Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ヴァシリー・ペトレンコのラフマニノフ
 昨日紹介したロシア出身の指揮者、ヴァシリー・ペトレンコの新譜は、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したラフマニノフの歌劇「アレコ」からの舞曲集と、交響曲第2番(ワーナー)だ。
 ワーナーの表記では、ワシリー・ペトレンコとなっている。
 首席指揮者を務めるロイヤル・リヴァプール・フィルと録音したこのアルバムは、10代後半にサンクトペテルブルクのムソルグスキー記念歌劇場(1994年から97年にかけて常任指揮者を務めた)で鍛えた底力が遺憾なく発揮され、作品の内奥へとぐんぐん聴き手を引き込んでいく。
 彼の演奏は、的確なテンポ、スケールの大きさ、ダイナミズム、躍動するリズム、みずみずしい表現など個性あふれ、無限の可能性を感じさせる。
 昨日オスロ・フィルのナマ演奏を聴いたときにも強く感じたことだが、この録音でもロイヤル・リヴァプール・フィルの各セクションごとの音色が非常に明瞭で、自信にあふれ、リハーサルでみっちりペトレンコと音楽を築き上げてきた様子が音から伝わってくる。
 ペトレンコは、ここでは得意とするロシア作品を水を得た魚のように生き生きと、自然に、流れるような音の運びで表現。ラフマニノフの疾走するリズムも、香り高い主題も、舞曲のテンポも、対位法の表現も、いずれもペトレンコの明快な意志に貫かれている。
 それゆえ、全編が立体的な演奏となって、聴き手の耳をそばだてる。
 今後、どんな作品がレコーディングされるのだろうか。そしてオスロ・フィルとの録音も聴いてみたい。
 今日の写真はラフマニノフの新譜のジャケット。この表情、ちょっとニヤッとしているけど、実際はもっと若々しくて素敵ですよ。ヘアスタイルも特徴があり、真ん中あたりの髪がツンツン立っている感じ。
 以前、サッカー選手がよくそういう髪型をしていたけど、クラシックの音楽家では初めてじゃないかなあ。もしも、次回インタビューの機会があったら、髪型ほめちゃおうかな(笑)。


 
 
 
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