Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ラファエル・セヴェール
 先日の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014」では、若い才能が数多く登場した。
 なかでも、ラファエル・セヴェールの演奏に何度か触れ、輝かしい未来を感じることができた。
 セヴェールは1994年生まれのフランスのクラリネット奏者。2010年にフランスのヴィクトワール・ド・ラ・ミュージックに選出された注目の若手。14歳でパリ国立音楽院に入学した。これまでジェラール・コセ、アンリ・ドマルケット、エベーヌ四重奏団、チェコ・フィル、シンフォニア・ヴァルソヴィアなどと共演している。
 インタビューで会う彼は、とても雄弁で明朗で確固たる信念の持ち主。父親がクラリネットの教授を務め、母親はピアニストだそうだ。
 今回は、モディリアーニ弦楽四重奏団と共演してブラームスのクラリネット五重奏曲を演奏したが、非常に美しい音色の持ち主で、テクニックも安定し、しかも名曲をしっかりした表現力で聴かせた。
 彼は、今回の「ラ・フォル・ジュルネ」の最後に突如組まれたアルゲリッチ、クレーメルとのサン=サーンス「動物の謝肉祭」にも参加。
「こんなに偉大な音楽家たちと共演できて、まるで夢みたいだった」
 と、嬉々とした表情を見せていた。
 なんでも、父親は同じクラリネット奏者になることに反対したそうだが、どうしてもこの楽器を吹きたいという強い要望があり、反対を押し切ったそうだ。
「だって、クラリネットって、すごく人間の声に近い音が出るでしょう。ピアノも習ったし、いろんな楽器も演奏してみたけど、ぼくはやっぱりクラリネットが一番好きなんだ」
 こう語るセヴェールは、現代作品にも意欲的で、すでに委嘱もしているという。
「とにかく、幅広い作品を吹いていきたいんだ。いろんな人と共演したいしね。いまはひとつひとつのステージがとても意義深く、すばらしい経験になる」
 すでに来日は4回目。片言の日本語を連発して笑わせる、茶目っ気たっぷりなナイスガイ。
 ラファエル・セヴェール、この名をぜひ覚えてくださいな。
 今日の写真はインタビュー後のワンショット。知り合いに見せたら、「あら、イケメンじゃない」といっていた。どうですか?


 
  
| アーティスト・クローズアップ | 22:21 | - | -
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