Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ルーカス・ゲニューシャス
 ロシア出身のピアニスト、ルーカス・ゲニューシャスにインタビューするのは、2010年のショパン国際ピアノ・コンクール以来である。
 彼は1990年モスクワ生まれ。ショパン・コンクールでは第2位入賞に輝き、現在はロシアやヨーロッパ各地で演奏している。
「ショパン・コンクールは、ぼくのピアニストとしての新たな1ページを開いてくれた」
 こう語るゲニューシャスは、ショパンをレパートリーの中心に据え、枠を決めずに幅広い作品を演奏しているという。
 今回の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」では、ショパンの12の練習曲作品10と25の全24曲を演奏。コンクール時と同様、非常にダイナミックで勢いのある演奏を聴かせ、さらに大いなる自信を感じさせた。
 ゲニューシャスのインタビューは、ヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」に書く予定にしている。
 彼は、ショパン・コンクールのときの心境をことこまかに話してくれた。この回は、入賞者がみんな仲良くなり、それぞれ豊かな才能の持ち主ゆえ、とても意義深かったと熱く語った。
「もちろん、第2位という結果をいただいたのはうれしかったけど、その後のプレッシャーのすごさに、このコンクールの位置づけのすごさを感じた。歴代の入賞者の名前の重さや、コンクールの権威、歴史などに、おしつぶされそうになったよ。いつも第2位に見合った演奏をしなければならないんだから」
 あれから3年半が経過したが、いまでもそのプレッシャーは感じているそうだ。
 しかし、すばらしいコンサートの機会に恵まれ、それをひとつひとつじっくりとこなしていくしかないと思っているそうだ。
 この6月にはスヴャトスラフ・リヒテルが南仏ツールで開催していたことで知られる音楽祭に招かれ、ヒンデミットの作品を演奏する予定が入っている。真剣な面持で話していたゲニューシャスは、リヒテルの話になると、一気に表情が柔和になり、「このフェスティヴァルに参加できることは、ぼくにとってとても栄誉なことなんだよね」と笑みを見せた。
 ぜひ、コンサートを成功させてほしい。
 今日の写真は、インタビュー中のルーカス。「写真、見せて見せて」と、興味津々。1枚目はちょっと目を閉じてしまったため撮り直し、ようやく本人も納得の1枚が撮れた。


| アーティスト・クローズアップ | 22:18 | - | -
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