Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

ブログ

<< マリア・ジョアン・ピリス | main | グッズをそろえて… >>
ヤン・リシエツキ
 昨日は、1995年にポーランド人の両親のもとカナダに生まれたピアニスト、ヤン・リシエツキのリサイタルを聴きに東京オペラシティコンサートホールに出かけた。
 彼は自分のルーツである祖国ポーランドの偉大な作曲家、ショパンを敬愛し、ことあるごとにポーランドで演奏している。そしてショパンの魂に近づくべく、ショパン時代の楽器で演奏したり、ゆかりの人に会ったり、オリジナル楽譜を研究したりしている。
「ショパンの時代の楽器で弾くと、すごく楽に弾くことができる。それを発見したとき、ぼくはショパンが作品に込めた気持ちが、より深く理解できたと感じました。楽器を通して、タッチやリズム、和声など多くのことを学ぶことができたからです」
 こう語るリシエツキは、今回のリサイタルではオール・ショパンでプログラムを構成した。
 まず、「華麗なる大円舞曲」作品18から始め、キレのある若々しい響きを披露。続いて、今回もっとも楽しみにしていた人が多いのではないかと思われる「24の前奏曲」をひとつひとつストーリーを描き出すように弾き進めた。
 後半は、「3つの夜想曲」作品9、「3つのワルツ」作品64をやわらかな音色でおだやかな空気をただよわせながら演奏し、最後は「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」で底力を発揮した。
 リシエツキは、国際コンクールの優勝者ではない。15歳という若さでドイツ・グラモフォンと録音契約を果たし、以後、世界各地で活発な演奏活動を行っている俊英である。
 これまで数多く来日し、そのつど演奏を聴いているが、自分の進むべき道をきちんと見据えている、という姿勢が印象的だ。
 インタビューでも、とても知的で年齢よりかなり大人びた発言をする。今回は、その様子をプログラムに綴った。
 終演後、楽屋にいくと、メガネをかけて登場。すぐにCDのサイン会へと駆け付けた。
 今日の写真は、珍しくメガネをかけたヤンくん。会うたびに身長が伸びた感じがするけど、まだまだ伸びるのかなあ。もう185センチくらいありそうだ。見上げなくちゃいけないから、首が疲れるんだけど(笑)。


 
 
| アーティスト・クローズアップ | 16:08 | - | -
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE