Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

ブログ

<< クリスティアン・ゲルハーヘル インタビュー | main | 元気な山茶花 >>
クリスティアン・ゲルハーヘル シューマン第2夜
 もう、ことばがない。この深い感動を表す的確なことばがみつからないのである。
 今日は、クリスティアン・ゲルハーヘルの「シューマン歌曲集の夕べ」第2夜を聴きに王子ホールに出かけた。
 プログラムは前半が「6つの歌曲」作品107全曲と「詩人の恋」作品48全曲。後半が「ゲーテの《ヴィルヘルム・マイスター》による歌曲集作品98aより4曲、「メランコリー」作品74-6《スペインの歌遊び》作品74より、「哀れなペーター」作品53-3《ロマンスとバラード第3集》作品53より、「心の奥深くに痛みを抱えつつ」作品138-2《スペインの恋の歌》作品138より、「悲劇」作品64-3 《ロマンスとバラード第4集》作品64より、「隠者」作品83-3という構成。
 昨日インタビューしてシューマンの歌曲集に対する考えを聞いたからか、ひとつひとつの作品がより深く心に響き、作曲家の魂に寄り添う歌声に、別世界へと運ばれるような感覚を抱いた。
 とりわけ印象的だったのが、「詩人の恋」。これは音大のときにレッスンで学んだからか、16曲がそれぞれとてもなつかしく、心のなかでともにうたってしまった。
 今夜のプログラムは、高音を駆使した部分が多く、ゲルハーヘルのあたかもテノールを思わせるようなのびやかで抒情的な高音が存分に堪能できた。あまりナマを聴く機会のない作品も多数登場し、シューマンの歌曲の奥深さを知らしめた。
 いまでも「詩人の恋」の「美しき5月」や「あれはフルートとヴァイオリン」「光あふれる夏の朝」「夢の中で泣いた」「毎夜きみを夢に見る」などの旋律が脳裏をよぎり、主題が口からこぼれ出る。
 ゲルハーヘルのすばらしい3日間は終わってしまったが、彼の歌声を聴きながら、「今年はいい年になる」という予感がした。
 この熱い感動は、しばらく消えそうもない。私はシューマンが大好きなのだが、こんなに多くの歌曲をじっくり聴いたことはない。これから録音を探して、シューマンの歌曲をもっと研究したいという気持ちが湧いてきた。
 それもこれも、ゲルハーヘルのおかげである。クリスティアン、ありがとう!!
| クラシックを愛す | 23:58 | - | -
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE