Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート
 新年、明けましておめでとうございます。
 たったいま、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートのライヴ中継が終わった。
 昨年取材したさまざまなことが思い出され、バレンボイムの指揮も、ウィーン・フィルの演奏も、例年よりも身近に感じることができた。
 ウィーン・フィルの取材は、昨年さまざまな人のインタビューなどを紹介してきたが、最後に登場するのはこの人、ウィーン・フィルの楽団長である第1ヴァイオリンのクレメンス・ヘルスベルク。今年最初のブログの登場人物である。
 ヘルスベルクは1980年にウィーン・フィルに入団し、1997年に楽団長に就任。メンバーから信頼され、何度も全員の選挙により楽団長に選ばれている。
 この役目は大変な重責で、仕事は山ほど。インタビューに訪れたときも、ウィーン・フィルのツアーから戻ったばかりで、執務室のデスクの上は、書類がうず高く積まれていた。
「ちょっと留守にすると、やらなくてはならないことがたまってしまって大変なんです。もちろん私はヴァイオリニストですから、演奏が第一ですが、楽団長としての仕事はいくら時間があっても足りないくらいですよ」
 完璧なる民主性を貫くウィーン・フィルは、各人がそれぞれオーケストラの仕事を行い、自分の演奏と生活に責任をもっているという。
「休む暇もない生活ですが、演奏を始めた途端、天にも昇る気持ちになり、音楽に身も心も委ねることができます。ウィーン・フィルのメンバーは、おそらくほとんどの人がそうだと思いますが、演奏することを仕事だとは考えていないと思います。すばらしい作品を演奏することができる、その幸せをかみしめ、喜びを抱いて演奏しているのです。ですから、どんなに疲れていても、嫌なことがあっても、演奏を始めたらスーッと忘れてしまう。偉大な作曲家の作品のなかに入り、音楽と一体となり、みんながひとつの家族のようになるのです」
 今日のニューイヤー・コンサートも、まさにヨハン・シュトラウス・ファミリーの曲、生誕150年のリヒャルト・シュトラウスの曲と一体化し、みんなが喜びをもって演奏していることが伝わってきた。
 先日、バレンボイムのところでも書いたが、今日のニューイヤー・コンサートのライヴCDは1月22日にソニーからリリースされる。そのライナーノーツにバレンボイムにインタビューしたときのことを綴った。
 今日の写真はインタビュー時のヘルスベルクさん。リヒャルト・シュトラウスのスケッチ画(もちろんオリジナル)の前に立ってもらった。
 さて、2014年はホームページを少しだけリニューアルしたいと思う。ブログを初めてから3年、本当に多くの人から「いつも読んでいるよ」といわれ、そのつどうれしさをかみしめている。
 今年はもうちょっとグレードアップする予定。もっともっと楽しく読んでもらえるよう、頑張りま〜す。
 それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします。



 
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