Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ゴーティエ・カピュソン
 今日は、フランスのチェリスト、ゴーティエ・カピュソンのインタビューのため、銀座に出かけた。
 ゴーティエには、かなり前から取材を続け、特にヴァイオリニストの兄、ルノー・カピュソンと一緒のインタビューが印象深い。
 近いうちにその爆笑インタビューを「インタビュー・アーカイヴ」で取り上げたいと思う。
 とにかく、ルノーはおっとり慎重にひとことずつことばを選びながら話すタイプ。ゴーティエは才気煥発、ルノーへのインタビューでも自分が話し出す。すると、ルノーが「オレが聞かれているんだよ。オレが答えるんだから、お前は黙ってろよ」と怒り出す。
「ああ、そう」としばらくゴーティエは黙っているが、ルノーが夢見るような目をしながらゆったりと話していると、「アニキ、その曲に関してはぼくのほうが話せるよ」と口をはさむ。
 するとまた、ルノーが怒り出す。ゴーティエは「ハイハイ」としばらく沈黙。
 この繰り返しで、インタビューは爆笑状態。それを今日ゴーティエに話したら、「そんなことあったっけ。忘れちゃったなあ」と、ニヤニヤしながらとぼけていた。
 ゴーティエの新譜は盟友のピアニスト、フランク・ブラレイと組んだ「アルペジョーネ・ソナタ」(ワーナー)。もう1枚は、サン=サーンスの協奏曲集で、ルノーがヴァイオリン協奏曲、ゴーティエがチェロ協奏曲、ふたりがソロを務める「ミューズと詩人」の3曲。フランスのいま話題の若手指揮者、リオネル・ブリンギエールとの共演である。オーケストラはフランス放送フィル。
 これらの作品に関して、短時間で雄弁に語ってくれた。このインタビューは「CDジャーナル」に掲載されることになっている。
 ゴーティエの快進撃はすばらしく、練習熱心で常に前向きな彼は、スター街道を突っ走っている感じ。しかも、地に足の着いた性格ゆえ、ひとつひとつの活動があるべき形できちんと行われている。
 音楽はエネルギッシュで若々しい情熱がほとばしるものだが、作品に寄り添う目が常に感じられ、作曲家への敬意を前面に押し出している。
 彼はいつ会っても、活力に満ち、笑顔を絶やさず、本当のナイスガイだ。
「ぼくが音楽を楽しんでいるんだから、それを聴いてくれる人も幸せになってくれなくちゃ」という。
 作品についてかなり詳細に語ってくれたので、それを記事に書くつもり。今日の写真は、インタビュー後のワンショット。「リラックスした感じでね」といったら、最初はおどけた様子をしてみんなを笑わせていたが、すぐにこんな表情になった。ねっ、ナイスガイでしょ。演奏もいますっごく脂がのっているんだよね。 

| 親しき友との語らい | 23:25 | - | -
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