ ピアノアーティストサービス東京に出向き、インタビューを行った。
 話は昨日の「フランス組曲」から。トリスターノは作品の順序を変え、第2番と第5番を入れ替えて演奏していたが、それは調性と舞曲の内容と全体の構成を考慮したためだという。
 そして話題は、アリス=紗良・オットとのデュオに移った。ふたりは以前から大の仲よしで、自然にデュオを組むことを決めたとか。
 すでに録音も済ませ、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」、ラヴェルの「ボレロ」、そしてトリスターノの新曲が収録されたそうだ。
 ここでビッグニュース。このデュオが、2014年6月24日にすみだトリフォニーホールで実現する運びとなった。コンサートでは、ラヴェルの「ボレロ」もプログラムに入るそうだ。
 今日のインタビューは「日経新聞」とヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」に書く予定にしている。
 彼のことは、「フラくん」と呼んでいることを以前のブログにも書いた。彼のマネージャーがそう呼んでいて、この呼び名を本人が大層気に入っているから、私も使わせてもらっているのである。
 フラくんは、アリスとのデュオの話になると一気にテンションが上がり、風邪気味でゲホゲホ咳をしながらも、ことばを尽くしていろいろ話してくれた。
 ふたりは性格がまったく異なるのだが、それがピアノを一緒に弾くと、刺激的な音楽が生まれるのだそうだ。
 長身痩躯、美形、旬のふたりのデュオは、世界的に大きな話題となるに違いない。CDは来日前の2014年春のリリースになりそうだ。
 ひとつだけ、記事を書く前にインタビューの内容を明かすと、フラくんが書いた新作をアリスは「キャーッ」といって、「こんなの弾けな〜い」と叫んだそうだ。
 でも、結果としては、録音は成功したそうだから、アリスはものすごく努力をしたんだろうな。フラくんはニヤニヤ笑っていたけど。
 彼の作品はテクノの要素が入っているから、クラシックの演奏にとっては、さぞ難しかったに違いない。今度はアリスにその話を聞いてみたいな。きっと、ものすごくエネルギッシュにあれこれ話してくれるに違いない。
 今日の写真はいつもながらカッコいい、フランチェスコ。これで「ラーメンがすごく好き」なんていうんだから、不思議よねえ。なんでも、アリスはラーメンが嫌いだそうで、デュオで来日したら、彼女に絶対ラーメンを食べさせるといっていた。はて、どうなることやら…。


 
 
 
| 親しき友との語らい | 23:38 | - | -
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